最速怪談選手権

(1)It turns out that~について

It turns out that~やIt appears thatのようなtの役割はなんでしょうか?
形式主語の場合文が成り立たなくなると思うんですが
(例えばIt turned out that he was rich.はThat he was rich turned out. )
、このItは虚辞(中身の無い、言葉、意味をもたず文の形を整えるためのもの)でしょうか?

形式主語と言う人や虚辞と言う人もいてよくわからないのです

(2)また強調構文のIt was Tom that bought this dress at Isetan two years ago.のような文は

Itはthat以下の先行詞ですが 虚辞のItをthat以下が説明していると考えてよろしいでしょうか?

A 回答 (1件)

形式主語という言葉の意味があまり厳密に考えられていないので人によって使い方が違うということも混乱の元になっているようです。



文の形式を整えるだけで意味がないから「虚」辞というのも、意味がないから「形式(的)」主語というのも漢字の意味だけからはおかしくなく、後に真主語があり「形式(的に文頭に置く)」主語というのも成り立ちます。

形式主語(目的語)という言葉を虚辞の意味に使っている人がいるのです。

that 節を文頭に持ってくる書き換えができないものは虚辞であると考えます。it turns out や it appears などです。特に何かを受けているわけではないので it rains なども虚辞です。


強調構文についてははっきりとは分からないようです。もともとゲルマン系にはない構文で、フランス語の c'est XX qui/que... を直訳したものから始まると考えられています。ce (c') は指示代名詞で qui/que は関係代名詞ですが昔の人がそんなところまで考えたとは考えにくく意味の近いもので訳したものが今に至るまで使われているだけです。
c'est は it is でもあり this is でも that is でもあります。また it is にあたるものに il est もあります(虚辞としては il ですがどちらも英語の形式主語のようになりえ、使い分けは少々面倒です)。

that は動詞の主語になったり目的語になったりするので関係代名詞とせざるを得ない(文法の筋を通すため)のですが、人でもものでも常に it を先行詞としなければならないので少々変です。it は代名詞なのでたとえば it is XX what... のうに先行詞を含む関係代名詞を使ってそれを「受ける(先行詞としてではなく)」でも英語的にはよさそうなのにそうはなっていません。英語で it that と直接並ことはまずありませんが、フランス語では ce qui/que というつながりは当たり前であり、強調構文はこれが前後に切り離されたと見ることができます(ただし ce qui/que は「~するもの」であり人は意味しません。この点ではやはり強調構文は特別です)。

英語話者は文法を考えて話したり書いたりしているわけではなくただ昔からある表現方法として使っているものです。気持ち的に it was Tom とまず「提示」しておいて(単独に Tom というより印象的)何かつなぎの that や who を置いてから提示されたもの以外(ここでは Tom 以外)を並べる、ということでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます 詳しくどうもです

強調構文は本当に分からないですね
thatは関係代名詞だから
It was Tom.と It bought this dress at Isetan two years ago.と2つに分けると
それはトムです、それは伊勢丹で二年前ドレスを買った

となってItは分けると(それは)の意味になるのに
実際関係代名詞で一つにするとItの(それは)の意味がなくなるのは分からないですし
強調構文は構文として納得するしかないのでしょうか?

お礼日時:2011/07/13 01:21

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