No.10ベストアンサー
- 回答日時:
天守閣は、火事や空襲、合戦で焼け落ちてしまったものだけでなく、地震で毀損したり、人為的に解体したために、なくなったものも多いです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD …
戦に使うのですから火事に強く作ってあるのは当然なはずですが、なぜ焼け落ちてしまうんでしょうか?
土蔵なども火災に耐える構造物として作られますが、状況次第で焼けてしまいます。 要塞などは砲撃、爆撃に耐えることをねらいの一つに作られますが、状況次第で破壊されます。 戦艦や戦車でもそれなりの防護柵を高じてありますが大破することはあります。
強い衝撃、震動、強い火力、高温にさらされると、その構造や材質では耐えられずに、破損するからです。
https://www.psats.or.jp/column/wada025column.html
9.11でニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビルが倒壊しました。 次のように説明されています。
ツインタワーは、航空機の衝突による大規模な構造的ダメージに加え、ジェット燃料が引き起こした火災の熱で構造部材(鉄骨柱・床トラス部材等)の強度が著しく低下したことで崩壊したと考えられている。アメリカ国立標準技術研究所の報告書によれば、火災によるダメージは(ジェット燃料ではなく)主にオフィス内の可燃物によるものであり、それらの可燃物が火災を増長しなければ、ツインタワーは崩壊を免れていた可能性がある。ツインタワーは、建設当時に世界最大のジェット旅客機であったボーイング707が突入しても崩壊しないよう設計されていたが、漏れ出したジェット燃料とそれによる大規模火災の影響は設計上考慮されていなかった。
北棟の崩壊時、瓦礫が隣接する7 ワールドトレードセンタービル(7 WTC)に降り注ぎ、7 ワールドトレードセンターは損傷、さらに火災が発生した。火災が数時間にわたって持続したことにより、ビルの構造的健全性は失われた。午後5時21分、7 ワールドトレードセンターは倒壊した。
内部に可燃物があってそれが燃え、燃え広がって部分的に支えきれずに倒れる箇所があれば、その破壊が次々と他の破壊を引き起こし、可燃物も増えて、ビル火災の結果、大部分が焼け落ちるということはあるのです。
https://www.psats.or.jp/column/wada025column.html この写真をみると、分かる気がします。
ビルも燃えるのです(コンクリートやガラス、鋼材、アルミ材が燃えているのではないです)。 https://www.afpbb.com/articles/-/3082024
基本が木造であれば、回りを漆喰で塗り固めても、火災がひどければ、どうにもならないということでしょう。
No.9
- 回答日時:
類焼の原因の多くは火の粉ですね。
大火になるとかなりの高度・距離まで到達する様で。ご指摘の通り日本の城郭は漆喰や瓦で燃えにくい構造にはなってはおりますが、基本骨格は木材です。狭間、今でいう「窓」もそんなに遮蔽性も高いわけではないでしょうからそこから火の粉は入るでしょうし、軒裏の木材に火の粉がつくこともあると思います。ましてや明暦でしたかの大火の際は高度数十mにも達する火災旋風も起きたそうですから類焼の可能性はもっと高くなるでしょうね。空襲は言わずもがな。数千メートルの高さから落下してくる金属弾に耐えられる瓦はないですし、貫通された後にゲル化燃料が発火したら一巻の終わりです。これは木造建築に限りません。第二次世界大戦時のドレスデン爆撃、ドレスデンはもちろん石づくりの建物ばかりでしたが、通常爆弾に焼夷弾を混ぜることで建物の内部火災を起こし、大火災となって壊滅したのです。
ついでですが、落城時に火を放って城もろともってケースも結構あったようですね。幕末だけでも長岡藩長岡城、二本松藩霞ヶ城、秋田藩大舘城など多数。
No.8
- 回答日時:
落城したときには敵に城を利用させないために火を放ちます。
また、当時は避雷針なんかありませんでしたから、落雷で焼失することも多いです。
明治維新の際の廃城令(全国城郭存廃ノ処分並兵営地等撰定方)で破壊されたり荒廃した天守も多いです。天守の7敷地を軍の兵営として使うためです。
No.7
- 回答日時:
柱、梁、壁、床、ことごとく木だ。
延焼すれば強度を失い、建物は崩壊する。
当時は金属は高価だったし、石材は重量がかさみ加工に手間がかかる。やはり高コストだった。
そうおいそれと使えるものではなかった。
たとえば当時の百姓の農具は、摩耗の激しい先端部だけを金属で覆い、あとは木だった。
ローマもロンドンもたびたび大火に見舞われ建物は焼け落ちている。
先に述べた事情により、柱や梁などの構造材には木材を使わざるを得なかったからである。
そういうところまで石材や金属を使えるのは、公共の建物や富裕者の館くらいだった。
あと、城で大切なのは建物ではなく城郭(堀、塀、石垣や土塁等)である。
画像に写っているような大天守は、松永久秀の信貴山城を嚆矢とし、それを信長が安土城で真似、さらに秀吉、家康に引き継がれる。
つまり戦に使うものでなく、周囲への威圧や民心の安定など、平和目的に使うものである。
堀、塀、石垣等の重要部分には、日本の城もふんだんに石材を使っている。
それが限られた富の有効活用法というものである。
(ちなみにこの世でも、地方の城には石垣でなく土塁のところが数多くある)
No.5
- 回答日時:
落城:敵に城を攻め落とされること。
もちこたえられず降参すること。↓
落城したら火をつける必要はない。
明治維新当時の大砲ですが、未だに鉄球を打ち出すもので、まだ火薬を仕込んだ爆裂弾は普及していません。
それで大規模な火災は起こせません。
>屋根は瓦で壁は白い漆喰、周りは石垣で覆われてとても燃えるとは思えません。
>なぜ焼け落ちてしまうんでしょうか?
焼け落ちるのは、城の内部での戦闘によって様々な原因で出火するからです。
ヒント
城の内部も塗り壁とは限らない。
更に、柱と天井と床は木製。
No.4
- 回答日時:
構造物は木造だから瓦屋根、漆喰壁であっても外部の火災からの類焼には強くても内部で火災になれば焼失します。
類焼しにくいだけでしないのでは有りません。
江戸城天守は明暦大火で類焼していますし、名古屋城は焼夷弾の直撃で焼失しています。
No.3
- 回答日時:
爆弾で外壁壊されれば、中は木材だからね
焼夷弾なら破壊と発火がセットだからすぐ燃える
火矢や火縄銃の弾丸に対する備えなのだから
榴散弾や焼夷弾などはそもそも想定外
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