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死後の肉体を自然にお還しする「風葬」って?

死後の肉体を自然にお還しする「風葬」って?現代の日本では火葬が一般的であるが 世界では様々な葬送・埋葬が行われている。それはその国の文化や信仰する宗教、更にはその時の時代や歴史的背景によっても異なる。そしてその葬送・埋葬の方法の一つに「風葬」と呼ばれるものがある。風葬とは遺体を風にさらして風化を待つ葬制である。

「教えて!goo」「古には高貴な人は風葬したのでしょうか」という質問が寄せられていた。

寄せられたこちらの投稿では、かつての日本で風葬が習慣化していたのかということを問うている。

■風葬が行われていた?


「風葬というと平安時代に東山鳥辺野などは風葬地で死骸を捨てる場所だったそうですよ」(ithiさん)

「日本では土葬でも鳥葬でも火葬でも水葬でも、地域差はあっても大体の土地で選択出来ました。チベットでは鳥葬(天葬)がメインですが、伝染性疾患で死亡した場合は感染の拡大を防ぐ為に土葬にする事があるそうです」(0fool0さん)

どうやらかつての日本においても風葬という習慣は存在したようだ。

■風葬の実例


では次に現代においても風葬が行われている例を確認しよう。葬送の歴史についても詳しい心に残る家族葬を運営する葬儀アドバイザーに話を伺った。

「モンゴルの一部では風葬を行っています。死者が出ると僧が呼ばれ、お経をあげます。そして『死後の整骨』をする人が選ばれます。それは遺体を整えたり、葬送に送り出したり、遺体をお世話する人で、死者と干支の合う人を僧が選びます。モンゴルでは干支を大事に考えるそうです」

「死後の整骨」をする人は、日本で言うおくりびとのようなものをイメージすれば良いかもしれない。

「家族は死者に触れたり同じ部屋にいることを許されず、別のパオや部屋に移り、そこで弔問を受けます。遺体は3日ほど安置されてから、お経の書いてある布でくるまれ通常の出口以外から出され、ラクダか馬車に緩く固定されて乗せられます。すると緩く固定されているため、ラクダや馬車の歩みの揺れによって途中で落ちてしまうのですが、そこで遺体は放置されます。そして遺体を正しい方法で整えて土の上に放置し、そのまま後を振り向かずに帰ります。その後数日たって遺体を確認しに行きます。野性動物や鳥などによって遺体がきれいに無くなっていれば故人は成仏したと思われるそうです。食べられていなければ、場所を変えることもあるそうです。遺骨はそのまま放置され、回収されることはありません。葬送終了後、乳製品などの食物が会葬者に配られるそうです」

風葬にもいくつか種類があるようだが、野生の動物に遺体の処理を任せることに衝撃を受けた人も多いだろう。しかし、よくよく考えてみると日本でも昔はお葬式のことを「野辺送り」と呼んでいたことを考えると、死後の肉体を動物に与える事は、考え方次第ではそこまで否定されるものではないのかもしれない。今回は風葬を紹介したが、他にも様々な方法がある。貴方ならどんな葬送を希望するだろうか。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー

故人の家族と生前に親しかった方だけで行う家族葬こそが、故人との最後の時間を大切に過ごしたいという方に向いていると考え、従来の葬儀とは一線を画した、追加費用のかからない格安な家族葬を全国で執り行っている。

(ライター 島田俊)

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