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知人が大学院博士課程を中退しました。
知人は、所属していた研究室の中では生物学的な点と研究テーマの分野の2点においてマイノリティーの立場にあったようです。
上記のような事情から、研究を進める上においても、長時間拘束される研究室でのすごし方においても非常に難しい舵取りを強いられていたようです。
ある日、あまりにデリカシーのない周囲の態度が続くことに「せめて自分の耳に入ってしまうようなところでは自重してほしい」ということを言ったところ、そのようなことを考えることが、研究室の一体感を壊すものだとして、指導教官より嫌がらせを受けるようになったそうです。
嫌がらせの概要は以下のとおりです。

1)研究計画を立てるために、研究室の中において自分の研究テーマが、どのような位置付けになるのかを相談しにいったら、「なぜそんなことを俺が話さなくてはならないのか」と激怒し、教官の部屋から追い出された。

2)本人の目に付くような形の推薦文には、通常の当たり障りのない推薦文を書いてくれるが、封筒等に封をされるような形の推薦文には人格に問題ありといわんばかりの内容が書いてあった。
(封をしてあっても、折りたたまれていなかったのか、透けて見えたのだそうです。その内容を見て知人は心のバランスを崩しそうになってしまったそうです。)

3)実験が良好に進むと不機嫌になり、「いいところしか見せようとしない」と叱る。ネガティブデータが出ると、「怠けているんだろう。実験のノートを見せろ」と叱りつける。実験ノートを見ても怠けている様子が見られないと、「実験さえやっていればいいってもんじゃない」と叱る。

4)投稿論文を書くための相談に乗らない。相談しに行くと1)のときと同じ対応をされる。

5)ミーティングでの発表時、「指導」という名目でミス(英語で発表するらしく、英語に慣れていない知人は時制がうまく使えなかったそうです。)を指摘し、笑いものにされる。

6)共同研究先の企業との打ち合わせに参加させてもらえないため、研究を進めていく上での細かい情報が得られにくい。また教官に尋ねても1)のときと同じ対応をされる。

上記のようなことが、修士1年の夏からずっと続いたそうです。
だんだん知人は、大学院は自分で研究を行う過程を学びに来たのだが、教官に研究のことを相談するのは院生としてそんなにだめなことなのかどうかがわからなくなり、研究をする自信をなくしてしまいました。
最終的には、教官から「なぜ博士課程に進んだんだ。研究者になろうとしたって、僕の推薦状がなければ研究機関には勤められないんだよ」という発言をされ、退学という道を選んだそうです。
上記の内容を聞くと、私としてはアカデミックハラスメントだと思うのですが、知人は「自分が研究を進めていく能力がなかったから」といいます。また、上記の教授の発言についても、知人は「具体的に『やめろ』とは言っていないから、アカハラの証拠にはならない」といっています。
このような知人のケースはアカデミックハラスメントにはならないのでしょうか。
友人として、志半ばで道をあきらめた知人が不憫でありません。新たな道を進む知人に自信をとりもどさせてあげるためにも、第3者からの冷静なご判断をお願いします。

A 回答 (5件)

大学側でアカハラ相談窓口を設けている所もあります。

そうした所に相談に行くなどして、指導教官の変更をお願いできないか相談してみるのも一つの方法としてあったのだと思います。
また、積極的に学会に参加し、懇親会などを活用して、他の大学院の研究室とのコネクションを作り、編入を目指すという道もありました。

本来は、ご自身が信用できる人、ある程度の指導ができる人の下につくのが、ベストな選択なのだと思います。

学生の能力を伸ばすために、厳しいことを仰る先生もいます。
逆に、学生を潰すために厳しいことを仰る先生もいます。
その判断は非常に難しいです。
ですので、基本的には、「本人がアカハラと思うかどうか」が一つの基準になっている面があります。

1)これは博士課程に入ればご自身で判断する方もいますし、一概にアカハラとは言えないかと思います。

2~6に関しては、やり過ぎではないかと思います。物理的証拠として、(2)が使えるかと思います。その他も、重箱の隅をつつくようなミスの指摘を公衆の面前で行うなど、アカハラと判断されてもおかしくない内容かと思います。(指導の目的・意義がよくわかりませんし。)

ちなみに、
>僕の推薦状がなければ研究機関には勤められないんだよ
これは立派なパワハラですよね。直接的な「辞めろ」という言葉がなくても、アカハラは成立しますよ。

そうはいっても、もう辞めた身であれば、変に蒸し返さずに忘れるのが一番ですよ。「指導力のない指導教官に当たった」というだけの話にして。指導教官を変えるという選択肢を選べなかった方にも、責任があることですし。今更、アカハラを訴えても、研究室側がゴタゴタになるだけですよ。
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大学教員です。


その知人の方に実際何があったのか分かりかねますが、
お察し致します。

正直申し上げまして
第三者からかの冷静な判断をとありますが、
ここでの回答者はどうしたって第三者になり得ません。
実情を知らないからです。
ここに書かれた事柄も、言い方は悪いですが
その知人の方の個人的な言い分でしかないからです。

また、質問者様も、その知人の方の言い分しか聞いていないと思われるので、本当の状況はどうかわからないと思います。

私の意見としては、大学のアカハラ窓口に相談されることをお勧めします。解決出来るかどうかわかりませんが、これ以外解決への道はありません。

さて、上記しましたように、実際、その知人の方の言い分だけでは
本当の状況がわかりません。質問者様があげられたようなことをされるようになった原因が、その知人の方にあるかもしれないからです。
なので、私はそれに対してのコメントはできません。

もし、質問者様がそれなりにお知りになりたい場合は、
その研究室でこれまでに似たようなことで辞めた学生はいないのか?
その研究室に在籍する学生はその知人と教官の間柄についてどう思っているのか?
など、それこそ現場を知る第三者の方にお聞きになるしか無いと思います。

私も学生時代、癖のある教官にまいったこともあります。
その知人の方がこの先新たな道でうまくいかれることを祈っております。
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客観的になるかならないかの判断は、ほかの方がおっしゃるように難しい問題です。



その知人の方がどの程度戦う意思があるか?あるいは戦う価値があるかと言う問題です。
まず、大学当局に訴えることです。それでらちが明かないなら、教授の処分や慰謝料を大学や教授本人に請求するため、民事訴訟に持ち込むしかありません。弁護士を雇って裁判所で戦うのですから、時間も費用もかかります。

実際に、訴えが認められるかは、やってみないと分かりません。
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アカハラの典型的な例だと思います。


しかし、大なり小なり同じような事例はどこの研究室でも
あると思うので、悪質であるかどうか判断する材料が
もはや本人の口からしかないのが事実です。
本人が具体的にどのような被害にあったのかを詳細に述べない以上、
アカハラであると断定することができません。
本人が在学中に外部の人間に助けを請っていたのなら、
このような問題に対して、研究室の変更なり、就職の斡旋などの
助けが入っていたと思いますが、性的な虐待とは異なるため
賠償や制裁などを教授に加えることは無理です。
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「なぜ博士課程に進んだんだ。

研究者になろうとしたって、僕の推薦状がなければ研究機関には勤められないんだよ」

だけ聞くと、典型的なアカハラだと思いますけど、「君は博士号とる為に大学院が定めている業績に届いていないんだから、いくら僕が君の指導教官だといっても、それで推薦状なんて書けないよ。」という言葉が前に入っていたら、アカハラでは無いと思います(他の院生にも同じ基準で接していたとして)。推薦できないレベルの人の推薦状を書く義務はないですから・・・。「モノには言い方ってもんがあるだろ!」ってだけの話になってしまいます。このようにアカハラは非常に微妙な問題で、片方だけの話を聞いただけでは、どうにも評価しようがありません。

「研究室の中において自分の研究テーマが、どのような位置付けになるのか」なんてのは博士の院生なら本人が考えて当然の事ですから、私だって、そんな事いわれたら、その先生と比べたらもう少し紳士にですが、怒ると思います。たぶんそこからボタンの掛け違いが起きているのかなぁと・・・。「ダメ院生」のレッテルが貼られてしまってのでしょう。(ただ普通ならいくらでもその後挽回できますが、その教員のダメダメな性格もあって、それが叶わなかったのではないでしょうか)

>友人として、志半ばで道をあきらめた知人が不憫でありません。

そんな人はたくさんいるんですよ。この業界は超就職難ですから。きちんと業績を上げている人でも、アカデミック職に就けず諦めている人も大勢います。ご本人の研究論文等の業績がどれくらいか知りませんが、アカハラが無かったら、研究者になれていたか、、、というと、その保障は無い訳ですよね。辞める前なら、研究室を変えたり、あるいは教授が口出しできないように業績をあげたりとできますけど、辞めてしまっては手遅れだと思います。
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