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受電でループとスポットネットワークについて教えて下さい。

初心者ですので、分かり易くお願いいたします。

(1)
ループ受電は常用線、予備線の2回戦受電していますが、これは何のためでしょうか?
近隣の施設に送る場合でしょうか?
その場合はループ切り替えを行うのでしょうか?

(2)
スポネ(スポットネットワークの省略語でよいのですか?)は3回戦引いています、
施設内の受変電所にSNWの1,2,3という受電盤があるのが一般的でしょうか?
都心部の特高の受電で使われているのが普通でしょうか?
その特徴でメリット、デメリットは何でしょうか?
この数年で始まった受電方法でしょうか?

また、その他の受電方法で

(A)施設内に本線、予備選があって通常は本線で受電していて、本線が落ちたら
  予備線に切り替わる、これは「常時一発」という受電方法なのでしょうか?
  
  本線が落ちたらというのは電力会社からの送電が落ちたらということでしょうか?
  そのような、ことは起きるのでしょうか?
  また起きたとしても、電力会社が送電を落としてるのに予備線で受電できるのでしょうか?

A 回答 (2件)

>(1)ループ受電は常用線、予備線の2回線受電していますが、


>これは何のためでしょうか?

ループ受電は常時2回線で受電を行います、受電遮断器は2台ともONです。
1回線が故障した場合でももう一方から受電を継続できるというメリットがあります。
ループ受電の場合は両回線とも常用なので、常用線、予備線とは呼びません1号線・2号線です。

>その場合はループ切り替えを行うのでしょうか?

元々がループ状態なのでループ切換は行いません、ループ切換は「常用線・予備線受電」(本線・予備線受電とも言う)の場合です。


>(2)スポネ(スポットネットワークの省略語でよいのですか?)

特には略称はありません、スポットネットワークと呼んでいます。

>施設内の受電変電所にSNWの1,2,3という受電盤があるのが一般的でしょうか?

その通りです。
通常は3回線受電ですが4回線受電の場合も有ります。

>都心部の特高の受電で使われているのが普通でしょうか?

そうです。
電力会社側が対応していなければ不可能なので、もっぱら都市部での利用となっています。
大規模需要家で高信頼性が求められる場合に採用されます。都心の高層ビルの多くがスポットネットワーク受電です。

>その特徴でメリット、デメリットは何でしょうか?

常時3回線で受電しますので停電しにくい受電方式です。
1回線停電、2回線停電であっても残りの回線で受電を継続できます、また復電すれば自動的に遮断器が投入されます。
デメリットは設備費が高価という事です。

>この数年で始まった受電方法でしょうか?

私の知っている範囲では、40年前ぐらいから有ります。


>(A)・・・これは「常時一発」という受電方法なのでしょうか?

違います、「常時一発」なんて呼び方はありません。
2回線受電で常時は1回線受電で、停電時に他回線に切り替えて受電する方式は「常用線・予備線受電」(本線・予備線受電とも言う)と言います。

>本線が落ちたらというのは
>電力会社からの送電が落ちたらということでしょうか?

その通りです。

>そのような、ことは起きるのでしょうか?

電力会社からの配電線(ケーブル)で事故が起これば起きます。

>また起きたとしても、電力会社が送電を落としてるのに
>予備線で受電できるのでしょうか?

回線(送り出し遮断器とケーブル)が別なので予備線側は健全です、従って予備線で受電できます。
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この回答へのお礼

こんにちは。
初心者でも大変分かり易い、ご説明有難うございます。
更に色々と自分なりに勉強して、またご質問させて頂きます。

因みに勉強するには電検の本でしょうか?
本屋覗いてみます。

お礼日時:2011/11/26 00:42

(1)


ループ方式は配電方式なので、受電方式とは別に考えた方が良いと思います。
しいて呼ぶなら、ループ配電方式と言うのが良いと思います。
この方式は、同変電所から同じ地域に別々のバンクから配電しています。
バンクというのは、変電所内の変圧器毎に区切られた系統の事です。
つまりループ配電方式は、同じ地域に別々の変圧器から配電しています。
ただそれぞれの配電端は接続されてなく、開閉器を間に入れ、通常は切り離されています。
この方式のメリットは、異常の停電時に、反対のバンクから配電できる事です。
その為、停電時間を最大限短縮できます。
変電所関係の工事の場合にも、バンク切り替えによって配電できるので、無停電により工事が行えます。
デメリットは、電力供給の安定と引き換えに設備投資が余分に掛かる事でしょうね。
配電経路はそれほどでもないでしょうが、変電所内の遮断機を余分に必要とされ、無停電切り替えの為にはバンク毎の相回転や電圧も合わせる必要があります。

(2)
スポットネットワークの略称については分りませんが、これもループ配電方式と同じく短時間停電に主眼を置いたものです。
ただ大規模需要家に向けてなので、配電電流量を抑える為に特別高圧による配電が求められます。
この特別高圧でループ方式を電力会社が行うと、一部の需要家に対しての設備投資が大きくなるので、高圧の場合とは違い、需要家側でこれに近い機能を実現しているのがスポットネットワークです。
その為、スポットワーク受電方式と呼ばれています。
この方式は、変電所より常用線、予備線とある程度決められた形で配電するので、常用線の変電所側、又は負荷側に問題があった場合に予備線に切り替わります。
変電所側の場合は、同バンク内で落雷などにより停電が起きた場合に、別バンクから配電されている予備線に需要家側で切り替わります。
変電所全体が停電した場合には、別変電所からの連携送電などありますが、大規模需要に対応できるかは分りません。
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