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こんにちは。安藤貞夫氏の英文法の本についてお聞きします。英文法の解説はどうですか?また、一般に評判はいかがですか?真剣に購入しようかと思っているのですが、評判も聞いておきたかったです。

A 回答 (3件)

開拓社の『現代英文法講義』をよく参考にしている者です。



この文法書は安藤氏のこれまでの英文法研究者としての知見を集大成したもので、伝統文法を基にしつつ、生成文法、さらに情報構造や認知的視点などの知見も盛り込んでいます。この点が類書の江川泰一郎著『英文法解説』(金子書房)や綿貫陽ほか著『ロイヤル英文法』(旺文社)と比較して新鮮感を生む一番の理由だと思います。すでに定評を確立した海外の英文法書で膨大な情報を与えてくれる”CGEL”
http://www.amazon.co.jp/Comprehensive-Grammar-En …
なども引用されているものの、著者独自の視点を含む自らの解釈に基づいて文法現象が分析されているように思います。

日本語で読める文法書として読みやすく重宝しています。かつてこのカテでこの本を参照したり引用して回答したものがありますが、2つだけご紹介しておきます。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2632626.htmlの回答#1の最後近く)
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2644111.htmlの回答#2)

この本は、旧書(『英語教師の文法研究』(正、続編あり、大修館書店)の上に立ちつつ、より体系的に編まれていますので、この本を手に入れれば旧書は買わなくてもいいように思います。

なお、著者のお名前は正しくは 
× 安藤貞夫  ⇒  ○ 安藤貞『雄』 
です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。だから検索でもあまり出てこなかったんですね。買ってよむつもりです、おかげさまです。

お礼日時:2007/01/18 21:10

 どの本か特定できないのですが、仮に『現代英文法講義』の場合、数ある記述文法の解説書の中でも特に参照しておきたいものの1つだと言えます。

また、『英語教師の文法研究』やその続編も多くの示唆を与えてくれる文法書です。また、英文法の全体がカバーされているという点で評価が高いポイントの1つだそうです。
 しかし、私自身の感想ですが、解説は少し難しい印象を受けます。ある程度、基礎的な生成文法の知識や英語史等も含めた英語学の知識がないと、用語の用いられ方や考え方について、深い理解が得られず、かえって難しいという印象だけで終わってしまう部分も少なからずあるかもしれません。
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多数の著書のある方です。

具体的にどの書ですか。そして、ほしいレベルはなんですか。

開拓社の「現代英文法講義」であれば、amazonのサイトで、
http://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E8%8B …
に行けば、8件のカスタマーレビューが載っています。
この最後の方のレビューの標題と最後の行を参考に示します。
「日本の英文法研究のひとつの到達点を示した」
「高校生・大学受験生はさすがに難しすぎるだろうが、英語学専攻の学生、英語教師、研究者は文句なしに必読の書である。」

なお、他の書についても、上記ページの冒頭の「安藤貞夫」をクリックすれば、紹介が見られます。
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