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出版経理について教えて下さい。
本の原価は印刷代、印税、外注費など製造直接費を印刷部数で割って計算しています。それを簿価としています。
これが、本を増刷した場合、初版と条件が変わってきますので(増刷部数や印刷代が変わるので)初版と増刷では原価が変わってきます。
このような場合、期末の棚卸しは刷りごとに棚卸しを行い、刷りごとに別の本として原価も別立てに設定して棚卸資産とするのでしょうか?
(例)
「アンデルセン童話 初版」 原価200円   100冊
「アンデルセン童話 2刷」 原価180円    70冊
「アンデルセン童話 3刷」 原価175円    100冊

以上、よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

一般論として、期末における棚卸資産の金額の評価方法には、原価法と低価法とがあります。

このうち原価法には、次のような複数の方法があります。
①個別法
②総平均法
③先入先出法
④移動平均法、売価還元法、その他


さて、設問の例では、その出版社が、どの評価方法を採用するかによって、期末製品棚卸高(=期末における棚卸資産の金額)が異なります。

例:
「アンデルセン童話 初版」製造原価200円 100冊
「アンデルセン童話 2刷」製造原価180円 70冊
「アンデルセン童話 3刷」製造原価175円 100冊


◎例のデータを用いて、「①個別法」を説明します。

「初版」評価原価200円 100冊 棚卸高 20,000円
「2刷」評価原価180円 70冊 棚卸高 12,600円
「3刷」評価原価175円 100冊 棚卸高 17,500円
=========================
 期末製品棚卸高   (270冊)    50,100円 


◎例のデータを用いて、「②総平均法」を説明します。

初版の製本総数2,000、2刷の総数1,000、3刷の総数1,000とする。

総製造原価:
(2,000×200)+(1,000×180)+(1,000×175)=755,000

総平均原価:
755,000÷(2000+1000+1000)=188.75

「初版」評価原価188.75円 100冊 棚卸高 18,875円
「2刷」評価原価188.75円 70冊 棚卸高 13,212.5円
「3刷」評価原価188.75円 100冊 棚卸高 18,875円
==========================
 期末製品棚卸高    (270冊)    50,962.5円 


◎その他の評価方法の説明は省略します。
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今回の場合は全てオンデマンド印刷では?


増刷の場合、ほぼ編集コストはかからないでしょうし、同じ印刷方法なので印刷コストもそれほど変わらないので平準化して一体のものとしてもよいかと。
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No.2です。


簿価(在庫総額)を変えるという事は、利益/損失隠しには有効な方法です(違法)。
しかし、在庫製品(額)の正統評価も必要なことです。
売れる見込みが無ければ、損卒を計上して簿価を下げなければなりません。
書籍の場合は、初版であろうと後版であろうと価値は同じ、
と思っての回答でした。
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在庫残高は総量原価で、在庫単価はその平均値となるはずです。

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この回答へのお礼

簿価は変わらない(変えてはいけない?)と聞いたことがあるのですが、前年の決算時棚卸し資産での計算原価と比較し、変わっていても問題ないのでしょうか?
簿価を変えてはならない、という認識自体間違いなのでしょうか?

お礼日時:2017/12/16 18:34

ふつう前のから出荷するので、残りはすべて3刷とみなし175円が何冊という簡易計算でいいのでは?

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この回答へのお礼

「アンデルセン童話」簿価200円が翌年には簿価175円とするのでしょうか?
簿価は変わらない(変えてはいけない?)と聞いたことがあるのですが、前年の決算時棚卸し資産での計算原価と比較し、変わっていても問題ないのでしょうか?
簿価を変えてはならない、という認識自体間違いなのでしょうか?

お礼日時:2017/12/16 18:30

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