【お題】引っかけ問題(締め切り10月27日(日)23時)

梅干しを干す時に使うザルは、竹ザルが主流ですが、金ザルではNGなのでしょうか?

A 回答 (1件)

梅干しを干すざるには、竹ざる、あるいは柳で編んだざるを用います。

金属製はステンレスでも難しいでしょう。理由は腐食しやすいからです。

梅干しは15%前後の食塩濃度で付け込みます。出て来る梅酢もその濃度になります。更にこれをざるに開けて干していると濃縮され、更に食塩濃度が上がります。
また梅は有機酸を含んでいますから、酸性です。酸性下の高濃度の塩分は、金属を腐食させます。様々な物質の中で食塩中の塩素がステンレス鋼を腐食させる原因物質になります。そして発生した錆びも、錆びて発生した破片も異物となります。

ステンレス鋼は「錆びない鋼」の意味ですが、絶対に錆びないとの意味ではありません。条件次第では腐食します。
ステンレス鋼には様々な種類があります。経済性、耐食性(錆びにくさ)。硬さを特徴とするものがあります。大分類で5種類、それぞれの中のグレードの差を入れれば、数十種類以上のステンレス鋼があります。
梅干しや醤油などに長期間接しても錆びないステンレス鋼もあります。でも極めて高価です。その様なもので作られているざるは作られていません。
質問者さんが考えている金属ざるは、おそらく経済性を重視した余り耐食性がないステンレス鋼でしょう。種類としてはフェライト系ステンレス鋼のJISの鋼種番号でSUS430当りが一般的に使われています。耐食性は低いです。

錆びずに安価な材料として、長けざるか柳ざるを梅干しを干すざるとして使っています。
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この回答へのお礼

凄く丁寧な回答ありがとうございました。
梅干しの塩分18%で作ったんですが、金ざるが錆びるなんて考えもしなかったです。
竹ザルだと来年使うまでにザル自体にカビが生えそうだなぁ…と思い、金ざるなら使った後、食洗機にでも入れればオッケーと、安易な考えで投稿した次第ですf^_^;
昔ながらの道具で、美味しい梅干しに仕上げたいと思います。

お礼日時:2010/07/21 22:06

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