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エチレンジアミンを水に溶かし、冷HClを加えてから、硫酸コバルト七水和物を水に溶かしたものを加えました。
このあと、過酸化水素水を加えたのですが、それがなぜですか?
さらに、この状態でアルカリ性なんでしょうか??、、、pHを中性に戻す作業を後からしています。

この作業過程の意味がわかりません。
あと反応式は

CoSO4・7H2O+ 3 C2H8N2 + HCl →〔Co(en)3〕Cl・SO4 + H+ + 7 H2Oというヘンテコな式になってしまいましたが、合わせてご指摘よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

硫酸コバルト(II)とエチレンジアミン、塩酸の溶液中で、トリス(エチレンジアミン)コバルト(II)錯体が生成します。


過酸化水素を加えて酸化することによって目的のトリス(エチレンジアミン)コバルト(III)錯体が得られます。

反応式はコバルト(II)錯体生成と、コバルト(II)錯体が酸化されてコバルト(III)錯体が生成する2段階に分けて記述した方が分かりやすいでしょう。
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ANo.1追加:



過酸化水素を加える(加えた)時点ではアルカリ性です。
酸性ではエチレンジアミンをコバルトに配位させることは出来ません。
と言っても、(塩酸なしで)エチレンジアミンだけでも配位させることが出来ません。
各試薬の量、添加のタイミングは経験的に得られたものです。

この回答への補足

なぜ、過酸化水素水を加える時点でアルカリ性になっているのですか?
塩酸を入れているのに!?

補足日時:2007/05/22 23:59
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ANo.2 補足:



<なぜ、過酸化水素水を加える時点でアルカリ性になっているのですか?
<塩酸を入れているのに!?

エチレンジアミンはアルカリ性を示します。
質問者さんの実験データはわかりませんが、通常、この方法では塩酸はアミンの当量よりも少ない量を加えているはずです。
*当量:この場合、中和の為に必要な量。
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1.各試薬の当量(モル比)



2.Coイオンの価数と置換活性/置換不活性の関連性

3.アンミン配位子の配位能力のpH依存性


以上の点についてご自身でもう一度確認してみてください。

コバルトアンミン錯体は錯体化学の王道です。成書も多数あります。
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