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法学部なので、法律事務所でばりばり働きたいです。
男なのですが、資格取得以外にも、法律家としてキャリアアップの方法があるのでしょうか?
初めは実務を学ぶため、小さい法律事務所で勉強したいと思うのですが・・

A 回答 (5件)

私は、31歳の某企業の法務部において企業法務に


従事するものです。他人事とは思えず、回答させて頂きました。

私のキャリアですが、大学卒業後、司法書士試験の勉強をしながら司法書士事務所の補助者として働き、特許事務所の事務職員を経て(26歳)、29歳の時に現在の会社の法務部員に転職しました。よって、法律事務所における無資格者としての立場や企業における法務担当者の立場をよくわきまえているつもりです。

まず、法律事務所においてスタッフとして働くことなのですが、
やはり有資格者に対してその扱いは低いと思います。給与なども民間に比べたら若干低いかもしれません。ただ、20~30代のうちに経験を積むためと割り切って就職するのもひとつの手かもしれません。ただし、3~4年で大体一通りの業務を経験することができ、それ以上のキャリアアップは難しいと思いますので、より上のキャリアを目指すのならやはり資格をとらなければならないでしょう。

私も司法書士事務所にいましたが、零細事務所だったので、健康保険や厚生年金もなく、手取りも低かったです。今思えば、事務所で作成した書類をもって法務局、銀行、役所を回って、自分は法律事務所職員というより宅急便屋みたいなことやっているなあと自嘲したこともありました(笑)。特許事務所にいたときもレベルの低い事務かやっていませんでしたね。

その後紆余曲折があって、現在の会社の法務部に企業法務担当者として働いていますが、やはり法律事務所と比べて仕事は高レベルだと思います。中身は契約書審査、法律相談、コンプライアンス体制の構築など難易度は高いですが、やりがいのある仕事です。何より企業の持つパワーを最大限生かすことができ、法律事務所の事務と比べダイナミックです。一方で、幅が非常に広くて奥行きのある仕事にかかわらず、転職市場では法務担当者は絶対的に不足しており、それなりの待遇を受けることもできますので、将来性もあるといえます。

従って、企業法務は、(有資格者であることを求められない)法律に関する仕事として、キャリアアップの目指しがいのある有意義な仕事だと考えます。そして、企業法務の仕事を行うためには、法務部のある企業に入ることなのですが、新卒以外にも私のように法律事務所経験者が転職という形で入ることも可能です。ただし、これはレアケースみたいですよ(なので、私は運が良かったと思います)。例えば、転職求人でまれに弁護士事務所のスタッフ経験者も可としているところもあります(一度エンジャパンやリクルートの法務求人を確認されることをお勧めします)。

あなたの場合、就職活動面で問題があるのならとりあえず、弁護士事務所に入所するのもよろしいでしょう(大学卒業後無職というのはまずいので)。ただし、そこでも実務経験を積み重ね、法務系の資格(ビジネス実務法務検定、ビジネスコンプライアンス検定、ビジネス著作権検定、知的財産検定、ビジネスキャリア検定など)を取得したうえで、20代のうちに企業の法務部への転職を目指すことをお勧めします。

こんな感じです。長文になってしまいましたね(笑)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
こんなに自分に的確なアドバイスを初めてもらうことができて、感動です。
企業法務には魅力を感じています。転職関連のサイトを見てみると、いくつか求人がありました。

ここで、弁護士事務所の事務職と、企業法務の実務は大分業務が異なるようにも見えました。
ほとんど求人には実務経験3年以上等の条件がありましましたが、まれに弁護士事務所の経験者も可とするところがあるとはいえ、企業法務を目指す場合 弁護士事務所での経験は遠回りでしょうか?

しかし企業向けの法律資格等でアピールできることも知ることができて、やる気がすごくでてきました。

毎日もやもや悩んでいましたが、少し先が見えてきました。感謝します。

お礼日時:2006/12/17 01:05

お役に立ててなによりです。



>ほとんど求人には実務経験3年以上等の条件がありましましたが、
>まれに弁護士事務所の経験者も可とするところがあるとはいえ、
>企業法務を目指す場合 弁護士事務所での経験は遠回りでしょうか?

確かにほとんどの求人は「法務部経験3~5年」のはずです。
私もそれで書類審査でかたっぱしから落とされました。(泣)
しかし、中小~準大手クラスによっては法律事務所経験者も可と
しているところがあるようです。

もちろん、新卒入社→法務部配属がベストには違いありません。
しかし、弁護士事務所でも最低限のビジネスマナーや実務経験を習得することは可能でしょうし、何より弁護士と人脈を築けるというメリットもあります。なので、就職活動がうまくいく見込みがないのなら
企業法務に特化した弁護士事務所で働くことにも意味があるのではないかと考えます。

先にあげた企業法務系の資格は、司法試験や司法書士に比べても
働きながら十分に取得することができます。いずれも年2回ほど
試験が実施されていますので。そうしながら、転職のチャンスを
じっとうかがうことは立派な戦略ではないでしょうか?

最後に次の書籍を紹介しておきます。
法務部の実態が詳細に記述されていまして、
法務部員に求められる能力・姿勢などを把握することができます。

(1)図解でわかる部門の仕事 法務・知的財産部
 (日本能率協会マネジメントセンター)
(2)インハウスローヤーの時代(日本評論社)
(3)会社法務部(商事法務研究会)

私も転職活動時期にこれらの本を読んでいろいろ
研究していました。
お互いがんばりましょう!
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
おかげで道が見えてきました。
いきなり企業に入るより、事務所経営というのも経験してみたかったので、初めは法律事務所を狙ってみます。

ここからまた別の悩みなのですが(笑)、地元の札幌で経験を積むか、東京で探すかで迷っているのです。法務の求人こそ地方では少なそうですし、法律事務の経験としても地方より東京が良いのでしょうか?将来的には地元で働きたいとも思ってるのです。気が変るかもしれませんが・・

ここらへんになると、相談できる人がさらに少なくなってしまうのです・・ 

お礼日時:2006/12/21 02:12

貴方は、資格取得をしないでも、法律事務所で相当の待遇を得ながら


働きたいわけですよね。

貴方の選択肢を考えてみました。
法律事務所:弁護士や、司法書士事務所での補助者
 これは、基本的に女性がやる仕事で給料は低いです。
 また、有資格者でないとまともに取り扱われないです。
 有資格者というのは、弁護士です。
 司法書士などは登記工場と呼ばれる程度でして、一枚数千円
 の仕事を大量にこなす割の合わない仕事です。
 あなたは苦労して登記工場には入りたくないでしょう。

一般企業:法務部
 弁護士でなくても入れます。しかしサラリーマンですから
 それなりの待遇はされます。

結論:小さい事務所で実務を学んでも一生貧乏人。他の回答者が
  例示していたのと同様。弁護士になれればいいがリスクが
  多すぎる。→大企業のサラリーマンになり社員として
  企業法務に従事するのがベスト。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
結論はその通りだと思うのですが、法律事務所の求人を当てにして、来年4月卒業にもかかわらず就職活動をあまりしていませんでした。
法律事務所の求人はほとんど直前なので・・

小中規模の事務所に就職先をみつけ、実務を積み、企業に転職するしかないでしょうか

お礼日時:2006/12/10 13:44

 No.1の者です。

資格がなくても企業法務に就く事はできると思いますが、企業法務という仕事も決して楽な仕事ではないでしょう。私の周りに企業法務という形で就職した人間がいないのでわかりません。申し訳ありません。ただ、弁護士とキチンと話ができる程度の経験の積み重ねは必要か思われます。また弁護士であっても、企業顧問の仕事を覚えるのに3年はかかると言われていますから…。

 法学部卒であっても、無資格者であれば足下を見られる事が少なくないと思われます。現に私の周りに法学部卒で司法書士事務所で補助者をしていた人間がいるのですが、「こっちは神経すりへらして作業してんのにこの給料は何なんだよ」と愚痴をこぼしてましたから。有資格の補助者であれば一般企業の給料+αくらいはもらえるようですが、それも事務所により…ですね。

 辛口のコメントになってしまいますが、企業では法学部卒を「法律の専門家」とは見てくれません。しかしながらあなたが勉強してきた事や経験してきた事を活かせる場面はあるでしょう。まず具体的な目標を設定してそのための道筋を見つけるのが最善の策かと思われます。「なれればいいな」ではいつまでたっても足踏み状態のままで時間だけが過ぎて行く事になるでしょうしね。がんばってください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
具体的な目標が描けなければ、叶わないと思っています。
よく考えることにします。

お礼日時:2006/12/17 00:42

 どういった状況なのか全くわかりませんが、個人的には司法試験合格を目指して頑張ったほうが良いような気がします。

実務経験はその後でも積めますから。

 色んなスタイルの人がいて、一概に「こう」とは言えません。補助者をしてから法曹になった方もいますし、未経験から挑戦されている方もいますし、司法書士→弁護士という方もおられます。まずあなたがどうしたいのかという考えが根底にないと中途半端な感じになると思います。

 ちなみに…司法書士事務所での無資格の補助者であれば、仕事内容の割りに合わない、時給数百円程度の給料しかもらえないでしょうし、すぐに儲かるようなものではないといったような実態を目の当たりにする事によってやる気が失せるかも知れません。そういう零細事務所は結構多いみたいですから。

この回答への補足

ありがとうございます
大学は来年卒業予定で、法律事務所でキャリアをつめば、資格はなくともいずれパラリーガルや、企業の法務などの仕事につながるのかなと思いました。
資格がないと、給料も低いままなんでしょうか 不安です

補足日時:2006/12/10 11:35
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