
通常、教科書ではAM変調波は搬送波周波数ωc、信号波周波数ωs、変調度mを用いて
v_AM = V (1+msinωst)sinωct
とあらわされます。そして、この変調電圧が抵抗Rに印加されたときの電力Pは
v_AM = Vsinωct - mV/2 cos(ωc+ωs) - mV/2 cos(ωc-ωs)t (1)
となることから、各正弦波の有効電力の和として
P = V^2/(2R) + (mV/2)^2/(2R) + (mV/2)^2/(2R) = (1+m^2/2)V^2/2R (2)
となるとの記述があります。
しかし、私はこの電力の表式に疑問を抱いています。
(1)式から(2)式への変形は電力の重ね合わせの理が根拠としているのではないでしょうか。
しかし、私の認識では
電力の定義は瞬時電力のRMSで与えられるから、
P = 1/R *1/T*sqrt(∫dt v_AM^2)
となります。ここで、非積分関数はv_AM^2であるから、(1)式の搬送波と側波の重なりが生じることになります。ゆえに、電力は重ね合わせの理を持ち合わせておらず、(2)式は正当性に疑問を持っているのです。
あるいは、(2)式はωc>>ωsであることからくる近似式なのでしょうか?
皆様よろしくお願いします。
No.2
- 回答日時:
(1)は第2項で t が抜けてますし、第3項は符号が逆だと
思いますが、おっしゃていることは正しいです。
但し、ωs<<ωc なら違いは積分でほとんど消えてしまって
無視できます。つまり重ね合わせが成り立っているとしても
実用上はなんの問題もありません。
実際に積分してみれば直ぐに解ります。
やさしい積分です。
No.1
- 回答日時:
v_AM = V (1+msinωst)sinωct
1.v_AM = V (1+m cos ωst)sinωct ですよ
これがAMの一般式
1.を展開する(略)
ここで搬送波が時間と共に変化しないして
三角関数の公式を使って
v_AM = Vsinωct - mV/2 sin(ωc+ωs) - mV/2 sin(ωc-ωs)t (1)
となる
以上
この回答への補足
早速の返信ありがとうござます。
>>1.v_AM = V (1+m cos ωst)sinωct ですよ
cos→sinと置換しても位相のみの問題なので大したことではないのではと思いますよ。
私が気になっているのは
>>v_AM = Vsinωct - mV/2 sin(ωc+ωs) - mV/2 sin(ωc-ωs)t (1)
の導出ではなく、AM変調波全体の電力の表式(私が書いた(2)式)の導出に疑問があるのです。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 工学 オペアンプによる増幅回路でのノイズ対策について 5 2022/03/22 16:06
- 工学 AMラジオの音は、なぜ「もこもこ」しているのでしょうか? 5 2023/05/07 23:40
- 工学 CR発振回路 C1=C2=C=0.001【uF】 R1=R2=R3=16【kΩ】 R4は出力電圧が正 2 2023/05/10 19:13
- その他(地域情報・旅行・お出掛け) 船舶無線を聞きたい。 2 2022/06/17 16:51
- 工学 半導体 光減衰法による少数キャリアのライフタイム測定で周波数を変えたときの検出波形(縦軸出力電圧、横 1 2023/05/16 19:15
- 物理学 電子レンジが物を加熱する仕組みについて 吸収できるエネルギーに限界値はあるのか知りたい。 表題の通り 4 2022/05/06 20:10
- 物理学 正弦波の波形率が大きくなるのは脈流効果ですか? 4 2022/08/10 11:13
- 防災 節電警報発令対策に、ついて、先日の地震で東京電力の、火力発電所被災。復旧には1ヶ月は掛かる、燃料の石 2 2022/03/25 18:53
- ラジオ FM放送って充電器の強力なスイッチングノイズの影響は、受けないのでしょうか?? 今までは、我が家では 2 2022/08/04 23:29
- スピーカー・コンポ・ステレオ オンキョーアンプA819RSのバイアス電圧が信号入力時に大きく変動する。(Rチャンネルのみ) 2 2022/10/21 13:31
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報