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理工系大学の新任教員ですが、初めての4年生の卒論指導だったのですが、前任の先生がブラックだったため、学生が論文の書き方を全然知らない、提出締め切り2~3か月前から実験始まるのが代々一般的になっていて、指導がとても大変でしたが、最終的にはこちらで大幅に修正しています。
その後の卒論発表会についても、ゼミで練習しましょうといっても返事がなく、そのまま発表会を迎えてしまったのですが、これって他の大学でも普通の流れですか?自分の学生時代は(大学院ですが)当然教員や助手と何度も発表練習しています。教員としてはいくら誰も読まない学部生の論文でも指導責任者の名前が入っているため、研究室外へ公開するのにチェックを受けずに勝手にやるのが納得できません。(前任の先生の時は指導もしないため、当然発表も自己責任でした。学生自身で努力したからええよなどと誤魔化す人です)

その後の学会発表についても、「私は発表したくありません」ってありなんですか?最近のニュースである大学の教員が同じ状況で共著にすべきだった雑誌論文を学生が投稿拒否したため教員の名前だけ1著者にあげて問題になりましたが、私としては理解できません。論文や学会発表は、その分野の道を歩かなくてもその学生のキャリアには利になりますね。

卒論発表の練習も学会発表も強制することはできませんが、どうしたら良いでしょうか。卒論研究は単なる通過儀礼じゃないと思いますが、そのように考えている学生が大半です。

ちなみに自分の大学院時代はMは外部発表2回、論文投稿1回しないと修了できないというルールがありました。

A 回答 (1件)

工学部の元教員です。

ご自分の学生だけきちんとなさればよろしいのではないですか。6月ごろまでに卒論のテーマを決めて,毎月一回は相談をして方針を確認・修正をしていく。これを11月まで続ければ目次がほぼできる。もちろん実験は遅くても9月には開始させる。それができない何か拘束条件があるのでしょうか。1月いっぱい論文そのものの全文の推敲を学生と2回以上やる。僕らは卒論だって学会論文集に投稿する積もりでテーマを与えて,その積りの草稿として卒論を書かせています。もちろん,初めて論文を書く学生には書き方なんかわかりませんから,1月は,こちらが欄外や別紙に赤字で書いた文章をワープロに入力させる。学生の不要な文章は×印で削除する。これを2回以上やると,もしその学生が修士に進学したときの修士論文には赤字はあまり入らなくなります。卒論は無理としても修論は必ず学会に投稿します。僕の尊敬する別学科の教授も,毎年2月3月は修論を論文草稿に書き直したり英文化していました。僕もほそぼそとですがやってました。当然ですが,著者欄には学生(4年生だろうと修士だろうと)を入れます。国内誌の場合は学生を第一にしていました。英文化して国際誌の場合は僕が筆頭。例の問題になった教員は,謝辞にも学生名を書かなかったから。学生が投稿拒否をすること自体間違いだと僕は思いましたけど。
 誰も読まない卒論なんですか。僕らは原則として学会論文集投稿を目標にしてテーマを与えて指導をしています。回りの研究室もそうですよ。3月の学会研究会発表も学生にやってもらっています。ときどき嫌がる学生がいますが,そのときは僕が発表する。学生の名前も入れて。そういうことをなぜなさらないのでしょう。ただし,教員や研究者にならない学生の場合は,研究発表会くらいはキャリアには影響は無いでしょう。論文集に掲載された論文の場合であっても,学生が将来社会人ドクターとか論文博士を取得するときにもそんなに役立つとは思えません。卒論は数年に一編くらいは(もちろん僕自身の成果を足した上で)学会論文集に出しています。学生には,ご質問者の業績となる論文の草稿を他人(プロ)に読んでもらう形で書かせる訓練をする,という立場に教員はいると僕らはみんな思っています。そして,それを本物の論文にして論文集で出版する仕事は教員の仕事です。それだけのテーマを与えて指導する義務を教員は持っています。
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この回答へのお礼

ご説明ありがとうございます。前任の教員が途中で退職することになってしまい、今年はこのような状況でした。ところで、おっしゃった内容の中で、「国内誌の場合は学生を第一にし、英文化して国際誌の場合は指導教員を筆頭にする」ということですが、それはなぜでしょうか。学生より反発されることはないでしょうか。

お礼日時:2022/02/13 12:17

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