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日清戦争について調べています。

日清戦争に一般人が参加しようとした場合、志願はできたのですか?
調べたところ、当初は義勇軍運動が盛んで、それが禁止され、その後軍夫となった人がいたと書いてありましたが…。

志願して普通に兵隊として軍に参加することは出来なかったのでしょうか?また出来た場合、平民・華族の身分の違いで軍隊における階級の違いなどはあったのでしょうか?

詳しい方いらっしゃいましたらよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

当時の日本は国土膨張の意識に燃えていましたから国民の中には大陸への進出を望みその先兵たらんとする気運が満ちていました。

 
これらはいわゆる大陸浪人といわれる人々で、理想の高邁な人も含まれていましたが、利権や商売がらみの欲望に駆られた乱を望む人も多く存在したのは事実です。

(そもそも発端となった朝鮮の東学党の乱は日本での攘夷運動のようなもので諸外国の侵略に対する抵抗に端をはっしたものでした。)
このような人々が日清戦争が始まると義勇軍として参加を望んだのですが雑多な人々で訓練もされていないので統制が乱れるのを恐れた軍はそれを許しませんでした。  また当時は志願兵制度もありませんでした。

この為せめて軍夫でもと応募したのです。
当時軍は補給難の為輸送や物資の確保に多くの人員を必要としたのですが、現地人は協力を拒み脱走しましたので日本人の軍夫は大歓迎でした。

このような軍夫は実際に軍務の補助も行う戦力にもなったのです。

しかし結局、補給難に苦しんだ日本軍が物資の徴発などで抵抗を受けると残酷な行為を行い旅順の虐殺事件など、後世の種々な事件の前身となる事態を招きました。
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この回答へのお礼

志願兵制度はなかったのですか。
この制度があったのかどうかが疑問だったので、すっきりしました。
なぜ義勇軍が中止されたのか、軍夫のことについても詳しい説明ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2006/01/04 01:50

 当時の兵役制度では、そもそも国の定めた資格に達しない者を兵として採用することはありませんでした。

したがって軍隊での階級差別自体存在しません。

 ともあれ、まず近代日本陸軍の兵役制度について書かれた加藤陽子著の『徴兵制と近代日本』 吉川弘文館 をお読みになることをおすすめします。

  
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いろいろ探したのですが、その本の事は知りませんでした。
早速探して読むことにしたいと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2006/01/04 01:47

当時、日本国内の一部不平分子(政治団体の下部構成員など)の中には「朝鮮・シナでひと暴れして憂さ晴らして金儲けでも」と考えていた人がそれなりにいたようです。



あなたが軍隊の指揮官だとして、そんな人を部下として戦場に連れて行きたいですか?
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この回答へのお礼

確かにそういう人を部下にするのは嫌ですね(苦笑)
どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/01/04 01:52

日本には欧米のような義勇兵、民兵という制度はありませんので、志願して兵士になるというのはまったく無理とは言いませんが困難なことでして。


ただ、一定の教育を受けている者が志願して将校や下士官となる道はありました。
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この回答へのお礼

制度がない以上、軍に現役で所属していない場合は一切ダメなのかと思ったのですが、一定の教育を受けている場合は道はありえたのですね!
参考になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2006/01/04 01:57

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