ホテルを選ぶとき、これだけは譲れない条件TOP3は?

 88歳、認知症・寝たきり状態で入院中の母について、担当医師から、「胃婁」を勧められました。
 母は、現在、鼻からの経管栄養と、口からの食事の混合になっていますが、鼻からの管は「喉に違和感があるから、抜いて欲しい」と訴えます。
 本人の現状は、悪夢を見て独り泣いていることが多く、食事をシッカリ摂ることができません。母が言うには、「お腹は空いてはいるが、恐ろしくて、胸がいっぱいで、食事が少ししか食べられない」とのこと。摂取量は通常の大人の1/3~1/5といった状況です。身体状況は、心臓肥大・高コレステロールの脂肪肝・多発性脳梗塞などですが、意識はかなりハッキリしていて、自分の意志を伝えることはできています。
 担当医師から「胃婁の方が、経管より本人の負担も少なく、口からも食べられるので良いと思う。手術も30分程度」と言われております。
 このような状況の下、子供として判断に迷っております。スパゲッティー状態での延命処置は望みませんが、穏やかに天寿を全うして欲しいと願っておりますので。
 このような状況で、胃婁にすることの、メリット・デメリットをお教えくださいませ。

A 回答 (6件)

やっぱり胃ろうにする、しないはご家族と本人の希望しだいです。


胃ろうにするこにより

メリット:顔の違和感がなくなる(美容上の問題もなくなる)
     喉の違和感がなくなることにより経口摂取をより容易にする
     誤嚥性肺炎の頻度が少なくなる
     在宅での管理がしやすくなる
     鼻からの管よりは交換頻度が少ないので本人の負担が少なめ
     
デメリット:短時間の手術が必要
      スキントラブルという合併症が存在する
      自己抜去等により腹膜炎などの危険がある

今パッと思いつくのはこんなもんですですけど参考になりますか?
主治医や担当看護師(病院によっては胃ろう専門の看護師がいます)に
納得いくまで説明していただいてはどうですか?
患者や家族が納得するまで説明するのも医者の責務です。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。具体的な内容でとても参考になります。スパゲッティー状態は回避したいが、なるべく永く穏やかな日々を送らせたいと、本人も家族もかんがえております。辛い選択ですね。判断の材料が乏しいもので、専門家からの貴重な情報、ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/11 04:26

病院、施設の両方で勤務経験があります。


胃ろうについてのメリット、デメリットは他の方が、回答されているので、




■本人の現状は、悪夢を見て独り泣いていることが多く、食事をシッカリ摂ることができません。母が言うには、「お腹は空いてはいるが、恐ろしくて、胸がいっぱいで、食事が少ししか食べられない」とのこと。摂取量は通常の大人の1/3~1/5といった状況です


この点が気になるのですが、精神科または心療内科に受診されたことはありますか?



現在の食事の必要量がとれない原因が、精神的なものからきているなら、服薬によりかなり改善が期待できるかと思います。



老人性うつ病は気がつかない場合も多く、病院のほうでも、きずいていない場合もあると思います。



胃ろうになる一番多い理由は、飲み込みがうまくいかず、たびたび誤嚥性肺炎になる、またはたびたびつまっていて危険、脳疾患等の後遺症で、飲み込みがうまくできず、必要な量のカロリーがとれない、だと思うのですが。

食事の時の、むせの具合はどうですか?


病院のほうでは、実際、必要な量のカロリーが摂取できないと、退院させられない、または施設に送れない、(家族の強い希望で、このまま亡くなってもいいという承諾でもないかぎり) 困るという事情もあるのかもしれません。


私の住んでいる地方の施設は一部の老人保健施設のみしか、胃ろうのついている人を受け入れていません。


私のパート先は受け入れているのですが、特養に入所中に入院し胃ろうとなり、特養にいられなくなり移ってくる人たちがいます。


特養は終のすみかで一度入所すれば、問題が(医療処置など)がなければずっといられますが、老人保健施設はあくまで在宅復帰をめざすので、期限をきってでしかいられないため、在宅でいられない人は、次々と新しい施設を捜さなくてはいけません。


病院にいたときに、同僚とはなしたのですが、自分と自分の親だったら、絶対胃ろうはことわる、でも旦那の親だったら口をはさまない。

しかし実際祖母のときは、親族で意見がわれ、延命拒否を決断した叔母は、ずっと悩んでいました。


胃ろうをいれると、かなりの延命が期待できるのは事実だと思います。体力がつき、ご飯が食べられるようになる人もいるのかもしれません。(経験なし)


反面、本人の意思と関係ないところでカロリーがはいるため、おなかがはって苦しいと訴える人もいるし、意識がない状態になっても、やめることはできず、(死と直結するため)人間の尊厳ってなんだろうと思うこともたびたびありました。
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この回答へのお礼

いろいろお教えくださり、ありがとうございます。おっしゃるとおり、ウツ病でもありますが、多発性の脳梗塞による幻聴・幻視もあるかと思います。家族にとっては、辛い選択ですね。

お礼日時:2006/08/12 21:53

No2でお答えした者です。


現在お母様が入院してらっしゃる病院の怠慢さに腹が立ちました。
お近くに言語療法士のいるリハビリ病院はありませんか?
リハビリとは身体的なことばかりでなく、経口摂取もリハビリになります。
リハビリ病院の中に療養棟というものを持っている病院があります。
病院にもよりますが、お母様は入院できると思います。
文面を読む限りなので確定的なことは言えませんが、
お母様は現状よりもう少し、日常生活動作がアップする気がします。
転院直後は慣れない環境で一時的にダウンした状態になりやすいですが
慣れてくるとリハビリが進むことが多々あります。
ただリハビリ病院でもチューブと経口摂取を併用されている方はいますが、
それは、経口摂取だけでは補えない栄養を入れています。
No4の方が仰るように経口摂取が充分となればチューブは抜きます。
転院されても胃ろうは進められるとは思いますが、理由はNo2のメリットのためです。

お母様の状態を1から10まで知っているわけではないので、
参考までに頭の片隅にでも入れていただきたいのですが、
転院も1つの手だと思います。

大変な時期とは思いますが、質問者さまもお体を壊さないようにしてくださね。
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この回答へのお礼

親身のお教え、ありがとうございます。
できるかぎり、母の食事に付き合って、チューブをとる方向を目指します。また、躓きました節には、宜しくお願いいたします。

お礼日時:2006/08/12 08:45

胃瘻の長所短所については、概ね#1・2様の回答で出ていると思いますので少し違う方向から述べさせていただきます。



1:「間歇的経鼻経管栄養」(流動食を入れる時だけ鼻から管を挿入し、その他の時間は管を外す。)
※介護者側の練習は必要ですが、これを在宅でやっている患者様は沢山いらっしゃいます。

2:「心療内科や精神科を受診」
3:「抗不安薬SSRI・SNRIなどを投与」

上記のような選択肢もあるように思いますけど…
それをおこなっても尚、上手くいかないので胃瘻という選択肢が入って来たのでしょうかね?

N-Gチューブ(鼻から胃までの管)による経管栄養よりも胃瘻造設したほうが、患者様本人やご家族にとって、「見た目や違和感による精神的肉体的苦痛」は少なくなります。

先生が仰るように「N-Gチューブを入れっぱなし状態」よりは、御飯も食べやすいです。(胃液の逆流も起き難くなるので、食道が荒れたり、肺炎になるリスクも減らせます。)
今後、「お口からドンドン御飯を食べていけるよう練習するため」にも、胃瘻は有効性は高いと言えます。

ところで――確認して欲しい事があります。
A:病院側で「お母様の予後」をどのように捉えているか
B:不安以外の「食べられない理由の有無」をきちんと検査・確認が取れているか
の2点です。

在宅療養に切り替えて、介護保険でのデイサービスやショートステイなども利用する予定があるのであれば、N-Gチューブよりは、PEG(ボタン型胃瘻)のほうが、施設側で受け容れてくれ易かったりする場合もあります。(管が付いていると受け入れてくれないという施設は多いです。ボタン型は管ではないのでOKな所があります。もちろん胃瘻でも、そのままお風呂に入れます。)
※胃瘻も「管タイプ」「ボタンタイプ」と、大別で2種類あります。

そもそも、1人前の1/3程度経口摂取可能であって、食べられない理由が、器質的なものではない(らしい)患者様を、経管栄養にしている理由がよく分かりません。
単に病棟管理側の都合というか、ゆっくり時間をかけて摂食介助をおこなうのが面倒なので、管理しやすい経管栄養に移行していっている気がしてなりません。(あくまで貴御質問文からだけの判断です。)

お口や喉の麻痺や筋緊張異常・嚥下反射自体や動きの遅れ、食事に集中できない気の散り易さ、飽きやすさ、すぐ眠くなる、などが無いのかどうか

もし本当に「単に不安なせいで、食物が胸につかえて充分食べられない」のであれば、先ずは不安を取り除く方向で行くべきです。
再び「お口から食べられるように訓練するつもりが病院側に有るのかどうか」確かめなくてはなりません。訓練をおこなうのであれば、どの程度の障害があって、それはどれくらいの期間で改善するのか予想しなくてはななりません。(短期間で摂食機能が改善しそうであれば、あえて胃瘻にしなくても良いのでは?
ある程度、食事訓練期間が長くなりそうで、真に経管栄養が必要な場合も、私見としては先ずは間歇法を試みるほうが良いと思います。
但、実際に摂食に関して問題があるのであれば、「精神的肉体的負担を減らすため」に、胃瘻にするメリットはあります。

胃瘻にしたからと言っても、その後経口摂取がしっかり出来るようになれば、簡単に塞ぐことは可能ですよ。もう死ぬまでずっと と考えなくて良いです。経口での摂食機能が改善すれば、戻れるのです。

ところで、じつは、現実として――
胃瘻のほうが保険点数を沢山取れるから という病院事務方の理由で、胃瘻にされてしまう患者さんや、
手間がかからないで看護師が楽出来るから という事で経管栄養にされてしまう患者様は結構います。

(お家に帰ってからの、介護者負担との兼ね合いを考えた時に、経管栄養への移行が必要であれば、そういう選択は「アリ」だと思います。でも、ナースが怠けるためでしたら許されるべきではありません。
耳鼻科医師をはじめ言語聴覚士や専門的勉強をした看護師、管理栄養士などがチームになって経口摂取の練習をすべきです。)

因みに、交換は、N-Gチューブで10日~2週間に1回位。胃瘻だと3ヶ月~半年に1回位です。

ゴチャゴチャしてしまってゴメンナサイ。ご参考まで
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この回答へのお礼

医療現場からのお教えと思います。とても参考になりました。病棟が忙しくなり(人員不足)経管栄養となり、医師の交代でこの問題(胃ろう)が発生しました。突きつけられる医療上のサービスが本人や家族にとって・・・・。母はこれ以上改善の見込みは無いとの診断、緩和ケアの状態です。技術上の延命と本人の幸せ、その判断を迫られています。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/11 04:47

お母様の退院後の生活はどのようにお考えでしょうか?


認知症ありですと、
施設利用(自宅介護中のショートステイも含め)を考慮されているのではないかと
思いますが、

看護がある利用者さんは受け入れてくれる施設が限られ少ないのが現状です。
(24時間ケアできる人員確保が難しいですし。)
経管栄養・胃篭に限らず、
痰の吸引や感染症(C型肝炎など)あると施設探しがとても大変です。

しかし、
胃篭は、口から食べる量がUpすればすぐにとれるそうですし・・
お母様の経口摂取状態は改善が見込めるのでしょうか?
これは、ご家族の考え次第だと思います。

ただ、鼻に管入れられるのはツライです。
(経験あり)

参考
NPO法人PEGドクターズネットワーク
http://www.peg.ne.jp/
オリンパスPEG(胃ろう)情報サイト
http://www.pegnet.jp/

胃婁を自己抜去する認知証高齢者への対応
http://www.ryokufuu.com/backnumber/irou-bakkyo.h …
湘南新聞-行き場ない高齢患者 入院お断り-
http://www.scn-net.ne.jp/~shonan-n/news/020803/0 …
探す・調べる・相談する【介護110番】
http://www.kaigo110.co.jp/index.html
 こちらで相談のってくれるようです。

日本療養病床協会
http://www.ryouyo.jp/default.html
国の施策・リンク先など参考になるのでは?
お母様は「療養病床」の適応だと思いますが、
国の施策として削減方向なんですよね~
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この回答へのお礼

様々なHPをお教えいただいて、ありがとうございます。早速調べてみます。
そうですね、管は本人も辛く、それを見ている家族も辛いのですが・・・。良く考えてみます。結論は出さなければなりませんものね。

お礼日時:2006/08/11 04:35

 どこまで希望されるかは家族次第ですね。

私の祖父は経口摂取できなくなった時、それ以上の点滴等は行われませんでした。私の母、叔父、叔母たちの‘人間食べれなくなったらもうおしまい‘という考えからです。

 さて、現在経鼻で栄養を与えているのであれば、胃ろうにするデメリットはあまりないかと思います。あえて挙げると

メリット:顔の周辺に邪魔なものがない。のどの違和感がない。

デメリット:小さいながらも多少切ったり(皮膚に穴を開ける)しなければならない。

 手技自体は簡単ですから、あまり大きなトラブルは起こりにくいかと思います。

 もし胃ろうを作ることに抵抗があるのなら、経鼻のチューブを細いものに変えてもらうのもひとつです。正確な径はわかりませんが2-3mmくらいの太さのものがあります。顔に固定される違和感は残りますが、のどの違和感は軽減されると思います。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。担当医師が替わりまして、延命の方向にもっていかれそうな態度なのです。スパゲッティー状態は回避したいが、なるべく永く穏やかな日々を送らせたい。本人も家族も辛い選択ですね。判断の材料が乏しいもので、専門家にご相談できて、救われました。

お礼日時:2006/08/11 04:21

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