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築20年ほどの木造在来工法の家に住んでいます。金持ちだったジイさんが晩年に建てた家で、エアコン工事に来た電気屋が「壁が厚くて堅いですね!」と驚くほど造りは立派なのですが、寄る年波には勝てず、いろいろ手直しして住んでいます。

高台に建っているので、湿気の被害はほとんど受けていないようです。地盤が堅い場所なので、建築後の20年間にあった結構大きな地震の被害も特に受けていないようで、出入りの工務店さんによると「この家を壊すのは惜しい」だそうです。

将来的に、この家を壊して建替えるのか、木造在来工法ゆえ大規模な増改築で自分の趣味に合わせ、今の時代に合った仕様に改造することが可能なのか考えています。

質問ですが、

1. 2階建てで、2階の床面積は1階の半分くらいです。これを総2階、あるいは3階建に改築することは可能でしょうか?法律的なことは無視してください。

2. 敷地は200坪くらいあるのですが、ジイさんが何を考えたのか、敷地の端っこにチョコンと建っております。民法の規定で「隣地境界線から50センチ以上離せ」となっているのですが、どう見ても50センチありません。何でこんな変な建て方をしたのか、ジイさんに文句を言いたいのですが死人に文句は言えません。(笑)
隣家からの延焼のリスク、通風なども考えて、隣地境界線から十分な距離を取るように柱と壁を動かすことは可能でしょうか?家の一方を削って、他方を広げるような改築は可能でしょうか、ということです。

3. 気密性や断熱性は今の新築の家よりは落ちます。窓を減らす、壁の構造を変えるなどして、今の新築の家なみの断熱性・気密性にできるものでしょうか?

「理論的には可能だが、新築した方が安くつくだろう」
というお答えも当然予想しておりますが、詳しい方のご助言をお待ちしております。

A 回答 (5件)

木造軸組みはお金かければ正直何でもできるので、あとは正しく補強や施工監理出来る根気と能力のある建築士を見つけることでしょう。



曳き家も数百万から1千万くらい(規模による)
外壁解体や基礎のやり直しなどの後気密工事と断熱サッシは充分可能です。費用が単にかかるだけ。こちらも500万~1000万外壁によっては
もっとかかります。
これに設備の変更などをして内装リフォームしたら400万~の費用が上乗せです。
さて、そこまでやるなら新築も・・・と思いますが、どうでしょう。

ただ、正直言ってバブル後期の建物は今より断然梁が太かったりいろいろ手のこんだ建築をしているもののあってもったいない事もありますよ。下手にきゃしゃじゃないから規制前で金物も少ないけどなかなかの構造物もある。

たしかに今は断熱材やサッシこそいいものがでているし、プレカットもずいぶんきちんとしているけどね。

何でもできると書いたのですが法律的に無視って・・ちょっと疑問。
それだけの内容なら出来上がる建物全てが今の基準法に合った構造にする必要がありますから、3階にするなら1階の柱が今4寸以上ないと全部入れ替えになりますし、金物やホールダウンも必要な箇所には全部必要なので、建物は一回丸裸にしてあげなくてはいけません。
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この回答へのお礼

有益なご助言ありがとうございました。

「木造軸組みはお金かければ正直何でもできるので、あとは正しく補強や施工監理出来る根気と能力のある建築士を見つけることでしょう」

建築士は親戚におり、真面目な仕事をする工務店も知っておりますので、お金の準備さえ出来れば「何でも出来る」というご回答を頂き心強いです。

「曳き家も数百万から1千万くらい(規模による)外壁解体や基礎のやり直しなどの後気密工事と断熱サッシは充分可能です。費用が単にかかるだけ。こちらも500万~1000万外壁によってはもっとかかります。これに設備の変更などをして内装リフォームしたら400万~の費用が上のせです。さて、そこまでやるなら新築も・・・と思いますが、どうでしょう」

所要金額のイメージが湧いてきました。ありがとうございます。ジイさんが残してくれた「使い辛い豪邸」を「使い良い豪邸」にリファインするにはリーズナブルな金額です。結構大きな家ですので、kei4912さんが書かれたより多く掛かるだろうとは思いますが。

No2さんのご回答にもありましたが、「曳き家」というのはそんなに難しくないのですか?

以前、家内と雑談で「この家横に引っ張れないかな」と話したら「江戸時代の家ならともかく、地面に基礎で固定されてて、たくさんの配管が地中に挿してある現代の家を簡単に曳き家出来るわけない」と反論されて納得したのですが。(私も家内も建築の素人です)

「何でもできると書いたのですが法律的に無視って・・ちょっと疑問」

もちろん、違法なことをするつもりはありません。法的な問題については具体的な情報がないと判断がつかないでしょうから、技術的な問題に絞ってご助言頂きたい、というつもりで「法律的なことは無視してください」と書いた次第です。

お礼日時:2007/11/21 19:11

質問文が失礼ながら面白かったので思いつき回答で恐縮ですが書かせて頂きます。



(1)総2階は可能、3階は不可能に近い・・・先々の方の回答でお分かりでしょうが。

(2)民法236条・・・条文は略しますが、簡単に言うと過密した市街地などですでに距離をおかずに建物を建築することが「慣習になっている場合には」234条(50cm)を考慮せずに建物を建てることができます。
少なくとも私の知る限り東京都区部ではその様です。
隣に住宅は御座いますか?
仮に民法236条に該当していなくとも隣家との合意が成立すれば問題御座いません。
この辺で落としたい所ですね。
新築であれば足場だけ考えても50cmは欲しいです。
ところで曳き屋ですか、男のロマン?ダンディズム?なんか面白そうですが、さて実際は・・・。

(3)みっつのご質問中一番取っ掛かり易く且つ効果が期待そうですね。

>大規模な増改築で自分の趣味に合わせ、今の時代に合った仕様に改造することが可能なのか考えています
趣味には合っていない訳ですね。
>「この家を壊すのは惜しい」
実際に見られた第三者の意見ですね。

率直に申しますと私は壊すのはもとより改造するのも「惜しい」との印象を受けます、ゆっくり時間をかけてお考えになられては如何でしょう。
「考えを熟成させる」とでも言い換えられますか。
外野の無責任な意見と思われるでしょうが実際法律をまともに考えますといやでも時間は掛かってしまうでしょうし。
オーク樽に寝かせ、時々味見しつつ時を待つ、では悠長過ぎますかね?。
一応ご参考まで。

この回答への補足

この辺で質問を締め切らせて頂きます。親切なご回答を下さった皆様にポイントを差し上げたい所ですが、ご容赦くださいませ。

補足日時:2007/11/22 20:31
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
とりあえず、今の所は一番必要な「お金」の準備がついておりませんので、速やかにやりたくても出来ません。(笑)
つい最近に小規模リフォームをして住環境を整えた所ですので、「抜本的大改造」は当分先のことになります。

「率直に申しますと私は壊すのはもとより改造するのも「惜しい」との印象を受けます、ゆっくり時間をかけてお考えになられては如何でしょう。「考えを熟成させる」とでも言い換えられますか」

kaitikuさんの仰ること、良く分かります。率直なご助言を頂き感謝いたします。
現時点で、「光熱費が高め」ということ以外は日常生活に困っておりません。先述したように先立つもののこともありますし、子供の成長とも見合わせてじっくり考えたいと思います。

この家が「老夫婦二人のための大きな家」であるため、床面積は十分なのですが間取りが私の家族(夫婦+子供3名)が住むにはどうしても無理があります。そのため、いずれ抜本的対策(壊して新築?勿体無いよなあ…)が必要と考えておりました。今回、皆様のご教示で「壊さなくても改造で十分対応可能」ということが分かり安堵しております。あの世のジイさんも、自分の遺産が孫一家に有効活用されて喜んでくれるでしょう。

お礼日時:2007/11/22 20:30

回答は皆さんの書かれる通り「可能」です。



「曳き家」
についてですが、
>たくさんの配管が地中に挿してある現代の家を簡単に曳き家出来るわけない」
>と反論されて納得したのですが
>
意見は正解ですが「難しい」ではなく「想像(想像の額によりますが)以上に金がかかる」です。

基礎の接続金具は切り離しますし、配管もそのようにします。
床を総捲り(めくらないで済む場所もある)、
移動場所に沿って先に基礎をうち移動。(移動自体は現在では比較的簡単になっています)
壁の補修は必須になります。

>リファインするにはリーズナブルな金額
>
そう思っておられれば「曳き家+断熱処理」がよろしいかと。

ただ、二階の床面積を増やす場合、先の建物の屋根重量振り分けを行って設計していた場合、一階の梁の割り振りや寸法が変割りかねないのでご注意を。
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この回答へのお礼

なるほど!「曳き家」という作業をどのように行うのかがイメージできました。確かに想像以上にお金はかかりそうですが、建築技術の進歩というのはこれまた素人の想像を超えたものがあるのですね。

現在、隣家との距離が近すぎていろいろ困っています。「曳き家」という方法で、今の家を壊さずに解決する手段が(相当な費用は掛かるが)可能、ということが分かりほっとしております。有益なご教示有り難うございました!

お礼日時:2007/11/21 22:31

全て可能です。


移動させたいなら「曳き家」の方が良いかも知れません。。。
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございました。
他の方にも詳しく教えて頂きましたが、隣家との距離の問題は「曳き家」を行うことで解決できるんですね。相当なお金は掛かってしまうようですが…

お礼日時:2007/11/21 22:33

はじめまして、


No.1の質問は 可能です。
No.2も、可能です。
No.3も同上。
木造在来の、建物で、お金と、手間を掛けていれば、70~80年は、十分使えますね、  現に、私の住んでいます、家は、普通に大工が昭和26年に建て、今も住んでいます、今までに直した所は、平成16年に、日本瓦を葺き替えました。後、水周りは、7年~10年おきに、やり変えています。私の父が建てた家は70年以上私の祖父が建てた家は、80年以上過ぎていますが、未だに何度も、代替わりしていますが、立派に建っています。
∴貴方は、如何したいのですか、?
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この回答へのお礼

心強いご解答を頂きありがとうございます。

「∴貴方は、如何したいのですか?」
私自身がこのグレードの家を新築できるほど金持ちではありません。
家に手を加える大工さん、電気屋さんなどが口を揃えて「こんな家は滅多にない」と褒める家ですので、今の家を母体にしてより住みやすい家に改造して住み続けることが出来ればベストと考えております。数年前に外壁を一部剥がして修理をしたのですが、柱は新品同様の状態を保っていました。

明治生まれの祖父の身長に合わせて作ってあるので鴨居に私が頭をぶつけるとか、熱効率が悪くて暖房費が掛かって困る(北国です)といったデメリットはあるのですが「この家を壊したらあの世でジイさんに怒られるな」と感じております。

木造在来工法の家というのは、素人が考える以上の可能性を秘めているのですね。
「総2階建、3階建への改造は可能、隣地から離すのも可能、新築住宅レベルの断熱性・気密性も可能。新築するより安くできる」
というご回答を頂き、「この家を大事に守って行き、機会を見てオレ流に大改造しよう」という意欲が湧きました。そのためには先ず資金準備が要りますが。(笑)

お礼日時:2007/11/21 18:14

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