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NHKラジオ英会話講座より
Well, as a nurse, I'm under a lot of pressure on the job. I'd be in bad shape if I let it get to me. Sometimes I watch TV drams to take my mind off work.
・・・省略・・・。もしそれで精神的に参ってたら、体調を崩しちゃうから。・・・省略・・・。

(質問)[let it get to me]についてお尋ねします。
1)慣用句でしょうが、意味がよくつかめません。本文では「精神的に参ったら」となっています。直訳するとどうなるのでしょうか?また使い方を易しい例文を使って教えて頂ければ助かります。
2)この句には2つの動詞が含まれています。getは原形不定詞でしょうか?文型も併せて教えて頂ければ助かります。 以上

A 回答 (4件)

1)慣用句でしょうが、意味がよくつかめません。

本文では「精神的に参ったら」となっています。直訳するとどうなるのでしょうか?また使い方を易しい例文を使って教えて頂ければ助かります。

get には、「得る」と言うもともとの意味から、様々な意味の広がりが出来ています。基本的に、英語の本来語と言われる、go,come,takeなどの日常語は、もともと意味していた身体の動作から、それが、身体でない、他のものの動きとしてイメージされたり、抽象的なモノの動きとして応用されたりして、様々な意味の広がりをもつようになっているわけです。そして、そう言った意味の広がりを表現する一つの方法が、前置詞との組み合わせです。
You got me. と言えば、「一本とられた・まいったよ。」と言う意味になります。具体的につかまると言うよりも、抽象的につかまったと言う意味合いであるわけです。つまり、一定の縄張りと言うか、線の中に取り入れられると言うイメージです。you と言うサークルがあり、そのサークルの輪が伸びてきて、または、そのサークルそのものが移動してきて、meを中に飲み込んでしまうと言うイメージでしょう。
get to A は、get A よりも、to が入っているだけもともとの「得る」と言う意味から変わっているわけです。to A は、Aに直接結びついていると言う意味と、Aから距離があると言う意味があり、それを合わせて、「離れたところから直接そこまで結びつく」のようなイメージがあります。よって、get to A は、「離れたところ、つまり、離れた別の状態から移って、Aを得る」のような意味になります。このイメージが現実世界に適用されて、Let's get to it. で「さあ、それ(仕事)に取り掛かろう。」とか、He really got to me. で「彼は本当に参るよ。」になります。「参る」内容が、いい意味で感心するのか、悪い意味でお手上げだと言うのかは、文脈での判断です。
ご質問の let it get to me は、it つまり、看護婦と言う仕事のプレッシャーが、自分のところへ来て影響を与えることを、let つまり「許す」と言う意味です。プレッシャーに押しつぶされると言う意味になるわけです。

2)この句には2つの動詞が含まれています。getは原形不定詞でしょうか?文型も併せて教えて頂ければ助かります。 

仰るとおり、原形不定詞です。
第5文型の主語+動詞+目的語+補語で、動詞がいわゆる使役動詞の場合です。
以前書いたもので使役動詞の説明をしたものがありますので、まず、それをコピーします。
使役動詞は、「誰々に、何々をさせる」のような意味合いで使います。
例えば、He made me clean the room.「彼は僕に部屋の掃除をさせた。」です。
使役動詞で問題になるのは、主語+使役動詞+目的語+補語の形のときの、補語の部分に来る動詞の形です。to clean のように、to が付く形が来るのか、ただの clean だけでいいのか、をよく間違えます。

以下、その説明です。

makeは、完成状態を目的語に取ります。例えば、
I made a chair. なら、「完成した椅子」を作ったことになるわけです。この完成と言う感覚が、即時と言う感覚を生み出し、
make+目的語+原形不定詞 と言う語順を選ばせているわけです。
他にも、I helped him to clean the room.とtoがないI helped him clean the room. は、多少違い、toがある場合は、直接的に助けるのではなく、彼以外の誰かに私が掃除を手伝えと言ったと言うような間接性を暗示させます。それに対し、to なしの場合は、直接的に手伝う、つまり、自分も雑巾を持って、と言うことです。これと同じで、to がない形は、それだけ、直接的なニュアンスを持ちます。そう言えば、感覚動詞の場合も、補語に原形をとりますよね。I saw him kick the ball. これも、感覚は、心の中での、それだけ生き生きした再現を暗示するからです。

それに対し、force の方は、単に強制するだけですから、目的語は、強制される方向へ動くわけで、その動きをtoが表していると思えばいいと思います。つまり、to は、目的語が、何か、迷うと言うか、どうしようかなと、逡巡する間の時間差を表すと、見ればいいと思います。

He made me clean the room. 有無を言わせず、または、非常な権力と言うか権威を持って、または、自分の方で、相手に抵抗すると言う試みもなく、「私は部屋の掃除をした。」結果に重点があり、過程については述べていない。

He forced me to clean the room. 彼は、私が嫌がっているのに、脅したり、何かの権力のようなものを使って、私が抵抗しているのにもかかわらず、「私に部屋の掃除をさせた。」結果と言うよりも、過程に重点がある。

この他にも、to が必要かどうかを迷うものにhave,get があります。

The teacher had the students clean the room.「先生は生徒に部屋の掃除をさせた。」haveが使われているのは、もうすでにそこにあるものを持つという感覚があるからです。つまり、教員にとって、生徒が掃除をするのは当然のことであって、特に生徒の気持ちを変化させる必要性がないからです。つまり、主語+have+目的語+動詞の原型 という形で、toをとりません。

The man got his wife to take care of the children.「男は妻に子供たちの世話をさせた。」
この文では、getが使われていますが、getは、変化を意味します。つまり、It got dark. 「暗くなった。」のような文のgetの使い方と同じです。明るい状態から暗くなったという意味ですね。「男は、妻に、いろいろ言葉を尽くして、(たとえば、今度の休みには皿洗いをやるからとか、次の出張でお土産を必ず買ってくるとか)妻の心を動かし、子供の面倒を見てもらった。」という意味です。目的語の心の変化を表すのがtoです。

もっと心が変化すると、intoが使われます。

He deceived her into thinking he was rich. 「彼は彼女をだまして彼が金持ちだと思い込ませた。」

などですね。

以上、コピー終わり

それで、let の意味は、「だれだれが望んでいることを許可してやらせる」ですから、force とか、get のように、「だれだれ」の気持ちを変化させる必要がありません。また、すぐに動作が行われるイメージもあります。そのため、to を必要とせず、原形が来るわけです。

I let him go home. は、「僕は彼が家に帰りたがっているので、帰らせた。」と言う意味になります。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。 [I let it get to me.]からとてもたくさんの英語表現を学びました。夢中で何度も読んでいます。getの意味、letの意味、使役動詞、toの使われ方、どれも新鮮で感動的でした。よく判りました。同じような質問を今後も繰り返すと思いますが、今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/07 09:05

[let it get to me] を直訳すると、



「それが私にたどり着きたがっているのをそのままさせる」

と、なります。この場合、it = the pressure です。

get は、原形不定詞です。

この場合、「事(s) + get to + 人」は、一種の phrasal verb で、直訳すると、「事が人にたどり着く」->「事が人の心に届く」になり、発展して、「事が人の感情に影響する」(not formal)という意味になります。move, touch の「感動させる」のような意味にもなり、注意しなくてはいけないのは、程度の副詞と共起できるという点です(例文3)。

例文: 
Her sad story really got to me, and I was moved to help her. ---1
「彼女の悲しい話は、本当にグサッときたわ。それで彼女を助ける気になったの。」
Her death got to me more than I thought it would. ---2
「彼女の死は思った以上にこたえたわ。」
The movie got to me so much that I couldn't stop my tears ((from) welling up in my eyes). ---3
「あの映画には、かなりやられちゃった。涙が止まらなかったぐらいだもの。」
Be strong and don't let the pressure get to you. ---4
「強くなってね。そんなプレッシャーに負けないで。」
(一応、くだけた風に訳してみました。)

let it get to me = (S)VOC で、let は使役動詞です。
make O do, have O do, force O to do, etc. の仲間です。
force, make は、強制の意味合いが強く、have は、目上が目下にさせるか、専門職に金を支払ってしてもらう場合などに使います。
let O do では、O に do する意志があり、それをそのまま許してさせるという感覚です。

おまけ

以前、回答させて頂いた時に、get について再質を受けた者です。実は回答の後、3日程コンピュータから離れる状況だったので、お答えする事ができませんでした。ここで、少し答えさせて頂きます。

get O on the bus で、「O をバスに乗せる」という意味になります。get = 他動詞
get on the bus で、「(自分が)バスに乗る」という意味になります。get = 自動詞
この自動詞の用法を他動詞と関連づけてみると、「自分自身をバスに乗せる」と考えることができます。つまり、get oneself on the bus と考えることができます。その oneself が省略されたものが自動詞と考えると、get の他動詞と自動詞が多くの場合結びつき、辞書の細かい説明を待たずとも、発展した形を予想したり、応用したりできます。
I got him through the exam. And I got her through, too.
I got through the exam. And they got through, too.

例えば、今回の get to 人 から、他動詞の get O to ... の形を予想できます。「O を ... に連れて行く/持って行く」(到着することを含意)という意味があります。自動詞、他動詞のニュアンスはそう変わりません。ついでに覚えてしまって下さい。

get off, get on, get out (of), get in, get through, get to, get up, get down, etc. などは、「自動詞+副詞」で覚える人が多いのですが、「自動詞+前置詞...」もあるし、「他動詞+O+副詞」、「他動詞+O+前置詞...」でも使えます。get の基本的感覚と、off, on などの基本的感覚さえ理解できれば、自動詞、他動詞の両方の文型で、比較的自由に使えると思います。SVOM の get [他] は、「O をM の状態にさせる」が基本で、SVM の get [自] は、「自分自身をMの状態にさせる」->「Mの状態になる」が基本になります。確かに、発展した phrasal verbs では意味がずれることもあるかもしれません。でも、今回の様に知らない表現に出会った時、その感覚は役に立つと思います。

以上、少しでもお役に立てたでしょうか?
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。[let it get to me]の短い文章から、こんなにたくさんの事柄を教えていただき感謝に耐えません。判り易く、また詳しく解説いただいたので、よく理解できました。また以前の質問をよく覚えていてくださり、回答を下さったことに感激しています。getの持つネイティブのフィーリングはなかなかつかめませんが、何度も読んで近づこうと思います。有難うございました。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/07 09:21

詳しく、分かりやすくは説明できませんが、


ご質問の英文部分を直訳すると「ストレスが私に悪影響を与えるがままにしていたら・・・」に近い感じになるかと思いますが、そこから訳のように「精神的に参っていたら」「落ち込んでいたら」「気にしていたら・くよくよしてたら」という意味で使われているようです。

「let it get」の意味例文はアルク英辞郎on the WEBを参照ください。
http://eow.alc.co.jp/let%20it%20get/UTF-8/

「get to」の8.以下にも参考になる例があります。
http://eow.alc.co.jp/get%20to%20/UTF-8/

getはご質問通りletに対して使われている原型不定詞ですが、この場合、慣用表現になっているものなので、厳密に文型・文法を聞かれることはないかと思いますがいかがでしょうか?

letが動詞、itが目的語、getが原型不定詞 、to meが不定詞の目的節かと思いますが、間違っていたらすいません。

参考URL:http://www.alc.co.jp/
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。ご説明とても判り易くよく理解できました。たくさん英語に接してこのような表現を身につけて行きたいと思います。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/07 08:54

let it get to me


それ(プレッシャー)が私のところに来るのを許す。
(=プレッシャーを避けたり、かわしたりせずに、そのまままともに受け止める)

letの使い方については、こちらのオンライン辞書の説明をご覧ください。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=let&d …
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。直訳していただくとよく判りました。let it beを思い出しました。少しづつ英語になれて行きます。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/07 08:50

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