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剰余金の配当処理の仕訳ですが,

子会社が配当金を支払ったとき
(借方)配当金 3,000 (貸方)現金 3,000

それを親会社が受け取った時(投資割合80%)
(借方)現金 2,400 (貸方)受取配当金 2,400

連結会計上では単なる資金の移動に過ぎないので
(借方)受取配当金 2,400 (貸方)配当金 2,400
というふうに親会社のほうは相殺消去をします。

ここまでは分かるのですが、問題は少数株主持分です。

受け取った時は親会社と同様の処理をすると思います。
(借方)現金 800 (貸方)受取配当金 800
少数株主の人たちは配当金の20%分を受け取れます。
だから「受取配当金」という勘定は使うと思います。

しかし、連結修正仕訳(相殺消去の仕訳)では
(借方)少数株主持分 800 (貸方)配当金 800
となっています。

なぜ親会社と同じように
(借方)受取配当金 800 (貸方)配当金 800
としてはいけないのでしょうか。

学校の先生や友達に聞いたり、ネットや図書館で
調べたりしたのですが、一向に解決できません。

回答のほどよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

#1です。



>借方に少数株主持分が来るのは、少数株主が持つ
金額が減るということですか? //

そうですね。少数株主持分とは文字通り「持分」ですから、これが借方に来るということは、少数株主の子会社に対する持分が少なくなるということです。その持分を金額表示している訳ですから、仰る通りになります。

子会社が利益を上げれば少数株主は、自らの出資分だけ持分が増えることになります。それが、

少数株主損益 xxx / 少数株主持分 xxx

という仕訳です。
子会社は配当と言う形で出資者に利益を還元しますので、少数株主から見ればそれは持分の還元であり、結果持分が減少するのです。それが、

少数株主持分 xxx / 配当金 xxx

という仕訳の意味なのです。
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この回答へのお礼

2度にわたって詳しく解説していただきありが
とうございます。
理解することができました。

お礼日時:2014/04/19 09:15

こんにちは。



連結会計は、親会社の支配従属下にある会社(子会社)の財務諸表を親会社の財務諸表と合算し、両者間の投資・被投資、債権・債務、損益取引を相殺消去して作成します。
それゆえ、親会社による
(借方)現金 2,400 (貸方)受取配当金 2,400
と、子会社による
(借方)配当金 2,400 (貸方)現金 2,400
は共に連結会社の中で自らを相手にして切られた仕訳になり、相殺消去されます。

一方、少数株主(少数株主と呼んでいますが、実態は会社や個人ですね)は親会社の支配従属関係にはありませんので、少数株主である会社・個人の財務諸表を連結会計へと合算することはありません。
それゆえ、少数株主による
(借方)現金 800 (貸方)受取配当金 800
は連結会計内で切られた仕訳ではなく、あくまでも連結外部である(少数株主という)会社や個人が切った仕訳です。従って子会社による
(借方)配当金 800 (貸方)現金 800
とは連結会計内で相対峙する関係にないので、相殺消去することが出来ないのです。

とは言え、少数株主に配当金を支払った際の仕訳
(借方)配当金 800 (貸方)現金 800
には、
(借方)少数株主持分 800 (貸方)配当金 800
という仕訳を切ることで配当金勘定を消去してしまいます。
これは親会社が連結会計として子会社の財務諸表を取り込む際に、子会社の財務諸表の100%を取り込むからで、親会社から見たら子会社の20%は他人(少数株主)のものです。この他人の分であることを明記するためにB/Sでは少数株主持分勘定を、P/Lでは少数株主損益勘定を用いているのです。

この回答への補足

借方に少数株主持分が来るのは、少数株主が持つ
金額が減るということですか?

補足日時:2014/04/19 00:29
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