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三省堂『ウィズダム英和辞典』のある記述の解釈についての疑問です。

asの接続詞の5[理由](…なので、…だから)の項の語法欄(2)に次のように書かれています。

●「《かたく》では《比較的まれ》に「形容詞」や「分詞」が強意のために文頭に出されることがある。⇒ Short as I was [As I was short], I couldn’t see anything. 何しろわたしは背が低いので何も見えなかった。」

(1)
これは ”As I was short, …” の「形容詞」(short)が「強意のために文頭に出され」て、”Short as I was, …” になる、と読めます。

(2)
一方、「分詞」に関連する例文は挙げられていません。ただ、このasの「接続詞5[理由]」の最初の例文に、
・As it was raining, we decided to stay home.(→ 文1とします)
が挙げられています。

(3)
ということはこの文1も「分詞」(raining)部分が「強意のために文頭に出され」ると、 
・Raining as it was, we decided to stay home. (→ 文2とします)
という語順になると考えてよいのではないか、と私は考えました。


● 質問です。この解釈でよろしいのでしょうか?
具体的には、文2は
(a) この部分の記述の読解上の解釈として、そして/または、(b) 英語の文法・語法上、
文1の「”raining” 部分「強意」を意図したものとして正しい英文なのでしょうか?

(そもそもの私の疑問は「QNo.2449063」(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2449063.html)です。関連して、ご覧いただくとありがたいです。)

A 回答 (3件)

 #1のものです。

回答ではありません。補足に対してコメントいたします。
 補足でお示しいただきました英文は非常に参考になりました。さらに研鑽に励みます。私も調べましたのでご提示いたします。

Running fast as he did, he could catch up to the bus.
(『コンサイス英文法事典』、p.816)

I find many tragic, some comic, a large number merely strange, but none commonplace; for, working as he did rather for the love of his art than for the acquirement of wealth, he refused to associate himself with any investigation which did not tend towards the unusual, and even the fantastic.
(Conan Doyle, The Adventure Of The Speckled Band)

Most unexpectedly Mrs. Thornbury here intervened, either because it was her mission to keep things smooth or because she had long wished to speak to Mr. Hirst, feeling as she did that young men were her sons.
(Virginia Woolf, The Voyage Out)

見比べてみますと進行の意味がある場合は~ingになっているようです。
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この回答へのお礼

アドヴァイスありがとうございました。

お礼日時:2007/01/19 15:18

 #1のものです。


 Being as late as it was, we started.などにつきましてはいわゆるDangling Participleです。日本の学校文法では教えていませんし、いわゆる規範的とされるものではありませんが、実際には古くから見られる形です。ただ今回わかりやすく元はこんな分詞構文があったと考えられると書きましたが、これは考え方の問題で、実際このような分詞構文が存在するとは思えません。
 As much as I admire him as a writer, I do not like him as a person.につきましても、Admiring as much as ~という分詞構文が下敷きになっているという仮説をたてることは可能です。分詞構文だと考えると腑に落ちる点がいくつかあるからです。少なくとも「倒置」ではないことは納得いただけると思います。どこかで権威ある人が「分詞構文」と言っているのではなく、あくまで私見であることをお含みください。

この回答への補足

2007/01/15記

少し調べました結果をご報告します。

三省堂『ウィズダム英和辞典』asの接続詞の5[理由](…なので、…だから)の項の語法欄(2):
「《かたく》では《比較的まれ》に「形容詞」や「分詞」が強意のために文頭に出されることがある。⇒ Short as I was [As I was short], I couldn’t see anything. 何しろわたしは背が低いので何も見えなかった。」

にある例文が「形容詞」の例のみなので、思い切って編者の先生にお願いして「現在分詞」の例を紹介していただきました。
1.
When ‘as’ is a circumstantial subordinator, the predication may optionally be fronted:
Writing hurriedly as she was, she didn't notice the spelling errors.
(Quirk et al. (1985) _A Comprehensive Grammar of the English Language_. (Harlow: Longman)のp.1107)

2.
And across the room, Mrs. Buggit leans with trembling hands to fix the Lodge pin to Jack's lapel. Shaking as she is, the hand lurches, the big pin goes PLUNGING, and...
(出典:_The Shipping News_ (テレビドラマスクリプト))

3.
My sigh of relief was premature. Traveling as I was in the off-season, I had had until then no trouble finding cheap accommodations.
(出典:_Japan Quarterly_, Jan. 1995)

● 以上、例の『ウィズダム』の語法欄(2)の記述がQuirk et al. (1985:1107) が言う分詞など述部の「前置」を論拠としたものであることがわかりました。『ウィズダム』のこの考えとmoguyanさんのお考えは必ずしも一致しないようですが、いずれにせよこのように調べるきっかけをいただいたmoguyanさんのコメントに感謝し、ご報告といたします。

補足日時:2007/01/15 22:20
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この回答へのお礼

追加質問にご回答をありがとうございます。

moguyanさんのご説明を咀嚼しかねているものの、
(1)Short as I was, I couldn't see anything. が、いわゆる倒置ではないとおっしゃるその主旨は理解いたしました。

私自身、もう少し調べてみたいと思います。重ねてお礼申し上げます。

お礼日時:2007/01/09 23:36

 お示しの解釈は間違いです。

「強意のために文頭に出される」という表現は誤解を招くのであまりよくないとは思いますが、これはいわゆる「倒置」ではありません。

(1)Short as I was, I couldn't see anything.

見るからに「倒置」と思えそうですが、これは元々は分詞構文です。

(2)Being as short as I was, I couldn't see anything.

というのが本来あったと考えられる英文です。つまりas ... as ~の前半部の欠落です。その証拠にこの表現では形容詞の前にveryはつきませんし、名詞には冠詞もつきません。もちろん(2)のような英文は今では普通は言わないと思います。

(3)Raining as it was, we decided to stay home.

というお尋ねの英文ですがasが倒置を引き起こすものではありませんので、これもrainingが倒置で前に出たのではありません。この形も分詞構文です。ご存じだとは思いますが「ロイヤル英文法」から引用します。


Q&A 81 Living as I do in such a remote country, I seldom have visitors. の as I do は,なぜ as I am にならないのか?
この文は実は分詞構文で,Living in such a remote country, I seldom have visitors. (このような辺ぴなところに住んでいますので,めったに訪ねて来てくれる人がありません)という意味の文を,「これこのとおり〔現に私が住んでいるとおり〕」と強調するために,as I do を挿入したものである。
したがって,この do は live の代わりに用いられた代動詞であって,as I am living の倒置ではないので,この形の文では常に do となる。またこの as は,口語では the way などが代わることもある。
[株式会社旺文社 ロイヤル英文法改訂新版]p.523


お尋ねの(3)の英文も分詞構文でしかもこのrainingは形容詞だとは考えられず、一般動詞のrainが分詞になったものですから、Raining as it was,は間違いでRaining as it did,が正しい英語です。またこの形の後には通例副詞句が来ますから

(4)Raining as it did yesterday, we decided to stay home.

などとした方が自然な英語となります。

この回答への補足

(1)
ご回答の主旨は、

・ 解釈上「間違い」である、
・ 「英語の文法・語法上」、
(3) Raining as it was, we decided to stay home. は間違いで、分詞構文の1タイプで (4) Raining as it did yesterday, we decided to stay home. が「自然」な英語である、

と理解いたしました。

(2)
論理構成上のポイントと思われる点:

(1) Short as I was, I couldn't see anything. は…元々は分詞構文で、(2)Being as short as I was, I couldn't see anything. というのが本来あったと考えられる英文。つまりas ... as ~の前半部の欠落。

(2) Raining as it was, we decided to stay home. もこの(1)と同様、分詞構文であるから『ロイヤル』のQ&A 81 “Living as I do in such a remote country, I seldom have visitors.”のパターンになる。

にかかわってよくわからない点がありますので、以下の(あ)、(い)の2点にかかわって、【質問1】から【質問3】の3点をお尋ねいたします。


(あ)
「(1) Short as I was, I couldn't see anything. は…元々は分詞構文で、(2)Being as short as I was, I couldn't see anything. というのが本来あったと考えられる英文。つまりas ... as ~の前半部の欠落」というご説明について。

私も文(1)が ”as ... as ~” の形をとることもある、というところまでは理解しているつもりですが、これがその前の ”Being as short as I was,…” などの「分詞構文」が元であった、というご説明についてはこだわりがあります。

というのは、確かにこの文の場合は主文の主語が I 、前半の分詞で始まる節の主語も I で2つの主語が一致しています。しかし、他方、例えば、

(5) Late as it was, we started.  (おそかったが出発した)
[←『小学館プログレッシブ英和』第4版のasの「語法」より)]

(6) Egoist as he was, his parents loved him. (彼はわがままだったが、両親は彼を愛した)
[[←『ジーニアス英和』第4版の接続詞asの「語法」より)]

(7) Expensive as butter is, I still prefer it to margarine.(バターは高価だが、私はやはりマーガリンよりその方が好きだ)
[[←『ジーニアス英和』第3版の接続詞asの例文より]

では、ご説に従えば例えば(5)の元の分詞構文は 
(5’) Being as late as it was, we started.
となるということになります。この場合は主文の主語がwe、前半の分詞で始まる節の主語がitで2つの主語が異なります。

【質問1】
にもかかわらずいわゆる文頭の分詞が独立詞構文の形にならずに、単純な分詞構文になっている点はどのように説明ができるのでしょうか?(文(6)、(7)についても同じく疑問です。) 


さらに、”as ... as ~” との関連で、『ジーニアス英和』第4版の接続詞asの「語法」には、次の (8) は (8’) ともいう、と書いています。
(8) Much as I admire him as a writer, I do not like him as a person.
(8’) As much as I admire him as a writer, I do not like him as a person. 《主に米で》

【質問2】ここまで来ると (8) や (8’) が「元々は分詞構文」であったと説明するには無理があるように思われますが、いかがでしょうか?


(い)
同趣旨からの質問ですが、
「[私の](3)の英文も分詞構文でしかもこのrainingは形容詞だとは考えられず、一般動詞のrainが分詞になったものですから…(4) Raining as it did yesterday, we decided to stay home.などとした方が自然な英語となります」。


ということは(4) は主文の主語がwe、前半の分詞で始まる節の主語がitで2つの主語が異なっています。

【質問3】
文(4) が分詞構文なら、いわゆる分詞構文で言うところの独立分詞構文にする必要があるのではないのでしょうか? 
(引用していただいた『ロイヤル』の英文:Living as I do in such a remote country, I seldom have visitors. は主文の主語がwe、前半の分詞で始まる節の主語がitで2つの主語が一致しているので「この文は実は分詞構文」というのもわかる気がするのですが。)

●この「補足」は、私の初めの質問の文1が正しい英文であることを言いたいからではありません。ご「専門」の方でありますので、あくまでご回答のご説明の論理を正確に理解したいというのが私の意図です。

補足日時:2007/01/08 14:55
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。専門の方からのご回答ということで心強いです。

《訂正》
上の「補足」の最後近く、【質問3】の後の()内を次のように訂正いたします。訂正箇所は2箇所で共に『』内を正しくしました。

(引用していただいた『ロイヤル』の英文:Living as I do in such a remote country, I seldom have visitors. は主文の主語は『I』 I 、前半の分詞で始まる節の主語も『I』 で2つの主語が一致しているので「この文は実は分詞構文」というのもわかる気がするのですが。)

ご迷惑をおかけいたしました。

お礼日時:2007/01/08 22:38

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