都道府県穴埋めゲーム

センターの過去問です。

Jeff and Jenny saved (   ) they could to visit their uncle in Hawaii.

答えはas much money asで、それでいいのですが、
選択肢の中にas a lot of money asがあったので、ふと疑問に思ってしまいました。

“a lot of”はmanyの代わりにもmuchの代わりのもなると思うのですが、どうしてas a lot of money asとしてはいけないのでしょうか。

A 回答 (3件)

どうしてと言われても難しいですが、a lot ofがmanyやmuchと同じように使われる(厳密にはmanyやmuchを肯定文で用いる場合は soなどの副詞を伴うことが多く、普通は a lot ofを使う方が多いですが)と言っても、manyが純粋な形容詞に対して、a lot ofは3語からなる形容詞句です。


さて、as~asの同等比較の構文では前のasは副詞で、後のasは接続詞になるんですが、副詞のasは直接形容詞や副詞を修飾できるのであり、形容詞句は出来ません。
それでは、ご質問の文を同等比較ではなく、優等比較や劣等比較で考えて見ましょう。
ご質問の文を直訳すると「ジェフとジェニーはハワイのおじを訪ねることができるだけお金を貯めた。」となります。それでは それ以上お金を貯めた場合は as much money asが more maney thanになりますが、a lot ofを比較級にすることはできませんよね。
a lot ofという成句は先ほども述べたように、単に「多い」という意味だけを表し、比較や強調が出来ないのです。更に、a lot ofはa+lot+ofに分解できますが、一語のように極めて強い癒着性があるので、aとlotの間に形容詞を挟めることもできません。でも、完全な形容詞にはなりきっておらず、形としては あくまで「不定冠詞+名詞+前置詞」なのです。

一つアドバイスしますが、英語はあまり「なぜ」とか深く詮索しないほうが上達しますよ。こういう疑問を持つ姿勢は理科や数学においては、考察心を高め、深く探求することに繋がりますが、英語だと英語だけの問題にとどまらず、ラテン語、ドイツ語なども引き合いに出さなければならず、もはや英語というより言語学の問題に発展しますから。理数系の得意な人が英語で伸び悩みがちになる要因の一つは ここにあると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。英語の学習に対する姿勢も、あらためて考えさせられました。とてもためになりました。

お礼日時:2005/12/17 12:12

内容的には、No.1の方やNo.2の方と同じ回答です。



ただ、違う説明のしかたがあると思います。

それは品詞連想のような言葉で表される考え方なのですが、

名詞と形容詞、動詞と副詞を比べると、名詞のほうが形容詞よりも硬い、または具体的な感覚があると考えるのです。動詞と副詞の関係も同じくです。

比べる、比較すると言うことは、あまり具体的なレベルでは比較できません。かならず、ある程度抽象化した物差しが必要です。つまり、あまりに具体的だと、共通した物差しが作れないわけです。
そこで、たとえば、大きさ、重さ、高さ、数などの物差しを使って比較するわけです。これらは、ものそのものではないですよね。なぜなら、「大きさ」を絵に書いてみることはできません。

さて、a lot of と言う表現はa lot と言う言い方から推測できるように「一定の容器一杯分の」と言う意味が元です。つまり、「ひとつの容器」という名詞表現なのです。そのため、much や many と同じようには比較表現として使うことができないのです。

あと、疑問を持つことは、外国語を学ぶ上で、どの程度大事かと言うのは、難しい問題だと感じます。なぜなら、母国語を身につける、または、使う際には、ほとんどそういう「なぜ」と言う疑問を持つことがないからです。
ただ、基本的な文法は、効率的に外国語を身につける際にはどうしても不可欠ですし、言葉が現実を表現する道具であるなら、その現実は日本人にとっても、アメリカ人、中国人、フランス人にとっても、基本的には同じなのですから、共通の文法意識があるはずです。そういったものが何かと言うことを意識して外国語を学ぶことが大切かと感じます。
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この回答へのお礼

丁寧な回答、ありがとうございます。英語に関する知識の深さに感心しています。学び方に関しても本当に考えさせられました。

お礼日時:2005/12/17 12:16

as ~ asという形に関しては、一定の制限があります。


つまり、~には形容詞・副詞の原級しか生じない。
別の見方をすれば「~の前のasは形容詞や副詞の原級のみを修飾する副詞である」と規定できましょう。

この条件を念頭においてas a lot of money asをみますと、a lotは明らかに名詞です。of moneyは省略できますのでas a lot as ~だけを考えるとより明白になるでしょう。

>“a lot of”はmanyの代わりにもmuchの代わりのもなる
例は確かに存在しますし、一般論として非常に強いルールではありますが、それはあくまで「意味上」の問題。品詞というものは意味と分けて考えるべきものであり、今回のポイントもここにあるのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。分かり易い説明で、たいへん参考になりました。

お礼日時:2005/12/17 12:10

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