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文法参考書で勉強中なのですが、読んでも理解できない部分があります。先輩諸氏の解説をお願い致します。(江川泰一郎著、英文法解説より抜粋)

語句否定のnotが述語動詞に引きつけられて、前にでることがある。この例文。
1.Some women do not buy their new dresses because they like them, but because they do not like to be behind the fashion.
参考書の訳:「自分の好みからではなく、流行に遅れたくないために新しい服を買う女性がいる。」

私は英文を読んで、「流行に遅れたくないためでなく、好みだから新しい服を買わない女性がいる。」
と訳したのですが、これでは意味を成さないので、にらめっこをした結果、「not because...,but because...」に気付いたのですが、例訳があるうえに文意が簡単なので気づいただけで、複雑であれば分からなかったと思います。
そもそも、何でnotが前にでなければいけないのか、またもっと複雑な構文を持った文章があると思いますが、訳文では構文解析しかないのでしょうか?ないのでしょうね。なにかヒントがあれば教えて下さい。(英文和訳の注意点に付いて)

2.I did not marry her because I loved her.
参考書説明:Aは文否定でBは語句否定と説明されています。さらに、A、Bの解釈は文脈によって決まる、とあります。
参考書の訳:
A.私は彼女を愛していればこそ、彼女と結婚しなかった。
B.私は彼女を愛していたから結婚したわけではない。

私にはAの解釈しか出来ないのですが、何故Bの解釈が成り立つのでしょうか?
宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

こんばんは。

専門家ではないので、おおざっぱなことしか書けませんが、何らかの参考になれば。

>私にはAの解釈しか出来ないのですが、何故Bの解釈が成り立つのでしょうか?

否定文の考え方なんですけど、「否定」するからには、その否定される「元の文」があるわけですよね。それを土台に「否定文」というものが成り立っていると考えます。逆に言えば元の文が成り立たなければ、否定文というものも成り立たないわけです。

そこで否定文の意味が取りにくいと感じたら、元の文の意味を考えて見るとよいと思います。その上でそれを否定するとどういう意味になるかを考えて見ます。まどろっこしい作業のようですが、慣れてくればこの作業は必要なくなってくると思います。

I did not marry her because I loved her.

この文の「否定」される前の元の肯定文を考えて見ると、

I married her because I loved her.
私は彼女が好きだったから結婚したんだ。

この文をNOTで「否定」すると言うとは、この文は「成り立ちません」「そうではありません」ということです。

「私は彼女が好きだったから結婚したんだ」というわけではありません(そういう事実は成り立ちません)。ということになります。つまり、「私は彼女が好きだったから結婚したわけではない」という文になり、これが、

I did not marry her because I loved her.

の訳( B の訳)になります。一方、

I did not marry her .
私は彼女とは結婚しなかった。

という否定文が最初にあり、それにbecause以下が後付された場合は、あと付けの部分は否定の傘下にないわけですから、

I did not marry her, because I loved her.

は、「私は彼女を愛していたから、彼女と結婚しなかったんだ。」という A の訳になります。A か B かというのはやはり文脈によるのでしょうけれど、元の「肯定文」を否定するものとして「否定文」が成り立っているわけですから、because に付いては見かける限りでは B の場合がやはり多いように思います。

これが一応私からの回答ですが、以下、もしご興味があればお読みください。少しややこしくなりますので。

なぜ否定文にいろいろな解釈が生じてしまうかということを書きます。一言で言うと、これは「集合」の問題です。先ほどの文をもう一度お借りすることにします。

I married her because I loved her.

この文を大きく分けて、(C)I married her. (D)because I loved her. という二つの部分からなる文と見ます。この(C)(D)を、二つの集合の絵として思い描いてください。そうすると、元の文は(C)(D)の「交わり」の部分を意味しています。そして、否定文になると、この「交わり」の部分に事実は入らないということになり、否定文の意味する内容は、「交わり」の部分以外のすべてのところ(全体集合に対する残りの部分)の意味になってしまうのです。肯定文の意味は絞られているが否定文になったとたんに意味の範囲がとても広くなってしまうというからくりがわかっていただけたでしょうか。

ですが、これは理論上のことなので実際の否定文はもう少し意味の範囲は狭いことが多いです。(C)(D)の「交わり」の部分は成り立たないといわれたわけですから、要するに、(C)と(D)は両立しないということに過ぎません。(C)も(D)も両方とも否定する必要はなく、どちらか一方だけ否定すれば、この「否定文」の意味になるわけです。具体的には、I did not marry her because I loved her.というのは、(C)I married her.を否定して「彼は結婚もしなかったし」、 (D)because I loved her.も否定して「彼女を愛していたわけでもなかった」とまでいう必要はないわけです。(C)か(D)かどちらか一方だけ否定すれば、「両立しない(していない)」という文の意味になるからです。このような場合、通常"トピック"になっていることが否定される傾向にあるようで、ここでは(D)のみが否定されることになり(これが「語否定」ということの意味)、「彼は彼女と結婚したけれども、愛していたから結婚したわけではなかった」という意味になるようです。

語否定か、文否定かといった考え方をする前に、肯定文である元の文の意味に立ち返り、それが「成り立たないよ」ということで文意をとらえて見ると良いのではないでしょうか、というのが私の主旨でした。

以下のサイトの「英文法リサイクル」のコーナーにある「否定」についての説明に、とても私自身は教えられました。もしよろしければ、お読みになって見てください。上に書いたようなことも、主として、こちらのサイトから学ばしてもらいました。参考にしていただければ幸いです。

http://www.tv-naruto.ne.jp/ejyuku/

この回答への補足

fieldsさん、有り難うございます。

非常に興味深くご意見を拝読しました。
何となくですが、半分ほど霧が晴れた感じがします。否定文をこれ程考えた事がなかったので驚いています。同時に自分の不勉強に腹が立ちます。
教えて頂いたサイトにざっと目を通したのですが、今後の勉強に大変役立ちそうです。

時に恐縮ですが、高校生レベルで読める小説と言う判断で何か参考になりそうな小品をご紹介して頂けませんか。(自分ではその程度の力はあると自賛していますが)小説のジャンルは問いません。

お手数ですが、宜しくお願い致します。

補足日時:2004/12/16 16:23
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◆コメントをチェックするのが遅れ、失礼いたしました(クリスマスカード作成に追われて…)。


文法の解説書でなく、小説をお求めだったのですね…勘違いしておりました。

※なお、『英文解釈教室』で、今回問題になったようなレベルの話は「改訂版」の中にあると思います。(昔は「基礎編」とか「入門編」とかはなかった……本書に限らず、他の出版社の伝統ある参考書でもそうなのですが、ゆとり教育導入以来の学力低下を如実に反映しているものです)。

◆【高校生レベルで読める小説】ですか……
 小説を薦めるのって難しいものです。好みが別れますから。
 多読を試みるならば、
★Sidney Sheldon の一連の作品。肩が張らずに読めるものです。ただし、英文レベルは平易で、文法力をあまり必要とせず、スタイルとしてはやや単調な感じも否めません。
★また『ハリー・ポッター』を原書で読むのも、なかなかいいです(ただどんどん続きが出るので、疲れるのが難)。
 その他、お好みに合うかどうかは分かりませんが、英文のレベル、および厚さという点で、ペーパーバック初心者にもお勧めできるレベルのものを、ごくアトランダムに挙げますと:
★George Orwell 作、 "Animal Farm" および "1984".
★Graham Green 作、"The Third Man".
★Paul Auster 作、 "Ghosts".
また、
★Dead Poets Society (邦題「いまを生きる」)など、映画のノベライズ版には、読みやすいものがよくあります。

◆英文小説にトライする初心者が、ペーパーバック小説を書店で確かめて買うときのポイントは、【作品の真ん中あたりを開いてみて、自分に読めるレベルかを確かめる】というものです。よく、最初の数行を読んで確かめようとする人がいますが、作品冒頭は、もってまわった表現が使われることが多いので、読みにくいことが多いのです。作品がある程度進んだところの英文をチェックするのが一番いいのです。

◆イギリス滞在のご経験があるそうで……私はロンドンではなくオックスフォードの町に住んでいますが、ロンドン行きのバスが1時間に何本も出ているので、よくロンドンに行きます。ホテルのことは気をつけてみたことがなかったですが、あの辺りにあるホテルはしっかりしたところが多いですからね。今度行くときは、ちょっと気にしてみることにします。あと数ヶ月で日本に帰国です。ちょっと名残惜しいなぁ…

というわけで、お答えになっているでしょうか。
参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

Shimpo-pyさん、有り難うございます。お手数をお掛けしました。

今回参考書を読み始めて感じた事は、記載された例文でさえ日本語らしい日本語に訳するのが難しいものがあります。頭ではイメージを掴んでいるのに日本語で文章にするとなると苦戦します。
詰まり、和訳ではたとえ日本語の文章力が有っても、その力を試される作業であり、これは英文への慣れ、多読、が不可欠ではないかと思ったわけです。

ところが、日本の小説以外翻訳物でも外国作家の作品を全くと言って良いほど読んでいないので、作家に付いての知識がありません。そこで小説に付いてのアドバイスをお願いしました。お陰様で頂いた予備知識を基に当たってみます。

◆英文小説にトライする初心者が、ペーパーバック小説を書店で確かめて買うときのポイントは、【作品の真ん中あたりを開いてみて、自分に読めるレベルかを確かめる】というものです
これは示唆に富んだ教訓ですね。思いも及びませんでした。直ぐにでも試してみたくなります。

最後になりましたが、今回の否定文に関する疑問はご両人から頂いた解説のお陰で、自分なりに解決できたと感じています。Shimp-pyさんのご説明は私のレベルをちょっと超えていたようです。

貴重なお時間を割いて頂き有り難うございました。

お礼日時:2004/12/18 09:43

本ですか? 人に本薦めるの難しい…


私が思いつくものといったらごくごく限られていますから…。でもぱっと思いついたところでは、Roald Dahl(ロアルド・ダール)さんとかどうでしょう?英国の作家で子供の本もたくさん残されていますが、大人向けの短編も数多く書かれていて、ひねりがあって面白かったように記憶しています。アマゾンなどで調べて見られてはいかがですか? 文章も分かりやすいものだったと思います。ですが、別題で新たに質問としてたずねて見られたらいかがですか?

古典的な作品については、こちらのオンラインのライブラリーでかなりいろいろなものが読めます。こちらで気に入られたものがあれば改めて本として購入されるのも良いと思います。盲点なのは図書館の蔵書ですね。お目当ての作家が決まれば、図書館の洋書で意外なものを見つけることもありますよ。

http://www.thefreelibrary.com/

前回の回答に、書いた後で気付いた穴がありましたので、簡潔に補足させてください. 

もう一度だけ、A と Bという集合の輪を思い浮かべてください. A ・ B という要素からなる文が A と B の「交わり」の部分で表されることは前回お話したとおりです。ですが、これを否定する文が示す範囲の説明が間違っていました。あとで気付いたのですが、「否定文」の説明に「全体集合」は持ち出さないですむようです。重なる部分を持った A , B という二つの輪。「否定文」もこの二つの輪の範囲の外に出ることはないことに気付きました(そしてこのことでなぜ二通りの意味の取り方が出来るかの説明もきっちり付けられます)。

(1)A , B の要素からなる文の意味は、「肯定文」であれ「否定文」であれ、この重なった二つの輪の占める範囲(いわゆるA∪B)の外に出ることはない。何故なら、「否定文」といってもA と B のどちらかが否定されるだけで、両方とも否定されることはないから。

(2)元の「肯定文」が示すのは、「交わり」の部分(いわゆるA∩Bで、AとBの「両立」を示す)。

(3)「否定文」は A , B が「両立しない」ということにすぎないので、A か B か一方だけ否定すればそれで済む。A を否定すると、文の意味は B から「交わり」の部分だけを削った意味になる(この意味を1.とする)。Bを否定すると、文の意味は A から「交わり」の部分だけを削った意味になる(この意味を2.とする)。これらが否定文に生じた二つの解釈の正体。

前回の例文を今一度借りてこれを確かめます。

I did not marry her because I loved her.

肯定文にもどします。

I married her because I loved her.

A(I married her) B(because I loved her)

1.の意味はAだけが否定される意味ですから、
彼女を愛していたから、私は彼女と結婚しなかった。
TKKTさんが自然にそう読めるとおっしゃる方の意味です。

2.の意味はBだけが否定される意味ですから、
私は彼女と結婚したけれど、彼女を愛していたからではない(彼女を愛していたから結婚したわけではない)。
これが、「どうして?」と問題になっていた方の意味です。

あれから気になって、少し検索して見ましたが、because の入った否定文、ざっと見ただけですが、TKKTさんの「自然な」読み(1.の方)の意味の方が多かったですよ。というか文法のサイト以外で2.の意味の否定文はすぐには見つけられなかったです。

ですから、あれこれ考えたものの、結論は、現実の文章に即して「自然に読もう!」です(けっきょく、これはShimo-pyさんが最初に書かれていたことですね)。

では、2.の意味になる場合はどういう場合かということにだけ目星をつけて、この長ったらしい話の決着とします。

先の説明でA,Bを使って説明しましたが、これはA,B,C,D,…と文の要素がいくら増えようとおんなじことなのです。それらすべてが「両立」しているというのが肯定文の意味ですから、否定文の意味になるには、それらのうちのどれかひとつだけ否定すればいいのです。どれを否定するかというだけの問題です。

I went to the station by bus.

これはA,B,Cの三つの要素からなるとみてください。これを否定文にしたとき、

I didn't go to the station by bus.

となり、理屈をこねるとまた幾通りもの意味が生まれてくるわけですが、「常識」的にはトピック、つまり一番話題の中心になっている要素が否定されます。俗に言えば一番最後に「後付された要素」ですね。「駅に行ったけど"バス"じゃないよ」って感じです。

「トピック」・「最後に後付された要素」が否定される。これが一番役に立つ目安のようですね。

ですから、"because I loved her" を "by bus" と同じ感覚で「トピック」=「最後に後付けされた要素」と捉えているなら、

I did not marry her because I loved her.

は、「愛してたからじゃないよ」という2.の意味になるわけです。

"because I loved her" が "by bus" と同じ感覚で含みこまれた上で否定されているのか、それとも否定が済んだ後に後付されている自立した節なのか、それを見分けるという最初の起点に結局帰りました.それを見分ける方法は、…? 文脈ですか(笑).やはり、文の一まとまりの感覚とでも言うよりないようです.話し言葉ならそのしゃべり方でどこまで一息でひっくるめて言ってるか直ちに分かるんですけど、そういう話し言葉の感覚を読むときにも発揮する.そうしてまとまりの範囲が分かっていながら否定文の意味が取りにくい時には、肯定文の意味に帰って見る. それ位しか言えないようです.ごめんなさい.結局Shimo-pyさんが最初に書かれたことから一歩も先に出られなかったようですね.
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この回答へのお礼

教えて頂いたサイトから、否定文では肯定文で強調された部分を否定するが原則と理解しました。詰まり貴兄が説明して下さった「後付された要素」と同じですね。

肯定文を描いて否定文を読むと今までの疑問が腑に落ちます。否定文のポイントは「後付された要素」と「両方とも否定されることはない」になるのでしょうね。「両方とも否定されることはない」を肯定文を元に考えれば仰られる通り当然の事ですね。

お陰様で、話題に上がった例文を改めて読み直しましたが、すんなり読めました。「後付された要素」、「両方とも否定されることはない」そして「文脈」の3要素が否定文の要諦と理解しました。

最後に「本」に対するアドバイス有り難うございます。ついつい甘えた私が恥ずかしい。
<人に本薦めるの難しい
仰られる通りです、よっぽど親しい友人、知己でもなければ、誰でも躊躇する気持ち、良く分かります。

長々とお付き合い頂き有り難うございました。

お礼日時:2004/12/17 15:57

コメント拝読いたしました。


Shimo-py より、再び回答させていただきます。

◆「She did not come home because it was raining.
の文だけ見せられたとき、どちらに解釈する人が多いのか」について

……うーむ、どちらが多いかは、分かりません。
 もし文脈から切り離してこれだけ見たら、私も「雨が降っていたので帰ってこなかった」ととると思いますが、【not + because節には要注意】というカンが注意信号を出してくれます。

◆「初歩の私が読み始めるのに、どの様な本が良いか」について
……ご質問にあったような、英文解釈と英文法の問題点を論じた本としては、

 ★伊藤和夫著『英文解釈教室』(研究社出版)

が挙げられます。
これは非常にすぐれた解説書です。
この本には、通常の文法書ではなかなか得られない情報が詰まっています。
今、TKKTさんのご質問で話題になっている【not + because節】の問題のほかにも、訳し方によって意味が分かれる例として【of +名詞+ ~ing】の例なども提示されていました。

少々堅い本ですが、受験生に理解できるよう上手に解説されています。私の知る限り、文法と読解をかけあわせたもので、内容がこれ以上に充実したものは見当たりません。

(※なお、この本は最近、分冊になったりしてるのか、もしかすると初級編とかに分かれているかも知れません。1冊にまとまったものがあれば、そちらのほうがいいかも→→→すみません、今は海外にいるので、確認ができません…)

なお、

 ★中原道喜著『基礎英文問題精講』旺文社

という本もあり、これはこれで秀逸な本ではありますが、お尋ねのレベルに対処できる本ではなさそうです(扱う文法項目や解説レベルがやや初歩的)。精読の訓練には良書であると言えるので、一応、挙げておきます。

この回答への補足

Shimp-pyさん、有り難う御座います。

帰宅途中に書店によってお勧め頂いた伊藤和夫著『英文解釈教室』(研究社出版)を立ち読みしました。
「基礎編」「入門編」「改訂版」と3冊に分かれていました。3冊になったために、読みにくいと言いますか、参照しにくい感じを受けました。何れにしても、先ず「英文法解説」を納得いくまで読み込んだ後に考えます。

私がお聞きしたかったのは、参考書ではなくて読み物(小説類)で何か適当なものです。と申し上げても、見当が付きかねるでしょうから、高校生レベルで読める小説と言う判断でお願い致します。(自分ではその程度の力はあると自賛していますが)質問の仕方が悪く2度手間で申し訳有りません。

<今は海外にいるので、確認ができません…
存じています。過去ログから確か英国にご滞在と記憶しています。
つい懐かしくなりつまらない事をお聞きしますが...。
もう30年以上昔ですけど仕事で英国に行ったときにTrafalgar Squareのすぐ近くに正式名前は忘れましたが、Trafalgar Square Hotelと言う名前のホテルに滞在したことがあります。空港で聞いて何の予備知識もなくいったのですが、付近の賑わいも懐かしく思い出します。当時は綺麗なホテルでしたが、未だ営業しているのでしょうか。余談です。

お手数ですが、宜しく、

補足日時:2004/12/16 19:18
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うーん、江川泰一郎氏の解説以上でも以下でもないので、例文に多くあたって、この感覚を知るしかありません。



◆not は、それより前の語句を否定することはない、というルールしか最終的にはないので、(極端な言い方をすれば)not より後ろにあれば、その射程距離に入る可能性が出てきます。

◆たとえば、
She has not been in Osaka for two months.
を考えてみましょう。

1)not が文末まで全てを射程に含める場合、
「彼女が大阪に来てから、2ヵ月も経過していない」
という意味になります。
2)もしもこの英文が for の前で切れるとして、not の射程が Osaka までだとすれば、
「彼女はここ2ヶ月間、大阪にいない」
という意味になる。

◆要は、not の射程距離を、近いところで留めるか、文末まで広く含むかの問題になります。言うまでもなく、英文は「動詞」を核にして構成されます。つまり「動詞」は文全体の責任を担っているのです。ですから、not を動詞の前に置くということは、「動詞に対する語否定」の場合と「英文の文末まで含んだ否定」の場合の両方の可能性が出てくるのです。

◆江川氏の著書にあるとおり、一番この感覚を掴むのによいのが、not + because の例なのです。

She did not come home because it was raining.

を二通りに訳してみてください。(答えは一番下)
この英文の場合、どちらの訳も可能性としてあり得ます。そしてどちらが正しいかは、文脈によって決定されます。

◆最終的に意味を決定するのは、「文法」でなく「文脈・常識・言外の前提」ということはよくあることです。Time flies like an arrow. 「光陰矢のごとし」は、文法的には(正解を含めて)5通りに考えられるそうですよ(→もちろん time を命令形と考えたり、flies を「ハエの複数形」と解釈したりするわけですが……)。でも、正解は1つで、その正解を導き出すのは文法ではなく、常識ですよね。

◆したがって最終的には、「文法の柔軟体操」をしっかりやること、「文脈を見抜く力」をもつこと、この2点が大事です。
 今、TKKTさんが格闘しておられるこの問題を乗り越えると、新しい境地が見えてきますよ。がんばってください。


(答)
1 彼女は雨が降っていたので帰ってこなかった。
2 彼女が帰って来たのは、雨が降っていたからではなかった。[→理由が他にあった]
(※帰宅したかどうかが全く逆になる点に注目!)

この回答への補足

Shimp-pyさん、有り難う御座います。

A.<She has not been in Osaka for two months.
<を考えてみましょう。
なるほど、確かに意味が違ってきますね。前後に文章がなければ意味を掴めません。長文且つ難しい構文を(私にとって)頭に描いていましたが、このような単文でさえ難しいですね。

B.<She did not come home because it was raining.
これも(A)と同じですね。混乱して頭の内にモヤがかかったようです。Bの文だけ見せられたら、(1)、(2)のどちらに解釈する人が多いでしょう。
Shimp-pyさんはどちらを取るかお聞かせ下さい?
私は通常下記のように読みます。
She did not come home, because it was raining.

英文の読み物を読んでいないのが、私の最大の欠点と気付いてはいるのですが、なかんか取りかかれません。「教えて」に投稿された「和訳願います」の類を読むか、気が向けばThe Japan TimesのHPのニュースを読んでいる程度ですので上達しませんね。取り敢えずは、江川氏の参考書を読み通してから対策を考えます。ところで、初歩の私が読み始めるのに、どの様な本が良いかお勧め頂ければ幸いです。

宜しく、

補足日時:2004/12/15 12:23
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