家族が末期癌で「大学病院」に入院しています。余命1,2ヶ月との主治医のコメントなのですが、病状は安定しており、「今のうちに自宅もしくはホスピスにうつってください」と明確ではないながらも、かなり執拗に迫られます。
質問ですが、
1)このまま居座る(?)ことは出来ないというかやめたほうがいいのか?
2)大学病院が患者を追い出そうとする意図はなにか?
(個室に入っている。お金はきちんと払っている。)
勝手に想像するには、
あ)個室は継続的に同じ患者を入れるより、「入れ替え」が多いと現状の精度では儲かるから
い)大学病院あるいは担当医局として「死亡者数」をへらしたいから
以上よろしくお願いいたします。
A 回答 (15件中11~15件)
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No.5
- 回答日時:
なにか勘違いしているようですが、大学病院はじめ急性期病院は文字通り急性期の患者を治療し落ち着いたらたの病院へ転院というのが普通です。
在院日数にも制限があり、それを超えるとペナルティがあります。特に末期で治療も必要ない患者さんは急性期の担当でもないし、他の入院待ちの患者の迷惑にもなりますので早急に転院してください。
長く居る為の病床としては慢性期の療養型病床というのがありますが、国の方針で廃止が決定しています。もし行き場がないとしてもそれは国の考えですからどうしようもありません。
何をどう「勘違い」しているのか分かりませんが、「専門家」の方とのことですので再度質問させていただきたく。
貴殿は「専門家」として「急性期」が定義できるか?
定性的ではなく定量的に「急性」というものを、この国の医療は明文化しているのか?小職の理解は、それは判断を「担当医にゆだねる」ということだと理解している。
貴殿の手元に「医師による宣告余命の標準偏差」があるか?
この程度の低級な統計処理ができていない学問に属する種族に肉親の死期を早めるような判断をゆだねるわけには行かない。
また貴殿の言う「普通」とはどういう意味か?
小職の理解は、「あなたは今までそうやってきたし、信じてきた」というだけのこと。
ちなみに当該大学病院では在院日数に付いてもペナルティに付いても、入院時の契約にも、今日現在においてもそのような話も文面も一切無いが、これは貴殿と当方の環境の「どちらが」異常なのか?
最後に、貴殿は「専門家」とのことだが「ペインコントロール」は治療とは認識されていないか?ガン末期患者はそのほかにも多くの治療を必要としているがそのことはご存じないか?
よければ「何の」専門家なのかご教示願えないか?
No.4
- 回答日時:
あ)、い)などを思ってしまいますが、やはりNo.2の方のベットの空きの問題が1番ではないでしょうか。
ただ、余命を患者に伝えていない場合、患者は大学病院の治療を受けて安心している部分があります。転院や自宅療養に切り替えた場合、患者は不安になるかもしれません。
うちの場合、余命を伝えておらず、転院を勧められましたが、患者に不安を与えないよう、最後まで大学病院で診てもらいました。
経験からのコメントありがとうございます。
一番的を得たコメントでした。
医療を治療に供するオペレーションだと勘違いしている低級な医者はすぐにQOLだとか、患者のためだとかわかったような話をしたがります。
彼らには例えば、ホスピスに移った場合に、患者自身がどれだけショックを受けるか(特に余命の通達をしていない場合)、あるいはホスピスが相部屋だった場合には当然先住者が先になくなる場合が多いが、相部屋の人が亡くなるのを見せることがどれだけ患者の精神的苦痛をもたらすのかなど、こういう「現実」がわからないようです。
狭義の医療しかわからない不勉強な医師、経営感覚のない事務方、通常の会話もままならないなんちゃって看護士。。。。
どうしようもない集団ですが、「設備とマテリアルのサービスプロバイダー」だと認識すれば「それなりに」使える集団です。
今は、感謝とお礼の気持ちを顔「だけ」に出して、強制退去の権限が先方に無い以上は最後までお世話になろうと思っています。
No.3
- 回答日時:
以前NHKで放送されてましたが、ベット数が足りず、少しでも回転率を上げたい事情があるようです。
延命だけの入院なら一人でも多くの患者を受け入れたいということです。そうすれば1人でも多く命が助かるかもしれないですから。それに余命が近いなら、最後は病院ではなく自宅でという配慮もあるでしょう。ただ病院も経営を考えなくてはならないですから、裏にはそういった面もあるのは確かです。ベット数を増やすことは簡単には出来ないようです。増やせば当然医師や看護婦の負担が大きくなるため、患者一人一人のケアが怠ることになりますから。医師や看護婦が不足してるのは言うまでもないかと思います。
回答をありがとうございました。
またお礼が遅れすみませんでした。
話が外れるかもしれませんが、例えば物理学という学問は現在では「学」といわれていますが、少し前までは物理論といわれていました。
それは考え方そのものが「体系」だてられていなかったからです。
私は、例えば「余命○○日」と医「学」的に論理的、科学的に確証された結果にもとづいて大学病院に滞在してはならぬと言う法的制度ができるだけの知力が今の医学界に在るならば甘んじて指示を受けますが、医学はまだ医「論」の域を出ていないというのが今日現在の理解です。
私の父親の入院する大学病院は毎年200人以上の看護士を募集しています。
日々病室に機器の点検や操作、薬の交換に来る看護士のおそらく5人に2人はコンビニでレジ打ちのバイトをしてもいつまでも毎日お釣りを間違えるタイプの人たちです。
だからこそ、治療を期待するのではなく、「設備」として(国立)大学病院を利用するのが多目に払っている税金を回収する手段だというのが現在の理解です。
No.2
- 回答日時:
内科医です。
積極的な治療法がなく、病状が安定しているのならば、必ずしも入院している必要はないからだと思います。食事も取れ、酸素等の必要なければ、ご自宅で過ごして頂く方が、患者さんのQOL(Quality of life; 生活の質)のとってはよろしいかと考えます。病院にいるとどうしても病院のルールに従わなければいけません、外出・外泊をするにしても主治医の許可が必要ですし、面会も時間の制限があります。ご自宅であれば、このような制限はなく、自由に過ごせます。また、残された時間が少ないからこそ、ご家族と一緒に過ごす時間を出来るだけ長くし、ご本人にも可能な限り好きな事をして頂く方がいいのではないかという配慮ではないでしょうか。
現在では、病気だから入院するというのは必ずしも当てはまらないと考えます。最近は、往診で点滴をされたり、訪問看護を受けて、ご自宅で可能な限り過ごされる末期癌の患者さんも珍しくありません。
また、大学病院は多くの患者さんが入院を待っていらっしゃるという面もあります。ご家族様が入院しているベッドが1週間でも2週間でも空けば、他の患者さんが何人かでも治療が出来るという事もお考え下さい。
(い)については、そんな事は考えません。
専門家の方からの回答をありがとうございます。
失礼ながらもし貴殿が「治療の専門家」ではなく「(広義の)医療の専門家」であるならば、下記に付き再度ご回答いただきたく。
当方、今回家族がこのような状態になり、当事者として広く深く医療関係者に接触する機会が増え、そのさまざまな領域での「質の悪さ」に落胆しております。それを端的にあらわすキーワードにQOLが在ります。
現在、当人と母親は大学病院の特別室で夫婦むつまじく生活(?)しております。父親はガン末期であり、多くの薬品や器具で通常の生活とは程遠い状態ですがおそらく人生の中でいちばんよい夫婦の関係ではないかと思います。幸運にも厳しい決まりや指示なども無く面会も自由です。例えば在宅医療となれば日に数分しか使わない機器はその都度病院から運んでもらうでしょうし、ベッドやら何やらの「患者用機器」を仰々しく家庭に持ち込むことになります。ベッドメークすら母親が行うことになります。その状態を意識がある父親が目にし、耳にして、どうして「申し訳ない」という気持ちがおきないはずがありません。人の世話にならないようにするのが本人にとってのQOLの大切なひとつのKPIです。
このように「現状が全体最適としてQOL最大の状態」である場合にも自宅医療もしくはホスピスへの転出をすべきと思うのかどうか回答いただきたく。
そもそも、貴殿がどのような学歴的背景を持ってQualityという言葉を使っておられるのかわかりませんが、医療関係者が非定量な要素をもってQOLなどという一般市民にわかりにくい(かつ本人もわかっていない)ことばで丸く治めようとする姿勢がまったく納得いきません。
No.1
- 回答日時:
あくまで、事務的に申し上げます。
大学病院は研究施設の一端を担っています。
なので、延命治療しか行わない患者は、大学病院にとっては「必要でない」患者ということになります。
・難しい状況だけど、症例として扱いたい患者
・研究として意義がある症状で、より研究を深めたい場合
・難病の研究など、特定の症状であれば国から助成金が出る
などなど、一般病院とは事情が違う点があります。
もちろん、一般病院でも上記のような事情があるところもあると思います。
ただ、大学病院の最大の責務は延命治療や末期治療にはないのが実情です。
より末期患者の受け入れ態勢の整っている病院に転院されるか、「最後は自宅で」と思われているのであれば自宅へ移られるほうがよいと思います。
参考になれば。
お礼が遅れすみません。
早々に回答いただきありがとうございました。
大学病院の機能と存在価値に付いては少なからずわかっているつもりです。問題は、それを「遠慮なく」「論理的に」「責任を持って」患者あるいはその家族に説明できない(おそらく能力として)人材が国家予算を使って医療に従事しているという現実だと思います。
また「機械的に」貴殿のアドバイスに対して再度質問させていただければ、「より末期患者の受け入れ態勢の整っている病院」などというものが「身近に」あるのは一部の都市部だけであり、「最後は自宅で」といってもその「最後」に至るまである一定以上の期間(数ヶ月あるいはそれ以上かもしれない)が見込まれる以上、看病のための医療機器や情報、手間数など自宅では到底対応できるものでは在りませんし、それを支援する制度もサービス業も周りにはありません。このあたりを踏まえてどのように対応すべきかお時間があればご教示いただきたく。
これが「現実」であり、この「現実」をご理解のうえアドバイスしていただければ「参考」にさせていただきます。
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