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タバコの恐ろしさと最近話題のアイコスについて医師に話を聞いてみた

タバコの恐ろしさと最近話題のアイコスについて医師に話を聞いてみた健康増進法による職場や施設の全面禁煙化や受動喫煙の影響が取り沙汰され、愛煙家は肩身の狭い思いをしていることだろう。いっそ、禁煙しようかと考えている人もいると思う。最近は、電子タバコも話題になっているようで、「教えて!goo」にも「タバコのアイコスってどうですか?」と、最近話題の電子タバコについて質問が寄せられていた。リスクは若干下がるという噂だが、やはりタバコを吸いたいという衝動は抑え難いようである。そこで今回、長岡内科医院院長の鈴木飛鳥先生に、中毒性がもたらす喫煙習慣の恐ろしさ、「アイコス」に対する見解、大切な人が禁煙してくれない時の対処法などを聞いてみた。

■中毒性がもたらす喫煙習慣


体によくないとわかっているのにやめられない、我慢しようとすればするほど吸いたくなる。まずは、このような中毒症状について聞いた。

「タバコに含まれるニコチンは一過性の快感をもたらし、体は習慣的にニコチンを求めるようになります。喫煙は『嗜好』と考えている人も多く、他の薬物依存症と異なり急性中毒などの病態を生じないため、本人がニコチン中毒と自覚しにくいのが特徴です。長期間の喫煙は、発癌を含めたさまざまな健康障害を引き起こします。日本の研究で、20歳前に喫煙を開始した喫煙継続者の死亡率は通常の約2倍、平均寿命も非喫煙者に比べ約10年短いという報告もあります」(鈴木先生)

タバコが切れると禁断症状が出るという人もいる。その原因についても聞いた。

「タバコが切れたときに感じるイライラ感や落ち着きのなさは、ニコチン血中濃度低下や消失により『ニコチン離脱』が起こるのが原因です」(鈴木先生)

血中に常にニコチンがないと落ち着かないのだ。長期間の喫煙が、知らず知らずのうちに体を中毒にし、気がついたときにはニコチンがないと耐えられなくなってしまうのだ。

■「アイコス」ってどうなの?


では、タバコをやめるにはどうすればよいのだろう。具体的な対処法について教えてもらった。

「まず、市販のニコチンパッチ、ニコチンガム、禁煙用パイプを使用することです。吸いたくなったときに、熱いお茶やコーヒー、冷水を飲むのもよいですし、好きな音楽を聴いたり、大声で歌ったりするのもよいでしょう。手軽なところでは、深呼吸や歯磨き、軽く体を動かしたり、シャワーを浴びたりする程度でも構いません。意識をタバコ以外に向けるという意味で、対処法を禁煙開始前に決めておくとよいでしょう。また、周囲の人に応援してもらうのも効果があります」(鈴木先生)

禁煙用のガムやパイプ以外にも、最近「アイコス」なる電子タバコが売れているという。その健康や、周囲の人への影響を聞いた。

「『ヒートスティック型タバコ』アイコスは、タバコの葉を加工し、加熱後の蒸気を吸入するというスタイルのタバコで、臭いや煙が大幅に削減されているのが特徴です。フィリップモリス社の報告によると、約90%の有害性物質を低減するとしています。今後の研究結果にもよりますが、普通のタバコと比較し喫煙者自身や周囲の家族への健康被害を減少させる可能性は十分あります。しかし、長期に渡って吸い続けると健康被害を自分自身だけでなく周囲にも及ぼす点は、通常のタバコと同じです」(鈴木先生)

メーカーによると、理論上のリスクは軽減されているようだ。しかしニコチンを摂取していることには変わりない。

■大切な人が禁煙してくれない時の対処法


最後に、恋人やパートナーなど、そばで生活する人がタバコをやめてくれないときの対処法について教えてもらった。

「やめられないのはニコチン依存症という病気のためです。思いを伝えても喧嘩になるだけという場合もあるでしょう。しかし、助言しなければ何も始まりません。『協力するから二人で頑張ろう』などと、一緒に取り組む素直な気持ちを伝えるとうまくいく場合があります。喫煙のリスクや禁煙の利点を話し合い、アドバイスを繰り返すことが重要です。健康診断を受けてもらったり、結果を再確認したりすることで健康に関心を持ってもらいましょう」(鈴木先生)

一人ではなかなか実行しにくい禁煙も、目的を共有し、励ましてくれる人がいると第一歩を踏み出せるのかもしれない。

また、鈴木先生は、どうしても禁煙できないという人には禁煙外来受診をすすめている。

「医師が身体、精神的にサポートしますし、禁煙薬も保険適応されます。40歳前後までに禁煙に成功した人は、喫煙により縮んだ平均余命を取り戻せることもわかっています」(鈴木先生)

タバコを吸い続けることは、本人だけでなく周りの人にもリスクを及ぼす。この記事が、今まで禁煙に踏み切れなかった人や成功しなかった人の参考になることを願う。

●専門家プロフィール:鈴木 飛鳥
内科医。医療法人長岡内科医院院長。生活習慣病、肺炎などの感染症の 治療や消化器疾患の治療を得意分野とする。安心・安全で質の高い医療を提供し、地域医療に貢献することに力を注いでいる。

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