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david sylvianというイギリス人のミュージシャンのbrilliant trees
というアルバムのジャケットにdavid sylvianが手書きで書いている
箇所があるのですが、そこに「Special Thanks to Yuka Fuji and Peter
Bara Kan for their assistance」と書いてありまりました。
私の文法感覚ではassistanceは複数形にならなければいけないように
感じるのですが、私の文法感覚がおかしいのでしょうか?

A 回答 (4件)

>私の文法感覚ではassistanceは複数形にならなければいけないように感じるのですが、私の文法感覚がおかしいのでしょうか?



このassistanceは、概念であるため不可算名詞なので、単数形が正しいですね。

一般に、不可算名詞は、具体的な形や大きさを有すると思われる場合は可算名詞になります。例えば、次のようです。
(1)I lived there for a long time.(そこには長い間住んだ。)
(2)Two waters, please.(お水を2つ頂戴。)

timeは本来的には不可算名詞ですが、longなど修飾語が付くなどしてここからここまでというように範囲がはっきりしている場合は可算名詞になります。これは、それで1個、2個と数えることができるようになったと感じられるからです。
waterも本来的には不可算名詞ですが、ペットボトルに入った水とかその喫茶店のいつものグラスに入れた水とかは可算名詞になります。これは、それで大きさ、形がはっきりするので1個、2個と数えることができるようになったと感じられるからです。

このようにtimeとwaterは共に不可算名詞でありときとして可算名詞になるという点で似ていますが、timeとwaterでは少し事情が異なります。

waterは、グラスやペットボトルに入れるなどして大きさ、形まではっきりさせることができるので、そのようにして初めて可算名詞になったと感じられ、ただ単に範囲をここからここまでと限定するだけでは可算名詞になったようには感じられません。例えば、赤い水と黄色い水の2つの水があった場合、次のようです。
(3)There were two colors of water in the flasks.(フラスコの中には2つの水の色があった。)<正>
(4)There were two waters in the flasks. <誤>
(5)We clearly saw two bodies of water in the sea.(2つの水塊が海の中にくっきりと見えた。)<正>
(6)We clearly saw two waters in the sea. <誤>

(3)、(4)ではそれぞれ赤い水と黄色い水を入れたフラスコが1つずつあるわけですが、two watersと直接に数えることはできず、あくまで、two colors of water、two kinds of water、two flasks of waterなど間接的にしか数えることができません。これは、two watersはペットボトルに入った水とか喫茶店のいつものグラスに入れた水など、もっとずっとはっきりと可算名詞であると感じられるものが普段の生活の場面にあるので、可算名詞としてのwaterはそのようなものを指し示しているとどうしても感じられてしまうからです。

(5)、(6)も同様です。海の上を飛行機で飛んで赤い水と黄色い水が広がっていてその形や境界も明瞭に確認できたとしても、それをtwo watersと直接に数えることはできません。つまり、それは可算名詞であるとは感じられません。

ところが、timeはたとえ形が見えなくても、例えばlongやhappyという形容詞を付けるなどその範囲をここからここまでと限定するだけで可算名詞になります。これは、timeはグラスやペットボトルに入れるなどのことができないため、「範囲を限定する」よりもさらにはっきりと可算名詞化する方法がないので、「範囲を限定する」だけで数えることができるようになったと感じられるためです。

つまり、不可算名詞には次の2種類があります。
(7)明らかな可算名詞がある不可算名詞。
別の言い方をすると、「範囲を限定されたもの」以外に「もっとはっきりと可算名詞らしいもの」つまり「実際に目に見える明らかに可算名詞と感じられるもの」がある不可算名詞。例えば、water。「範囲を限定されたもの」は例えばフラスコに入った付いた水や海の中の色の付いた水塊であり、「実際に目に見える明らかに可算名詞と感じられるもの」は例えばペットボトルに入った水とか喫茶店のいつものグラスに入れた水などです。
(8)明らかな可算名詞がない不可算名詞。
別の言い方をすると、「範囲を限定されたもの」以外には「もっとはっきりと可算名詞らしいもの」つまり「実際に目に見える明らかに可算名詞と感じられるもの」がない不可算名詞。例えば、time。「範囲を限定されたもの」は例えばlong timeやhappy timeです。

(7)に属する不可算名詞を可算名詞として用いると、それはその「実際に目に見える明らかに可算名詞と感じられるもの」を意味してしまいます。
(8)に属する不可算名詞を可算名詞として用いると、それはその「範囲を限定されたもの」を意味してしまいます。

このようになってしまうのは、感じの問題ではありますが、致し方ないことだと思います。

御質問のassistanceですが、これは概念としての「援助」の他に、「援助者」、「補助物」などの意味でも用いられ後者は言うまでもなく可算名詞であり、この「援助者」、「補助物」は「実際に目に見える明らかに可算名詞と感じられるもの」なので、assistanceは(7)に属します。したがって、assistanceを複数形にすると、「援助」のうちの「範囲を限定されたもの」ではなく、「援助者」、「補助物」などを意味していると感じられます。したがって、御質問の英文ではassistanceが「援助者」、「補助物」などを意味しているのであれば複数形にしなければなりませんが、おそらくdavid sylvian氏はそのような意味ではなく本来の意味である「援助」という意味でこの言葉を用いているものと思われます。したがって、たとえtheir という「範囲を限定する」修飾語が付いていても(つまり、彼ら2人がそれぞれ別々にかつ多数回assistanceをくれたとしても)、assistanceは不可算名詞です。したがって、assistanceは単数形でなければなりません。

また、御質問のthankは「感謝の気持ち」という意味なので(8)に属するものなので、「ありがとう」という意味で用いる場合つまり「私のthankと私の息子のthank」、「あれについてのthank、これについてのthankなどなどいっぱい」などの意味で用いる場合は、可算名詞になるので、また一般に謝辞を述べるときには気持を充分に表し伝えたいのでたくさんあるように言いたいという気持も手伝って、必ず複数形で用います。

congratulationは「祝賀」という意味なので(8)に属するものなので、「おめでとう」という意味で用いる場合つまり「私からのcongratulationと私の息子からのcongratulation」、「あれについてのcongratulation、これについてのcongratulationなどなどいっぱい」などの意味で用いる場合は、同様の理由により、必ず複数形で用います。

一般に、(7)、(8)のいずれであるかを問わず、またそれが本来的には可算名詞としてもちいられる名詞であるか本来的には不可算名詞として用いられる名詞であるかを問わず、不可算名詞として用いる場合は話し手はその名詞を必ず「数えられない(つまり、不可算名詞である)」と感じており、可算名詞として用いる場合は話し手はその名詞を必ず「数えられる(つまり、可算名詞である)」と感じています。例外はありません。

なお、#2のtonsakuさんがおっしゃる「風」は1回(1続きで)サーと吹くのがa windであり、「雲」は1かたまりになって浮いているのがa cloudであり、それぞれ本来的に可算名詞です。
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この回答へのお礼

回答者さん非常に詳しい回答を頂き有難う御座いました。
非常に分かりやすい説明で私が疑問に感じたところも回答者
さんの説明を読めば納得できました。
私自身も20年近く前に通っていた学校で通常は『two cups of coffee
please』といわなければいけないが最近アメリカでは『two coffees
please』でも通じると習った記憶があります。本来coffeeは数えられ
ませんが、回答者さんのwaterの説明で文法的にも説明がつくようですね。

お礼日時:2008/12/15 17:00

Congratulations はやはり複数形になります。

 参考URLによるとここでの複数形は数を示すのではなく、相手への喜びの気持ちの強さを表す為に複数形だそうです。 一つの薔薇をあげるより薔薇の花束を・・・という感じらしいです。 Thankも同じ要領で複数形になっていると思います。 

参考URL:http://www.educationask.com/words-wordplay/720-2 …
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この回答へのお礼

回答者さん回答頂き有難う御座いました。
紹介して頂いたurlも参考にさせて頂きます。

お礼日時:2008/12/15 16:52

可算不可算に限らず"s"を付けるなんてことはありませんよ。


つける場合は必ず可算です。

"congratulation" にはおっしゃる通り不可算(祝うこと)と可算(祝いの言葉)があり、もはや慣用句となった"Congratulations!"は、可算の方の意味です。
一方で"assistance"は不可算しかありません。なので、どんな場合でもsは付きません。
似た例として、"work" があります。中学ではもちろん不可算(仕事は数えられない)として習いますが、実は「作品」という意味もあり、こちらは加算です。
"art" も不可算(芸術)と加算(技術)があります。

ちなみに、可算不可算は文字通り数えられるか否か、ということですが、実はここに落とし穴があります。物をどうとらえるかは文化によって違うため、日本語と英語の感覚がずれることがあるのです。
たとえば、英語では "wind(風)" や "cloud(雲)" は加算です。
どう数えているのでしょうね。
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この回答へのお礼

回答者さん詳しい回答を頂き有難う御座いました。
成る程、congratulationは加算の意味の方に『s』が着いているという
事ですね。
では私が質問にも書いている「Special Thanks」の
Thankはやはり加算名詞なので複数形になっているのでしょうか?
もし可能でしたら再度回答の程宜しくお願いいたします。

お礼日時:2008/12/15 00:19

assistance という単語は援助、助力という意味があります。

 援助をりんごを数えるみたいに数える事ができないのでassistanceは不可算名詞になります。つまりassistanceに複数形はありません。 assistanceと同じような意味をもったhelpも数えることができません。 two helpsなんていいませんよね。それと同じです。 
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この回答へのお礼

回答者さん回答頂き有難う御座いました。
確かにassistanceという単語は不加算名詞に分類されるようです。
しかしながらcongratulationのように数えられないように感じる
単語でも不加算、加算両方辞書に載ってある単語もありますし、
以前、帰国子女で某有名タレントの方が英会話の番組で「おめでとう」
というときは必ずcongratulationsと『s』をつけましょうといってい
たので、加算、不加算に関係なく『s』をつけることがあるのかなと
感じていましたので質問させていただきました。
ただ質問後インターネットや辞書で改めて調べてみましたが、
assistanceに限っては『s』はつけない方がいいようですね。

お礼日時:2008/12/14 17:19

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