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ご回答いただけると大変助かります。よろしくお願いします。

親戚の子供が中学生になり、英語の勉強をみてくれと
頼まれました。内容を見て愕然としました。当方は英文科卒で英語検定1級と
TOEIC860点で、法律事務所で英文事務兼翻訳をしています。文法の学習は
高度な英文を読み書きできるようになるためには必須だと感じます。

中1の最初の英語で、This is a pen でもなんでもないです。
What is your hobby?
I like reading.

他、さまざまな会話文が挿絵とともに出ています。
This is a pen もしらないのに、I like readingです。動詞をing形にして
名詞として使用する文書を入れています。
他にも高度な文法を理解しなければわからないような構文や単語が
目白押しで、普通の英語で生活している人の会話になっています。

教科書をずっと読み進めていっても文法の解説はないです。

高校入試問題を見ても、文法を問うものはなく、ひたすらリーディングと
リスニングです。リスニングは100点中30点を占めます。
想像すればだいたいのことはわかる、という程度の英語力を
養成しているのですね。
方向性として間違っているとは思わないですが、これでは
道で出くわした外人への道案内とか、どこかで買い物をするとか、
飛行場で行き先を確認するといった程度のことしかできるようには
なりません。

これでは、英語力が上がるどころか、下がるのではないかと
心配です。

また、この、つかみどころのない英語の学習内容で、難関大学まで
合格するレベルに達することはできるでしょうか?

A 回答 (3件)

(マルチポストと知りつつカキコミます。




私は、40代です。
高校生・予備校生の頃は、「英語の勉強は、英文法を柱にすえる」形の学びでした。


しかし、今は、大きく時代が変わりました。
英文法を中心にした「訳読式教授法」は、殺されつつあると思います。
そして、それを時代の流れとして認め、次世代の人には現代にふさわしい「英語4技能」を渡されるべきだと思います。


今は特に、英語の音声教材が非常に増えて、安価になりましたので、教育産業・文科省も、財界・産業界からの「学生時代に、英語を10年近く勉強しても、カンタンな英会話すらできない日本の英語教育を変えろ!!」に素早く呼応して、現在のような英文法軽視に近いカリキュラムが作られています。


しかし、"Give me a time."と"Give me the time."の意味の取り違いを起こさないようにするためにも、私も英文法の学習を丁寧に掘り下げる時期があるべきだと考えます。

但し、英語という言語があって、後から法則性を探って、英文法は作られています。
元々の英語に触れる時間が短いのに、後から作られた英文法に過剰に時間を割くのも感心しません。


「読み・書き」中心の英語テストから、「4技能のバランスがとれた」英語テストへ移行していることからも、英文法を徹底的に掘り下げる学習カリキュラムは衰退していくでしょう。
「私自身は、自分の過去の英語学習の積み重ねが間違っていた」と言われているようで、「不快ですし悔しいです」。
でも、時代の流れを受け入れたいと思います。



ご親戚のお子さんは、現在、中1生のようなので気になるのですが、現在の中1生が大学受験をする時から、「センター試験は廃止される方針」となっています。代わりにとなる入学試験方式が、複数、検討されています。
そこでは、「CBTにて4技能を測るテスト」も含まれています。
つまり、コンピューター端末の前で、マイクだけでなくカメラも録音・録画している状態で、ショートスピーチをする項目が含まれる可能性が高いです。
スピーチの採点項目には、「態度」も含まれる可能性が高いです。
つまり、若干の文法ミスや発音のミスがあっても、しっかりとメッセージを届けられるように、堂々と振る舞う力も採点される可能性が高いです。



質問者さんにおかれましては、不快感を覚えられるかもしれませんが、
「全ての日本人に、ある一定水準以上の英文法力が求められているわけではないので、中学生を英文法マニアにすることをやめられるべきだ」と思います。


>法律事務所で英文事務兼翻訳をしています
私は、産業翻訳業も手がかけるIT関連会社で、外注したフリーランスの産業翻訳家からあがってきた翻訳原稿を査読(チェック)した業務経験があります。文法的に正しい訳でも、業界の専門知識を学んでこない翻訳家の訳文(成果物)は、まどろっこしいだけなので、徹底的に書き換えたことが、幾度かあります。「まどろっこしさ」は「専門用語1語」で解決できるものばかりでした。
英文法も大事ですが、専門分野の知識も重要であることも、質問者さんはご存知のはずです。


私自身も、過去の自分を否定する感じで、あまり気持ちよくありませんが、
「文法重視のウェイトを、いくぶんか下げざるえない時代」にのるべきと考えます。
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この回答へのお礼

専門家が回答をくれるという欄を見つけたので、当方の情報を加えて再度質問したので、マルチになってしまいました。でも結局どこから質問しても同じなんですね(笑)
センターが廃止されて4技能テストが入るというのは、知りませんでした。有益な情報を早々にありがとうございます。

>中学生を英文法マニアにすることをやめられるべきだ
今までも中学生は文法マニアではなかったとは思うのですがね。問題はこのつかみどころのない主観的なジャッジが基準になる
方法で大学まで入れるかどうかを心配しておりました。大学受験も文法を問わないというのなら、今の中学英語で良いと
思います。お話によると、大学受験でもイディオムや難度の高いボキャビル、関係代名詞の特別型などを廃止してくれるという
確約がないと、学校のECCジュニアもどきの英語だけではすまないですよね。本当に転換期だから先が読めません。

私は専門分野を獲得すべく、英語力を安定させた後は、法学部へ編入して卒業し、今の仕事に生かしていますので専門のない英語屋の無力さは
それなりにわかります。理数系の知識がないとどうにもならない翻訳業務でも無理やり文型がこなしていますしね。

実は、私の場合はひょんなことから早くから発音、会話を個人的に習い、TOEICではリスニングの方が全然楽に高得点を取れるし、
外国人とのお付き合いもありますので、読み書きとは違う能力が、話す聞くには必要なのは重々承知なのです。若いときはカタカナ英語で
話す人を随分バカにして見たように思います。今は違います。

今の学校の授業の時間数では、「読み書き」も「話す聞く」も共倒れると思います。気が付いたら、英語ができなきゃいけない地位の人の英語能力が
低くなって、プロの能力も下がるという事態が起きると考えています。江戸、明治の人は正しかったですよ。法律も契約も科学の知識も
結局「書く」ことで確定しますもの。

お礼日時:2015/08/21 12:24

英語教育が大きな転換期にあるのは間違いないようです。


いよいよ大学入試が変わりますから。

ただ、難関大学はどうでしょう。
4技能を問うテストで入れる難関大もありますが、
現在のような「思考力を問う問題」を出し続ける大学もあるように思います。

上智は4技能テストで入れるようになります。
帰国子女が圧倒的に優位になりますね。
京大や東大はどうでしょう。
これまで通りの「考えさせる問題」が出続けるような気がしています。

帰国子女なら4技能のうちの2技能は圧倒的に有利です。
そんなテストが公平でいいテストなのでしょうか。

地頭のいい生徒に有利なテストや、
努力してたくさん暗記した生徒が有利なテストがあってもよいと思います。

おっしゃるように、高度なレベルの英文を読むには
文法力が必須です。

個人的な予想ですが、中学から高校初級までは会話中心の内容で、
高校中級以上(受験レベル)になるといくらか文法が必要になり、
難関大や将来英語を仕事にするような一部のレベルの人が
高度な文法まで学ぶようになるのではないでしょうか。

文法を全員が学ぶ時代は終わるのだと思います。
私個人は反対ですけどね。
(文法も学んだうえで、音読・暗唱がベストだと考えます)
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この回答へのお礼

>中学から高校初級までは会話中心の内容で、
>高校中級以上(受験レベル)になるといくらか文法が必要になり、
>難関大や将来英語を仕事にするような一部のレベルの人が
>高度な文法まで学ぶ

私の予想もまさにこれです。だから今中学校の勉強だけでは就職に役立つ難関大学を
受験したければ、いままでのカリキュラムどおりに中学から複線勉強しないといけないのかと
腹立たしいです。何のことはない、競争が激しくなるだけです。
今の時間数程度の授業じゃ、そんなにしゃべれるようになんてならないのだから
今まで通り、しゃべれるようになりたい人が英会話学校へ行けば良いと思います。

>文法も学んだうえで、音読・暗唱がベストだと考えます

まさにその通りです。文法をマスターした方が話せるようになるのにずっと労力が
かかりませんよね。日本人が日本語を覚えるように赤ちゃんのときから文法もわからず
聞き続けることができるなら自然と話せるようになるけど、この環境では無理です。

同じ考えの方がいらして良かったです。大学受験もどうなるかわからないから
やっぱり複線が必要ですが、これは子供には無意味な負担です。

お礼日時:2015/08/21 12:33

絵本の様な教科書。

息子が今春より中1なので、初めて見た時にはしばし呆然。ドリフではありませんが、This is a pen世代には相当違和感のある作り。

小学5年から遊び感覚で英語に触れているのは、小学校の参観日で英語の授業を見て知っていましたが、どうやらそっちに重心が移った様です。例えるならなるべく耳から英語を入れる感覚。テストでもヒヤリングでの設問が有る様ですし、その昔とは別物といって良い。

This is a penで文の作りを学んだ層には違和感ありありですが、一つだけ言えるのは、昔の授業で忠実に発音すると「ヒュ~ヒュ~」と茶化された由々しき問題は解決されようとしている点。わざと日本語風に発音しないと却ってクラスで浮く。あんなバカバカしい流れにないだけ、多少ましに思えます。

この流れで、一番大切である話せてナンボに成るのか否か、お手並み拝見でしょうか。
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この回答へのお礼

>一番大切である話せてナンボに成るのか否か、お手並み拝見でしょうか

本当にそうですね。話せないとまず、商談でもバカにされるとは思いますが、正式な商談なら
優秀な通訳をたてて間違いを起こさないようにするでしょう。今のままだと、とりあえず、
「このまま真っ直ぐ進んで、信号を右」程度の会話力が日本国民の水準になるだけじゃないかとは
心配です。今時、スマホに喋れば、通訳してくれるし。

ありがとうございました。

お礼日時:2015/08/21 12:38

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