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満期保有目的債権の有価証券の評価について
教えてください。

日商簿記2級の問題集に記載されていた第3問対策の有価証券の評価の問題です。
<問題>
保有目的:満期保有目的
取得原価:\195,000
当期末時価:\197,300
備考:額面\200,000、年利5%,利払日3月末、平成X6年3月31日)は当期首に取得したものである。満期保有目的債券の評価は、償却原価法(定額法)による。

<解答>
借方:満期保有目的債券 1,000
貸方:有価証券利息 1,000
(注)満期保有目的債券の場合、短期的な時価は問題とならないことに注意してください。

<質問>
私は当期分の利息1,000と取得原価195,000を加算した196,000と当期末時価197,300の差額1,300が有価証券利息になると思いました。

しかし、解答では「短期的な時価は問題とならない」となっており、この問題は一年という期間で言っていますが、短期とはどれくらいまでだろう?という疑問と仮に短期でなかったしたなら私の考えが正しいのかが疑問に残りました。


この疑問について、わかる方がおられましたら、ご教授くださるよう宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

債券とは、各利払期の利息の支払と、満期には額面金額の支払を約束した証券です。


満期保有目的債券とは、このうち会社が取得時点で満期まで保有すると「決めて」保有しているもので、途中での売却は認められません。

このような前提があるので、保有期間中で時価の変動による評価益や評価損を計上しても、満期には結局もとに戻るわけです。
したがって期中の評価損益は計上しないことになっているのです。

なお、「短期的な時価」の「短期」には、別に深い意味があるとも思えません。取得から満期までの期間の一部をさす意味に使われているようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
満期保有目的債券は、時価という考え方自体がないのですね。
貴方様の説明が理解しやすく、とても助かりました。
本当に感謝致します。

お礼日時:2012/02/20 22:39

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