父(50代)が胃がんの手術後、敗血症を患いましたが何とか一命を取り留めることができました。
しかし、敗血症の治療中に受けた点滴のカテーテル(足の付け根から挿入)が原因で神経に炎症を起こしてしまい
炎症が治まった今でもカテーテルを挿入した側の足を動かすことが難しい状況になってしまいました。
今後、自力歩行ができるようになるのか、後遺症が残るかどうかということは現在全く不明です。
今回の件に関しては本人、家族からしてみれば命を救ってくださった医師、看護士の方々に大変感謝をしている反面、
胃がんで入院してなぜ足が悪くなってしまうのか、社会復帰が困難な状況となり今後の生活を思うとやり切れない気持ちでもあります。
しかし医療に携わっている専門の方から見れば致しかたのない、治療を受ける上で
患者が背負わなければならないリスクなのだと思われることなのかもしれません。
はたして今回のケースは病院側に責任があるのかどうかということをお聞きしたいのです。
行政の相談窓口にも電話してみたのですが「主治医とよく話し合ってみてください」とのことでした。
こういうことはなかなか主治医に聞きづらいことなので外部の意見を求めておるわけです。
皆様のご意見を参考に今後どのように行動していくべきかを考えたいと思います。足りない情報に関してはその都度補足させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
No6の方のコメントが気になりますので補足します。
ミスと主張される根拠は不明ですが
ミス=医療過誤、避けられない事=合併症の違いをはっきり区別する必要があります。
医療ミスは不注意でおこってしまった、本来なら避けられたはずの事象であり、例えば薬の誤投薬や患者取り違えなど
合併症は細心の注意を払っても一定の発生率は避けられないもの、例えば手術後の発熱です。
今回の敗血症がどちらにあたるかといえば
・抗生物質の投与・種類変更が遅れた
・担当者の経験不足・知識不足
など相応の理由がなければ医療過誤<合併症ではないでしょうか。
当然ですが手術前に合併症の説明はしますが、医療過誤の説明はしません。そして、合併症を一切拒否するなら他の病院を紹介させてもらうしかありません。また紹介された病院も同様の対応をするでしょう。患者には病院を選ぶ権利があります。その医療機関の説明に納得して手術を受けられたのですから、合併症なら(言葉は悪いですが)諦めるしかありません。もし医療過誤の可能性があるなら、かなりのエネルギーがいるでしょうが追求してみれば、そうでなかったとしても気持ちの整理にはなるでしょう。
「カルテ保全」というキーワードで検索すればヒントに出会えるかもしれません。
この回答への補足
医療過誤と合併症の違いをわかりやすく説明していただきありがとうございます。
敗血症が合併症にあたるということについてもよく理解できました。
一つだけ気になることがあるのでご質問よろしいでしょうか。
今回の件、胃がん手術後縫合部から出血し止血処置を行った翌日から40度の高熱と血圧が低下するという症状があらわれました。
医師(看護士?)は「インフルエンザかな?」と言いながら採血をしていた記憶があります。
さらにその二日後、症状は改善せず自力呼吸が困難となり敗血症性ショックと診断されました。
このことについて親戚の方は真っ先に感染症を疑うべきだと憤慨していたわけですが
実際、敗血症と診断するにはやはり時間がかかるものなのでしょうか。
また今回診断に遅れがあるとしたらその遅れが致命につながることもあるのでしょうか。
No.4の回答へのお礼にて「敗血症についてはいたしかたなく思います」と発言しておきながら
このような質問をすることはあきらめの悪い人間のようで恥ずかしく感じております。
しかし疑問に感じたことは納得しておくべきであると思い、恥を承知の上で質問させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
No.10
- 回答日時:
「胃がんで入院してなぜ足が悪くなってしまうのか?」確かにそのお気持ちよく分かります。
まず初めに、胃がんの手術を受ける前に医師からどのような話があったのでしょうか?
術中、術後に起こりうる合併症やトラブル等についての説明があったはずです。今の時代、説明もなしに手術をする事なんてありえませんからね。
また、それらの説明を手書きにした文章も渡されていませんか?
以上のプロセスを経過した上で、お父様は手術承諾書を病院に提出して手術を受けているはずでは?
術前に渡された説明書類や手術承諾書をもう一度読み返してみましょう。
今回の件で問題があるとすれば、術前の説明が不十分だったのかもしれませんね。残念ながら、ご相談の内容は医療ミスとは言えないものであり、想定範囲内の合併症です。納得がいかず訴訟を起こした所で勝てる見込みはほとんどありません。強いて挙げるなら「説明義務違反」で訴えれば、もしかしたら勝てるかもしれません。しかし仮に勝てたとしても微々たる補償しか受けられないでしょう。
回答ありがとうございます。
本人が術前にどのような説明を受けたかはわかりませんが手元の説明文書を見ますと
胃切除後の合併症について記載があるため、手術の危険性を認識した上での手術承諾ということになりますよね。
また中心静脈カテーテルについて一切の説明も無く、結果合併症を起こしてしまったことについて疑問に感じておりましたが
過去の質問「中心静脈栄養(IVH)について教えてください。」を読み、これもまたいたしかたないのかと思いました。
回答ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
補足に回答しますが想像が含まれることを理解してください。
手術や処置の後に発熱することはよくありますし、出血していた影響で術後も血圧が不安定になることもあります。敗血症は臨床的な症状からまず疑われ、診断の確定には血液を培養して細菌が検出される必要があります。培養には数日かかるのが通常です。
「感染症を疑うべきだと憤慨」「その遅れが致命につながる」ということですが、手術後は抗生物質を点滴しますので敗血症=感染症に対する処置は初回手術から継続して行われていたと思われます。少なくとも「投与開始の遅れ」の可能性は低いのではないでしょうか。
抗生物質は万能ではなく、感染症が鎮静化するかは、抗生物質の力・原因菌の力そして患者の免疫力によります。三者の力加減次第で、原因菌が強力なら遅れがなくても致命的となりえます。もともと糖尿病などがあれば免疫力は低下していたかもしれません。
迅速かつ非常にわかりやすい回答をありがとうございます。
tukumotoさまの回答と実際の治療現場を照らし合わせて考えてみると
病院側は適切な処置をしたように思えてきました。
ただ手術・治療の結果としてはあまり良いとは言えない結果になってしまったのですね。
運が悪かったとして現実を受け入れ、諦めることが今回の結論になるのでしょうか。
今後は命を助けられたことを感謝し、一日でも早い回復に向けてリハビリに励むことが重要なのかなぁと思いました。
色々と回答ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
手術後敗血症になった要因は何か?手術中、或いは術後のミスか?万全を尽くしても避けられない事なのか?
素人の私は、前項の要因が濃厚と思ってます。医療に詳しい弁護士に相談したら如何ですか?
事例は違いますが、本日の産経新聞に参考記事が載ってます。~外科医は結果が全て!と~
御健闘お祈りします。
回答いただきありがとうございます。
医療に詳しい弁護士に相談したらどうかとのことですが
弁護士に相談することはやはり訴訟を前提とした相談になるのでしょうか。
産経新聞については後日図書館などで調べさせていただきます。
情報ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
素人として感想を述べさせてください。
>行政の相談窓口にも電話してみたのですが…
私も電話したことがありますが、東京都だと一日平均50件くらいありますから、大急ぎで聞いてもらうだけです。事件性でもあれば別なのでしょうが、相談内容をカテゴリー分けされておしまい、のような感じでした。
>「主治医とよく話し合ってみてください」とのことでした。
この一言さえなければまだ許せるんですけれどね。
不眠症の相談に対して「眠れば治ります」と答えるのに似ています。
相談に答える側の技術的な問題として、このような相談に対してはまず「主治医とは普通に話せる関係にありますか」と聞いてほしい、そして何らかの問題がある場合は「こういう聞き方をしてはどうか」くらいのアドバイスでもあれば、と思うのですが。
>こういうことはなかなか主治医に聞きづらいことなので…
多くの人が同じ経験をしているのではないでしょうか。お気持ちはよく解ります。ごく当たり前の質問をするだけで医師に疑念を持っていてまるで追究しているような雰囲気になってしまうのです。主治医が広い心の持ち主で、なおかつ積極的にに説明してくれる方だとよいのですが、なかなか大変です。
医師のコミュニケーション能力というのは本当に重要です。
>病院側に責任があるのかどうかということ
経験豊富で注意深い医師ならば事前に中心静脈栄養の説明があったかもしれませんよね。また事故が起きたあとの対応(説明)がどうだったのかによっても患者側の気持ちが大きく違ってくる事例だと思います。
この欄の回答を見る限りですが、病院側の責任を問うのはむずかしいのかなという気がします。医療には本当にむずかしくて解らない部分がありますね。
手術のおかげで助かったけれど後遺症が残った、と考えられるようになるかどうかだと思うのですが。
なにか失礼な点があったらお許しください。
回答ありがとうございます。
同じような経験を持ち、共感していただける方から回答をいただき大変ありがたく感じております。
今回の件は自分にとってわからないことだらけの上に、誰かに相談することもままならず非常に困っておりました。
回答をくださったtonosu24さん含め皆様方には非常に感謝しております。
No.4
- 回答日時:
胃癌の手術で大腿から中心静脈カテーテルを入れることはまれです。
しかし・敗血症性ショックの状態で緊急に入れる必要があった
・そのカテーテルがFDLとよばれるものであった
などカテーテル穿刺部位が大腿であることを批判できない理由はありえます。
加えて敗血症であったならにすでに全身性の炎症ですので、「カテーテルが原因で炎症」と断定は困難です。
何か追求するなら敗血症になったことでしょうが、手術に感染の可能性はつきものですし、そのことには術前に同意しておられると思います。敗血症にいたるまでの経過に落度がなければ医師の責任を問うのは困難かと思います。お互い理解が得られるよう話してみてください。
回答ありがとうございます。
今回大腿に中心静脈カテーテルを挿入した経緯については敗血症の治療として血液透析用のチューブを右足付け根に
それまで足首につけていた栄養剤などの点滴を患者の体力低下という理由から左足付け根(今回症状を患っている側)に付け替えたものでした。
手術前の説明には縫合不全、術部出血、合併症などのリスクについての説明はありました。
そのうえで敗血症を起こしてしまったので、敗血症の件はもちろんのことカテーテルの件も責任を問うのは困難であると
皆様の回答を読ませていただきそう思いました。
頭では理解しているのですが、感情が現実をなかなか受け入れてくれないのが正直なところです。
本来なら命が助かったことだけでも喜ぶべきなのでしょうが・・・
もう少しして気持ちの整理がついたならば主治医と前向きな話し合いをしていきたいと思います。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
一般論として中心静脈ルートにはたまに合併症があり、これを病院側の責任とするならば、医師はこの治療法自体を放棄せざるをえなくなります。
(現実として施行数は激減傾向にあると実感します)完全に合併症を無くすことは不可能だからです。もしくは事前に患者さんにそういう事態に対する保険に自費で加入することを義務付ける必要が生じるのではないでしょうか。治療法のメリットは受けたいが合併症は御免こうむりたい気持ちはよーく理解できるというか医者も同様なのですが、現実的には両者は不可分です。
回答ありがとうございます。
カテーテルの挿入にも感染症の恐れがあるわけですね。
やはり治療を受ける上ではある程度のリスクを覚悟しなければならないということでしょうか。
今回は胃がん手術→縫合部出血→止血処置→敗血症→カテーテルによる足の神経が炎症という流れの中で
敗血症に至ってしまったこともカテーテルにより炎症を起こしてしまったことも
ゼロでは無いにしろ稀なケースで想定外のことであったと話を伺っております。
患者側から見ると稀なケースが二度も続くとなると素人の浅はかな考えかもしれませんが
施術になにかしらの問題があったのでは疑ってしまう気持ちも否めませんでした。
ひょっとしたら敗血症と足の神経の炎症には関連性があったのかもしれませんが…
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