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中国人の友人から質問を受けました。 よく私たちが電話をする時など、「山田ですが、田中さんはいらっしゃいますか?」 と言いますよね。 この 「が」 がよく分からないそうです。

彼は英語が上手なので英語を例に説明してあげたいのですが、この場合の 「が」 は英語圏の人は 「but」 って言いますか?

よく考えると、but は違う (または逆の) 事を話す時に使う接続詞と習った覚えがあるのですが、「山田ですが ・・・」 の 「が」 は、「今から違う事、逆の事を言う」 接続詞とは思えないのですが、どうでしょうか?

やはり 「Hallo, I am Yamada, but I want to speak to Mr. Tannka.」 とか言っているのでしょうか? 何か変な感じがしますが。

A 回答 (9件)

これは、英語ではなくて日本語の文法の問題ですね。



日本語の接続助詞の「が」(「が」と「け(れ)ど(も)」を一緒にして「が・けど類」とも呼ばれます)は、

1.逆接・対比
2.並列・累加
3.主題の提示
4.補足説明・前置き
5.注釈
6.言い切り回避

といった用法があります。(これ以外にも、あると言っている人もいます)
「山田ですが、田中さんはいらっしゃいますか?」の「が」は、4の補足説明・前置きの用法ですね。
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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅なりすみませんでした。
「が」は前置きの意味があったのですか。
たしかに、今回は日本語の問題でしたね。
勉強になりました。

お礼日時:2014/08/28 11:56

 先行コメントにあるように、これは英語の問題と言うより日本語の問題でしょう。


 きわめておおざっぱに言うと、接続助詞の「ガ」は、2つに分かれます。
1)逆接のガ
2)順接のガ

 1)はだいたい「。しかし」(≒but)にできます。
 2)はだいたい「。そして」(≒and?)などにできます。さらに言うと、この「。そして」(≒and?)などはたいてい省略して「。」にできます。
 実はこのほかに、「3)曖昧のガ」もあります。これは簡単には説明できません。「彼は頭はよいガ、走るのも速い」の「ガ」が、「しかし」なのか「そして」なのかは文脈によります。
 ご質問の「山田ですが、田中さんはいらっしゃいますか?」 は2)です。
 意味としては「山田です。そして田中さんはいらっしゃいますか?」と同様です。実際には「そして」は省略されます。

 詳しくは下記をご参照ください。相当ややこしい話です。
【「ガ、」の修辞学】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-915.h …
 以下は一部の抜粋(重言)。

【引用部】
「が」という接続詞の働きには、逆接と順接の2種類がある。逆接とは、「しかし」と同様に「が」の前後で逆の内容を述べるものだ。短い文であれば、逆接の「が」を使っても特に問題はない。一方、順接とは、「それで」や「~ので」と同様に、単純な前後関係を述べるものだ。不用意に「が」を使うと、文脈から順接か逆接かを判断するよう読み手に強いることになる。このため、順接の「が」を使った分は2つに分けた上で、適切な接続語句を補うのがよい。(日経BP社出版局監修『説得できる文章・表現200の鉄則』p.45)

 このあとで、次の【原文】と【修正文】をあげている(体裁と一部の表記はかえている)。
【引用部】
1)「逆接のガ、」を使った長い文を2つに分割
【原 文】現在のシステムでも、輸送サービスの構成要素をひとつひとつシステムに反映させていくことで、やがては問題を解決できるかもしれないガ、膨大な手間とシステム開発費用がかかる。
【修正文】現在のシステムでも、輸送サービスの構成要素をひとつひとつシステムに反映させていくことで、やがては問題を解決できるかもしれない。しかし、膨大な手間とシステム開発費用がかかる。
2)「順接のガ、」を使った文を2つに分割
【原 文】工程表は必要な工程の種類に合わせて作成するガ、以下のような書式を準備しておくと便利である。
【修正文】工程表は必要な工程の種類に合わせて作成する。例えば、以下のような書式を準備しておくと便利である。

 この記述を踏まえて清水読本を読み直すと、〈第二〉も〈第三〉も「順接のガ、」だろう、って気がする。まあ、あまり厳密に考えてもしょうがないか。
「逆接のガ、」が長い文の中に出てきたときには、分割して逆接の接続詞を使ったほうがいい。〈短い文であれば、逆接の「が」を使っても特に問題はない〉ことは、前にも書いたとおりだ。
 一方、「順接のガ、」はできるだけ避けて、文を分割したほうがいい。ここで見た【修正文】では〈例えば〉を使っているガ、どんな接続詞を使うのかはケース・バイ・ケースだ。接続詞を使わずに、単純に分割すればいいことも多い(この【修正文】も、接続詞の〈例えば〉はなくてもいいかもしれない)。分割しないで少し書きかえれば済むこともある。いずれにしても、「順接のガ、」は一文が短い場合でも避けるのが原則。一文が長い場合は避けるのが鉄則、ぐらいのことは書いてもバチは当たらないだろう。
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この回答へのお礼

有難うございました。また、お礼が遅くなりすみませんでした。
「が」ひとつをとってみても、これだけの分析が出来るんですねえ。
私たちは何と難しい言葉を話しているのかと、改めて考えさせられました。
とても勉強になりました。感謝します。

お礼日時:2014/08/28 12:02

妻がイギリス人なので、彼女聞いてみました。



「私は山田です(が)」の場合、(が)は、i am yamadaのi amを強調していて、英語で書くなら「I AM yamada, I want to speek to Mr Tanaka」の意味だそうです。

たんに、「私は」を強調しているにしかすぎず、英語には使いわけがないので、しいていえば「I am」の部分にアクセントをおいて協調するしかありません。 ただ、英語の表現では、こういう強調はしないので、説明のためと理解してください。

妻にきいた理由は、外国語として日本語を習っているので、文法などの説明は、外国語として習っている人のほうがネイティブよりわかりやすい説明ができます。 
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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅くなりすみませんでした。
日本語を習っているのでしたら、私たちよりずっと正確に日本語に接していますよね。
とても参考になりました。

お礼日時:2014/08/28 11:58

♯4です。



>でも、考えれば考えるほど、何で日本人は逆接の接続詞である「が」をここで使っているのか? 友人に言われて考えこんでしまいました。

「山田ですが、田中さんはいらっしゃいますか?」の元々の文は、
「(こちらは)山田ですが、(山田だということは確認できましたか?)。(電話の本題ですが)田中さんはいらっしゃいますか?」の略ではないか?と想像します。

「こんにち(きょう)はいい天気ですね!」が省略された形で「こんにちわ」となり、日本語のあいさつとして定着したのと同じなのでは?
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この回答へのお礼

有難うございました。
色々と考えさせられました。

お礼日時:2014/08/28 11:54

「山田ですが」の「が」は、助詞であり、中でも「接続助詞」という品詞で、「単純接続」か、「逆接」に用います。



仰るように、「逆接」なら but の「等位接続詞」の用法に近いですが、この場合の「が」は単純接続です。

but は常に「逆接」的な意味が伴っているので、日本語の品詞ひとつを、別の言語の単語に置き換えて直訳しようとしても、無理があると思います。

また、電話口の場合、英語においては

Hallo, this is Yamada (speaking), ・・・・・・・・・

と表現するのが一般的な口語であり、
その表現を、日本語では、

「こんにちは、こちらは山田ですが、・・・・」

と直訳するよりも、

「もしもし、山田ですが、・・・・・」

と言うのだと決め打ちに訳すべきであって、英単語の語彙と日本語の品詞の語彙が直訳できなくとも、何ら問題はないでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、この場合の「が」は単純接続ということになるわけですね。
今まで「が=but」というイメージがありましたが、何となく分かったような気がしてきました。

お礼日時:2014/08/20 18:02

>やはり 「Hallo, I am Yamada, but I want to speak to Mr. Tannka.」 とか言っているのでしょうか?



but ではなく、 and ですね。

Hi, this is Yamada speaking, and I'd like to talk to Mr.Tanaka.
の方がいいと思います。


なにか他人にやってもらった場合、日本語では「すいません」と言いますが、英語ではsorry とは言わず、thank you です。

ベースになってる文化や発想が違うため、日本語を英語にそのまんま直訳してもヘンな英語になるだけです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
たしかにそのまま直訳しても変な日本語になったり、変な英語になったりしますよね。
でも、考えれば考えるほど、何で日本人は逆接の接続詞である「が」をここで使っているのか? 友人に言われて考えこんでしまいました。

お礼日時:2014/08/20 18:00

西洋の言語などにおける接続詞と同じものではないですが、働きをしては接続詞に似た機能を持った助詞だと思います。



英語で、電話では This is Yamada speaking. なんて言って、speaking なんて付けなくても This is Yamada だけで分かるから言う必要はないと思えるのに付け加えるみたいな、そんなのに似ているかも。

それと日本人の心性として、「こちらは山田です」 という情報と 「田中さんは ...」 という質問とを結んでおきたいという気持ちが働くのではないでしょうか。山田という者の立場においてこれこれの情報を知りたいと願っているというふうな形にする傾向があるわけです。まぁ、そういう考察は国語の分野に入ってしまうかもしれませんが ・・・
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この回答へのお礼

有難うございました。
そうなると、前の情報と後の質問をつなぐ接続詞になるのかもしれませんね。
でも、なんで逆接の接続詞である「が」を使っているのか、日本人でもうまく説明できません。

お礼日時:2014/08/20 17:58

話し言葉だけで使う語で、次に文を続けるだけの役割しかありません。

リズムを整えるだけです。もちろん、それに当たる英単語はありません。
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この回答へのお礼

有難うございました。
やっぱり英語にはない言葉になるのですね。

お礼日時:2014/08/20 17:55

否定じゃないです



1文の中で一呼吸入れるために使う言葉ですので英語にするなら無視していいです。
入れるとしても「ah]とかでしょう
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この回答へのお礼

有難うございました。
やっぱり否定の接続詞じゃないですよね。
要は英語には訳せないものという事になるのでしょうね。

お礼日時:2014/08/20 17:54

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