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株式交付費・社債発行費や創立費・開業費などを
繰延資産として翌期に繰り延べると何が良いのでしょうか?

日商簿記2級を勉強しています。
本では淡々と「繰り延べて翌期以降に償却する」と書いてあるだけで分からないのですが、
当期で発生したものを当期の費用として一括で計上せず、
わざわざ資産として(なぜ資産になるかも分からないのですが…)
翌期に繰延べ、分割して償却するのは何故なのでしょうか?
税法上メリットがあるのですか?
教えて頂ければ幸いです。

A 回答 (2件)

現代の企業会計においてもっとも重視される目的は、企業活動の成果である期間損益


を適正に計算することにあると考えられています

そして、企業活動の結果得られた収益に、その収益を獲得するのに貢献した努力であ
る費用を対応させることで、適正な期間損益が計算できるとされています


繰延資産は、既に支払いが完了して、これに対応する財貨が消費されているものです
が、その支出は将来の企業活動の成果である収益の獲得に貢献してると考えられるの
です。ですから、これを一時の費用とはせずに、効果が及ぶ将来の複数の期間に費用
として計上するために、一時的に資産として繰り延べる処理が認められています


政策的な目的として、繰延資産項目を一時の費用として処理すると企業の業績が悪化
してしまい、借入れや株式の発行等による資金調達に支障がでてしまうのでこれを防
止するという目的もあげられます
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この回答へのお礼

なるほど、よく分かりました。

>現代の企業会計においてもっとも重視される目的は、
>企業活動の成果である期間損益を
>適正に計算することにあると考えられています

この目的の為に翌期に繰り延べるのですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/18 12:03

繰延資産は固定資産なんかと違って基本的にはかかった費用なんです。


ところが、その費用の効果ってその先しばらく続くと考えられるものです。
開業費で考えれば事業を始めるには最初にいろいろ準備が必要ですよね。で、その準備にかかったお金ってその先事業をするのにも関わってきますよね。これで開業費を開業初年度費用で処理したら・・・開業年度は赤字ってちょっと費用と収益がアンバランスになっちゃう感じの決算になるわけです。

ちなみに資産の要件はお金になる貨幣性資産ってものと、この先費用になるものっていう費用性資産に分類されます。
繰延資産はお金にはならないけどこの先費用になる費用性資産ってわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど、なんとなく分かりました。
確かに赤字になるのはマズイなぁ…と思ったのですが、
ここで別の方向へ疑問が生まれてしまいました。

赤字になると本当にマズイのでしょうか?
逆に「初年度なんだしお金かかってるし赤字であたりまえ」という
見方もあるのではないかと思いました。
その辺はどうなんでしょうか?

せっかく回答頂いたのにすみません。
もしかしたら「簿記の方向性の基本」が分かってないので、
こういう質問が出てくるのかもしれません。

お礼日時:2009/10/17 23:27

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