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肉をや柔らかくするために入れるという人が居ますが、本当に効果があるのでしょうか?
火を通してる時点で酵素が失活してるだろうし、缶詰は缶詰にした時点で酵素が失活してますよね。
肉を柔らかくするなら、ジュースにして下処理で漬けておくのが良いのではないでしょうか?
あの形のまま、酢豚に入れる意味が判りません。

酢豚にパイナップルは本当に必要なんでしょうか?

A 回答 (2件)

本当には必要ありませんし、缶詰じゃ肉は柔らかくなりませんが、


本物の酢豚である、「咕咾肉」は香港マカオ周辺の広東料理なので、パインアップルの捕れる産地で、青果ではなく食材として入れるのです。チャーハンがパインアップルを繰り抜いた器に出てくるように。
フレッシュなパインアップルの定期入荷が難しいアヘン戦争時代から台湾統治時代にかけて中国から日本に伝わった料理なので、本来は肉を柔らかくする目的のあったパインアップルを加熱された缶詰での代用が酢豚の形式的に残っています。
本物の再現を目指さないと、本当の酢豚にはなりません。
パインアップルをわざと入れなかったら、酢豚ではない酢豚に似せた別の料理という、本物でも本当でもない偽物になります。

調理方法を考えれば、揚げ豚の五目甘酢あんかけであり、英名スイート&サワーポーク、調味料に甘味と酸味が必ず入り、
白砂糖と米酢だけでは味が単純すぎ、風味付けにケチャップやいちごジャムやサンザシ、パパイヤ、パインアップルの果実ピュレやジュースがソースに必然的に入るのです。
ソースに入っている食材が固形で入った所で、固定観念のズレ以外は、味に変化を与えません。

酢豚が外国料理として日本に受け入れられた理由の一つに、日本人がフルーツを水菓子として生食しかしない文化で(柿なますとかあんず蜜とか一部あるにはあるんですが)、パパイヤ、バナナ、アボカドなどが東南アジアでは調理食材として使われている調理法が戦前の日本で珍しがられたから。
ジャムの大手のアヲハタは、マヨネーズのキユーピーと創業者が同じ現在もグループ企業で、マヨネーズと同様にフルーツを加熱ソースとして日本の食卓に持ち込むために、大正時代に缶詰瓶詰商社として起業しています。だからジャム以外にも古くからホワイトアスパラやスイートコーンの缶詰を販売しています。

この辺の歴史と酢豚のきゅうりパイナップル問題はリンクしていますね。輸入当初は珍重されたが、定着するまでの長い歴史で日本人の価値観が統一されなかった料理。
で、この議論、結局、酢豚にしかないんですよ。あとハワイアンバーガーくらい。
酢豚だけ和食と中華と東南アジア料理のはざまに定着してしまった。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
なる程、元々ああいう料理だったんですね。
大変勉強になりました。

お礼日時:2015/03/22 08:48

パイナップルのタンパク質分解酵素は60度で失活するので、後で生のパイナップルを加えるか、回答者様がおっしゃる通りにジュースにつけておけば効果が出ると思います。



あと、中にはただ単にパイナップルの酸味が酢豚と合う!って人が入れてますよね。
わたしは酢豚のパイナップルは合わないと思いますが…
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
やはり、あの感じは日本人には今ひとつ馴染めませんね、

お礼日時:2015/03/22 08:45

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