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かなり昔から、日本の時代劇の英語字幕で、「斬る!」を「Kill!」と訳されているのを、度々見かけます。

それは確かに、糖尿病検査のためにチクッと刺して血液を数滴だす程度で「斬る」っていいませんし、「斬る」っていったら「ぶった切って殺す」って事ですけど、

見かける度に「何という名訳だ!」とパチパチしたくなる気持ちと、イライラする気持ちが混同しています。

やっぱり、「斬る」は「Kill」なんでしょうか?

A 回答 (4件)

killに斬るという意味はもちろんありませんね。

そもそも西洋の剣では日本刀のように「斬る」「切り殺す」ことはできません。

ですから、非常に逆説的ですが日本刀の時だけ「斬る」というのは「殺す」と同義語になります。
英語で「斬る」と言う動作を表すのに一番適しているのはたぶんbutcherもしくはchopだと思います。肉や骨または固い木などを剪断するというニュアンスが一番近いからです。

さて、英語で時代劇のシーンを見ている人は、日本刀の動作の意味、日本刀がなぜ反っているかが分かっていません。
そもそも西洋の剣は叩き切るか突き切るのが正しいとされているからです。

ですから「斬る」をたとえばchopと訳しても、相手が刀で切られるということ・真っ二つにされるというニュアンスは伝わっても「殺される」ということを直ちに意味している(日本刀で切られるということの意味)とは伝わらないでしょう。

ということで、この時点で英語に翻訳する人は本来の意味するところとニュアンスの訳の違いで悩むわけです。
悩んだあげく「斬る」を「殺意を込めた動作」というニュアンスに焦点を当ててkillと訳しているのでしょう。そしてkillはたまたま「斬る」と同じ発音であったのが使いやすかった、ということなのだと思います。

その動作が意味することまで含めた意訳ですから、私は名訳と言っていいと思います。

ただ、これは違う文化をどれだけ知っているか、または知らないか、にかかっている部分もあると思うんです。

そういう文化的な差はもちろん質問者様もご存知だと思いますが、それを踏まえると斬るがkillになるのはいい訳なのではないでしょうか。

蛇足・・・
これを書くにあたって「斬る」ってなんて英訳がでるかな、とグーグル翻訳をやってみたら、見事にkillって出ました。グーグルさん公認の訳語らしいです(笑)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

そうなんですよ! Chopや、slashでは、刀で切られる事は伝わっても、「殺す」って事は伝わりませんよね。 ここまでは、僕も気が付いていたのですが、なぜそうなのかまでは気が付いていませんでした。

そして、そうなんですか! 日本刀と西洋の刀という武器の違いからピッタリの単語がなかったんですね。

やっぱり、時代劇で日本刀が使われる状況においては、「斬る」は「Kill」なんでしょうかね。

P.S. 本当にグーグル翻訳で「斬る」が「Kill」でした。

お礼日時:2016/05/02 15:18

興味深いですね。

ちょっと調べてみましたらウィキペディアで民間語源というのをみつけました。
言語学上関係がないとされる言語の間でも、「名前(name)」とname、「斬る」とkill(殺す)、「掘る」とhole(穴)、坊や(boya)とboy(男の子)など、偶然似た音の単語が似た意味を持つことがあるそうです。
だから時代劇の英語版は民間語源より、「斬る」をkillと訳したのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2016/05/02 11:17

字幕というのはかならずしも直訳でないのはご存知ですよね? 実際に発した言葉の秒数とほぼ同じかそれよりも短い言葉で言い換えないといけないという制限もあります。


「斬る!」を「Kill!」と訳すのは音的に秒数が同じことと、日本語の「斬る!」には「殺してやる!」という意味が含まれていることから考えても一番ピッタリの訳なのかもしれません。

私が以前みた時代劇では「(そなたを)斬る!」と言いながらゆっくりと刀を抜くシーンで、「Brace yourself!」(覚悟めされ!)という訳が用いられていました。

つまりは話しの内容からそれずに、画面を見ている人に耳から入る情報と同じ感覚で見てもらえる単語(もしくは言いまわし)をその場その場で選んでいるということだと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

すいません、質問文で至らない点がありました。 字幕の秒数とは関係なしに、「kill」と同義なのかという点です。「Brace yourself!」だったら、意訳だなとわかるのですが、「斬る」と「Kill」は、意訳とも言い切れず、まさに「Kill」なんだと思う反面「なんか、違うような」気もしてモヤモヤします。 もちろん、斬るをそのまま訳せば「slash」なんでしょうけど、絶対に「斬りつけてやる」って言うよりも、「斬り殺してやる」ですし、「(殺せなくても)一太刀あびせてやる。」っていうのとは全然違いますよね。 ですから、それを一番言い表しているのはやっぱり「Kill」なのかと悩んでいる次第です。(国語カテで質問すべきか悩みましたが、こちらで質問しました。)

お礼日時:2016/05/02 11:13

以下の訳になります。


•behead
•decapitate
•decollate
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

 袈裟斬りとか、絶対にBeheadじゃないですし、ご回答された単語は決闘というよりも処刑の時に使う単語ですね。 英語を勉強中の方なのかな? 勉強頑張ってください。

お礼日時:2016/05/02 08:24

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