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デリバティブの時価ヘッジ会計で疑問があります。

デリバティブ取引の時価ヘッジ会計で
問題集をやっていると、
その他有価証券の期末処理を「全部資産直入法で」とありながら、
時価ヘッジ会計の仕訳では
(その他有価証券評価損益)と損益科目で処理されます。

全部資産直入法の意味がわかりません。
この指示はどういう意味で出されているのでしょうか。
どなたかお教えください。

※つまらない余談ですが、
私は繰延ヘッジ会計をヘッジ対象の債権債務の損益が確定するまで
ヘッジ手段の損益とつきあわせない
「鳴くまで待とうホトトギス」的処理
時価ヘッジ会計をすぐさま当期で損益を確定させたいということで
「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」的処理と覚えています。

実務上でも、けっこうこういう感覚なのでしょうか。

A 回答 (2件)

混乱されているようですが、「全部資産直入法」自体は理解されているようです。


分かっていないのはヘッジ会計の方ですね。
時価ヘッジをやるからこそ損益科目を出すのです。
「鳴くまで待とうホトトギス」的処理、「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」的処理
その通りの処理です。

ヘッジ会計は費用と収益をちゃんと対応させておきたいからやる処理です。
ヘッジ手段(デリバティブ)とヘッジ対象(その他有価証券)の損益の認識がお互い原則どおりの処理だと費用認識がずれてしまう時に調整するのがヘッジ会計になります。
仮にヘッジ会計をしないとすると
ヘッジ手段(デリバティブ)は毎期にちゃんと損益を出すのが原則(先物損益)
ヘッジ対象(その他有価証券)は全部資産直入法なのでおっしゃる通り、普通は「その他有価証券評価差額金」を直接純資産に計上することになり損益を出さない。
これじゃーずれちゃうでしょって事でヘッジ会計をするのです。

ヘッジ会計のやり方は二つあって繰延ヘッジと時価ヘッジの2種類。
繰延ヘッジは「鳴くまで待とうホトトギス」的処理。つまり後の方に損益を出すヘッジ対象(その他有価証券)に合わせます。なのでヘッジ対象(その他有価証券)は原則どおりで、ヘッジ手段(デリバティブ)のやり方を変える処理。

時価ヘッジは「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」的処理。今度は逆にヘッジ手段(デリバティブ)の方に合わせてみようという処理です。なので全部資産直入法だろうとなんだろうと、ヘッジ対象(その他有価証券)はヘッジ手段(デリバティブ)のやり方に合わせます。つまり当期に損益を認識するため「その他有価証券評価差額金」を「その他有価証券評価損益」として損益を認識するって処理にします。


まとめると
ヘッジ手段(デリバティブ)=費用を出す
ヘッジ対象(その他有価証券)=費用を出さない
ってなるからおかしいので、両方とも「費用を出す」に揃えるのが時価ヘッジだということです。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました!
私の質問が言葉足らずだったのですが、
時価ヘッジ会計についてはご説明いただいた通りの
理解はおおよそでしていたつもりなのですが、
改めてわかりやすいご説明でさらにすっきりしました。

質問の意図としては
試験問題の指示として
「全部資産直入法(部分資産直入法でも変わりないのでしょうが)」を
強調する意図は特別なものがあるのかなと思ったのです。

いずれにせよ、かなり特殊な処理なようです。
改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/09/09 08:33

たぶん引っかけるためだと思います。

時価ヘッジを知っているならば、何の意味があるんだ?としか思えませんが、時価ヘッジを知らなければ評価差額を投資有価証券評価差損益ではなく、その他有価証券評価差額金として処理してしまいますので、出題者はそれを狙ったんだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
最初、簿記の問題で「ひっかけ」的な要素というのは
ちょっとイメージになったので、意外な回答でした。
でも他の回答者のご説明とあわせ考えても
「ひっかけ」的というより、正しく理解しているかという
問いかけの要素があるのだろうと理解できました。
ただ、かなり特殊ですね。

お礼日時:2010/09/09 08:25

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