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薬害エイズは非加熱製剤が原因だったという事ですが、私などは、素人ですから、例え非加熱製剤でも、ビーカーに60℃のお湯を入れて、その中に非加熱製剤のアンプルを放り込むだけで、加熱製剤が出来上がり、エイズやC型肝炎のウイルスの心配はなくなるのに、なぜ、たったそれだけの手間を惜しんだのだろう?と思ってしまうのですが、そんな簡単なものではないのでしょうか?

A 回答 (6件)

当初は、加熱製剤が認可されていなかったんですよ。

加熱製剤を作ったが、新しい薬を使用するには、いろいろと試験やら安全性の確認やらが必要で、その間に非加熱製剤が流通してしまった。血友病の患者には、血液製剤の投与は必要。

薬害エイズの原因が非加熱製剤かもと推測できた時点で、なんら対策を採らなかったのは、当時の厚生省、製薬会社などなどの怠慢ですね。


私が学生の頃にも、サリドマイド、スモン、薬害エイズなど、「薬害」と言われるものは、二度と繰り返してはならないものと教わりました。現在、厚生労働省の敷地内には、平成11年に作られた薬害根絶のための「誓いの碑」があるようです。



ご参考までに
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=726310

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%AE%B3% …
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この回答へのお礼

素人の言っている事ですから、お気を悪くされたらお許し下さい。

当時は、加熱製剤が承認されてなかったにしても、エイズ感染の可能性は意識されていたと思います。そこで病院で勝手に非加熱製剤を加熱処理して使うわけには、いかなかったのかな?と思ってしまうわけです。

既に外国ではそうしてるわけですし、リスクは有るにしてもエイズのリスクに比べれば大した事ないのではないでしょうか?もちろん、患者さんには説明して承認をもらう必要が有りますが・・・

お礼日時:2006/03/26 15:40

>既に外国ではそうしてるわけですし・・・


息子(16歳)が血友病Aの母親です。
現在、日本で使用されている血液製剤は、そのほとんどは、ほぼ人工的に作られたものです。献血により製造されているものもありますが、発覚後加熱処理が徹底されたこともあり、かなり安全性は高く(少なくとも、HIV,ウィルス性肝炎については)なったとのことです。私の息子が『血友病』だとわかった時(93年)には、前述の製剤が開発されていたため、今までほとんど献血由来製剤は使っていません。
しかし、息子よりほんの数年早く生まれた患者、また以前の患者たちは、学校や幼稚園、保育所、勤め先などあらゆるところで差別に会っていた(いる)そうです。
『血友病』(簡単に言えば、血液を固める因子が為の因子が足りず出血すると止まりにくい、皮下だけはなく、筋肉内や、関節内出血を繰り返す病気です)だけでも大変なハンディなのに、どうしてその上にこんな酷い目に・・・と、本人はもとより、血友病を家族にもつ人がどれほど思ったことか・・・
私も、息子が幼稚園(公立)の面接の際、『血友病』と言った時に園長の眉が動いたことは一生忘れられません。

質問者様のように
>たったそれだけの手間を惜しんだのだろう?
と不審に思い、>素人ですが・・・と仰りながらも、色々と関心を持っていただくことこそが、薬害を許さない社会への一歩だと思います。

もしよろしければ↓のように両方のことが解りやすく述べられているページもあります。お暇な時に覗いてみてください。
http://platz.jp/~iroiro/naka05-bin/y-1.html

直接関係のない記述かもしれませんが、お許しください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/07 13:22

ぜんぜん気を悪くしてしいないのでご安心ください。

私は教科書で習っただけで、リアルタイムで医療に従事していたわけではないので、疑問に思うことがいっぱいです。以下は、単なる私の推測です。


>病院で勝手に非加熱製剤を加熱処理して使うわけには、いかなかったのかな?

もし、院内の設備で加熱が可能だった場合、非加熱製剤を加熱して使用することは、薬事法違反とかになるのかな?そもそも、病院の施設ごときでは加熱は無理なのかな?

>加熱製剤が承認されてなかったにしても、エイズ感染の可能性は意識されていたと思います

エイズという病気そのものに対する認識が低かった?エイズの危険性よりも血友病の治療が優先した?

現場の医師が、エイズという病気の危険性をきちんと認識した上で、エイズ感染の可能性のある非加熱製剤を投与していたとは信じたくないですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/07 13:22

まず、私の立場を述べておきます。

医療に携わってはいますが、臨床に直接ではありませんので理論としてお考え下さい。
血液を原料として作られる製剤が血液製剤です。
HIVの感染の可能性が少なかったと後にいわれたクリオ製剤(成分の濃縮が少ないので効果は少し弱い)も血液製剤の一つです。
血液製剤は、その中に蛋白質等を含んでいますので、貯法は原則冷所(5℃以下で凍結させない)のものがほとんどです。(製剤によっては、凍結製剤、常温保存の物もあります)
つまり、品質を保つために加熱(蛋白質は固まりますよね)などもってのほかなのです。
けれども、研究が進んで危険なウイルスや細菌などを除去するために、加熱しても目的とする成分を変成させずに効率よく抽出(成分を取り出すこと)できるようになったものが加熱製剤なのです。私は試したことはありませんが、ただ単に60℃に加熱しただけではウイルスは除去できても、成分がどれだけ残るのか?

日本の薬害エイズの問題は、
1 加熱製剤が供給できる体制が整っていたと判断できるのにその製剤の認可が遅れた(遅らされた)事
2 感染の可能性の低いクリオ製剤(1人の血液から1つの製剤となるため)が有ったのに、感染の危険性を患者・家族に知らせず、非加熱製剤を使用し続けた事
の2つだと思います。(薬害肝炎は、また少し違います)

アメリカで麻薬患者・同性愛者の中に免疫が低下する奇病が流行っているという新聞記事を読んだのは、学生時代です。その頃から、「でも血液製剤はアメリカからほとんど輸入しているけど大丈夫?」というのが私たち学生の疑問でした。それから、10年ほどして大きな問題となりました。

何らかの病気で、血液製剤或いは輸血の必要性が有る時、同意書に署名を求められると思います。現在、既知のウイルス等は、ほぼ除去できていますが、未知の何らかの疾患に罹患する危険性、その他が考えられるからです。

長くなりますが、最後に薬品は品質を保つためには、一般的に高温と光を避ける必要があります。ですから、何らかの消毒の必要があっても病院で、60℃に加熱することはどんな製剤でもあり得ないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

>けれども、研究が進んで危険なウイルスや細菌などを除去するために、加熱しても目的とする成分を変成させずに効率よく抽出(成分を取り出すこと)できるようになったものが加熱製剤なのです。

という事ですが、具体的にはどうやるのでしょうか?

お礼日時:2006/04/07 13:21

>加熱製剤が出来上がり、


をやっていた病院があったようです。ただし.患者が来てから血液検査をして結果が出てから血液製剤を加工して直後に注射...。
経営を重視する医療法人では無理でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/07 13:16

No.4です。


>具体的にはどうやるのでしょうか?

とのことですが、「具体的」の意味がはっきりしませんが、
http://www.the-convention.co.jp/jsbt05/cyber/vir …
http://www.the-convention.co.jp/jsbt05/cyber/vir …
http://www.the-convention.co.jp/jsbt05/cyber/vir …
を参照して頂くのは、如何でしょう?
『60℃,144時間乾燥加熱処理』の具体的な方法となると、製剤用のそういった特別な条件を満たす装置・機械が必要ですね。
とても、ビーカーにポンでは出来ないと思いますし、条件に詳しい人でも装置がなければ、実験は可能でも治療用としては使用できないレベルです。
病院でも無理です。想像して頂けると思いますが、鍋の中に水があるとして、その全体の水を60℃に保つだけでも大変ですが、更にそれが固形・パウダー状の物を撹拌しながら全体の温度に偏りなく144時間、雑菌等の混入がないように等々、専用の装置がなければ無理です。

もっと、お伝えできることもありますが、「具体的」には何をお知りになりたいのでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
教えてもらった情報で十分です。

お礼日時:2006/04/07 14:20

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