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家内は会社勤めをしていますが、給与遅配が常態化しているので遅延損害金を要求する予定です。
その時に支払いを受けだ時点でまず損害金に充当し残った金額を未払い給与に当てればいいと思うのですが、その根拠を知っておきたいのです。
お金を借りた場合などでも返済したときは利息にまず充当し残りを元金に当てるとなっていると思いますが、それと同じでいいですよね。
根拠がどの法律になるのか教えてください。

A 回答 (1件)

お書きになっている法律と同じでしょう。

給与ですから金銭債権で、遅配であれば、損害金はいわば金利ですから。また、奥さんだけではなくほかにもみんな遅配なのでしょうから、ご存知のとおり、以下の民法の規定の考え方を使っていくのでしょう。

(弁済の充当の指定)
第四百八十八条  債務者が同一の債権者に対して同種の給付を目的とする数個の債務を負担する場合において、弁済として提供した給付がすべての債務を消滅させるのに足りないときは、弁済をする者は、給付の時に、その弁済を充当すべき債務を指定することができる。
2  弁済をする者が前項の規定による指定をしないときは、弁済を受領する者は、その受領の時に、その弁済を充当すべき債務を指定することができる。ただし、弁済をする者がその充当に対して直ちに異議を述べたときは、この限りでない。
3  前二項の場合における弁済の充当の指定は、相手方に対する意思表示によってする。

(法定充当)
第四百八十九条  弁済をする者及び弁済を受領する者がいずれも前条の規定による弁済の充当の指定をしないときは、次の各号の定めるところに従い、その弁済を充当する。
一  債務の中に弁済期にあるものと弁済期にないものとがあるときは、弁済期にあるものに先に充当する。
二  すべての債務が弁済期にあるとき、又は弁済期にないときは、債務者のために弁済の利益が多いものに先に充当する。
三  債務者のために弁済の利益が相等しいときは、弁済期が先に到来したもの又は先に到来すべきものに先に充当する。
四  前二号に掲げる事項が相等しい債務の弁済は、各債務の額に応じて充当する。

(数個の給付をすべき場合の充当)
第四百九十条  一個の債務の弁済として数個の給付をすべき場合において、弁済をする者がその債務の全部を消滅させるのに足りない給付をしたときは、前二条の規定を準用する。

(元本、利息及び費用を支払うべき場合の充当)
第四百九十一条  債務者が一個又は数個の債務について元本のほか利息及び費用を支払うべき場合において、弁済をする者がその債務の全部を消滅させるのに足りない給付をしたときは、これを順次に費用、利息及び元本に充当しなければならない。
2  第四百八十九条の規定は、前項の場合について準用する。
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この回答へのお礼

まさにズバリを教えていただきありがとうございます。
素人に「民法第○○条により充当順位をこのようにします」と言えば効果大だと思います。
早速使わせてもらいます。

お礼日時:2009/03/08 20:45

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