
こんな文章に出会いました:
The European caricature at its most extreme depicts an America dominated by a "culture of death," its warlike temperament the natural product of a violent society where every man has a gun and the death penalty reigns.
前半は、
「極端なヨーロッパの戯画は、アメリカを「死の文化」に支配されていると描き、、、」
と理解したのですが、後半部分の構文が分かりません。
色々考えた結果、後半は、depictsを述語とするSVOCで、
「人々は銃を保持し、死刑が執行されている暴力的社会の当然の帰結として描いている」
と考えました。しかし、"depict"を調べてみると、SVOをとる動詞として説明され、また「ーと描く」という場合には"as"がつく、と書かれてました。
どなたか、"depict"とこの文章の構文を教えてください。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
No.3です。
早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。2)の解釈では、このasはdepictという動詞とは全く関係ありません。depict A as B「AをBとして描く」と解釈しているのではありませんから、わかりにくかったようでしたら、もう一度簡単にご説明します。
depictsの目的語はan America dominated by a "culture of death,"で、このdeathの後にあるコンマは、「つまり」と言い換えになっていて、its warlike temperament (as) the natural product of a violent societyがその言い換えの名詞となっています。
この部分を和訳すれば、「死の文化によって支配されているアメリカ、すなわち暴力社会の当然の産物(としての)アメリカの好戦的気質、を描いている」となります。つまり、depictの意味上の目的語が2つあり、1つはan America dominated by a "culture of death,"、2つ目はits warlike temperament (as) the natural product of a violent societyとなるということです。
簡単に言えばdepict A(=B as C)「A、すなわち、CとしてのB、を描く」という図式になります。
このasは「~としての」「~という」という意味で、its warlike temperament = the natural product of a violent societyというように、同格におく前置詞としての働きがあります。この前置詞が何故省略されたかは、同列・同格のものを平行に記することで、その解釈を読者に委ねたものと思われます。以下の例もご参照下さい。
I love my family (as) the energy of my life.
「生活の活力となる家族を愛す」
I need a car (as) the way of traveling.
「移動の手段としての車が必要だ」
などご参考になれば。
この回答への補足
何度も丁寧なご回答をいただき、ありがとうございました!おかげさまで、どんどんと理解が深まっているような気がしています。最後にお伺いしたいのが「同列・同格のものを平行に記することで、その解釈を読者に委ねる」という点です。この場合、どの点について「解釈を委ねた」のでしょうか? というのも、asの省略だとすれば、ご指摘のように「~としての」あるいは「~という」としか解釈出来ないような気がするのですが...。もし、as以外の語が入る可能性があってはじめて、解釈の余地、が出てくる思うのですが。混乱した質問ですみません。
補足日時:2007/04/19 12:41No.6
- 回答日時:
No.5です。
補足質問にお答えします。<最後にお伺いしたいのが「同列・同格のものを平行に記することで、その解釈を読者に委ねる」という点です。この場合、どの点について「解釈を委ねた」のでしょうか? というのも、asの省略だとすれば、ご指摘のように「~としての」あるいは「~という」としか解釈出来ないような気がするのですが...。もし、as以外の語が入る可能性があってはじめて、解釈の余地、が出てくる思うのですが。> という補足質問に対する回答:
「解釈の余地(様々な可能性)を委ねた」のではなく、「解釈を委ねた(託した)」と書いています。
解釈を読者に委ねた点とは「its warlike temperament = the natural product of a violent societyとこの2句は同格になり、この2句を同列に配したことで、この間に同格となるasの省略が行われていることを、どうか汲み取ってね」という、読者への暗黙の期待を込めたということです。
以上ご参考までに。
No.4
- 回答日時:
No. 2です。
こんにちは!>そうすると、its warlike temperament
とthe natural productの間にはandがあり、それが省略されている、と考えればよいのでしょうか?そして、このような省略は文法的に許されているのでしょうか?
そうですね、ですからあまりいい英文と思わないのですが、日本語で言うと、あることを言って、...(それはつまり)~で、(それはつまり)だ、と説明を連ねていくような感じで、A,B,Cと名詞が並んでいるというのが、僕の解釈でした。and の省略というよりは、which is の省略のような感じかと思っています。(文法的には無理で、同格としか言えませんが...)
文法的にどう解釈しようが、意味は同じものとして伝わってきます。おっしゃるように、実質的には、補語として考えるようなことになってしまいます。as を省いた形と取っても、分詞構文と取っても、意味上は大きな違いを生まないのではないでしょうか。
No.3
- 回答日時:
はじめまして。
by以下、名詞句が3つ連続して並んでおり、これをどう処理するかが問題解決の鍵ですね。
この一文を分解すると、以下のようになります。
1.The European caricature「欧州の劇画」が主語S
2.at its most extreme「極端な」は主語を修飾する形容詞句
3.depicts「描いている」が動詞V
4.an America「アメリカとういもの」が補語C。固有名詞に不定冠詞をつけると「~というもの」という普遍的な普通名詞になります。
5.dominated by a "culture of death"「死の文化によって支配された」は、補語an Americaを過去分詞で後ろから修飾する形容詞句
この後にあるコンマで、「つまり」と一息ついて、後続の文はdepictの内容の言い換えをしています。
さて、以下の文ですが、
its warlike temperamentとthe natural product of a violent societyの日本語訳を並べてみて下さい。「その(アメリカの)好戦的気質」と「暴力的な社会の当然の産物」この2つを並べてみた時に、「好戦的気質」(結果)が「暴力的社会から生まれたもの」(原因)という主語S+動詞Vまたは、主語S=補語Cの関係がみてとれます。
そう考えると、次の2つの考え方が可能です。
1)この部分をS+Vととる場合:
このSVの部分は、USNAさんのご理解の通り、depictという動詞のOCと考えることが可能です。確かにCの前にはasという前置詞を入れるのが、この動詞の使い方ですが、ここでは省略が起こって許容範囲になっているものと考えることもできます。
「好戦的気質を暴力社会の当然の産物として描いた」という訳になります。この場合depictをVとするとSVOCの文型になります。
2)この部分をS=Cととる場合:
2文の間にやはりasが省略されており、このasは「~としての」と同格の働きをし、an America dominated by a "culture of death"の言い換えをしている名詞句、ととらえる考え方です。「死の文化に支配されたアメリカ、すなわち、暴力社会の当然の産物としての好戦的気質、を描いた」という訳になります。この場合、depict以降の名詞句はすべて、ひとつの目的語Oととらえることになり、文型はSVOになります。
上記の1)2)どちらの解釈をとるかは、著者の主観からしか判断できません。ただ、何度も読み返しましたが、ここは2)の解釈が正しいような気がします。つまり、前の名詞句の言い換えということです。
もちろんUSNAさんがおっしゃる通り、SVOCの解釈でも、言わんとしていることは、同じなのですが、ここで最も重要なのは欧米の劇画が何を風刺しているかという、depictの対象(目的語)であって、劇画家が何をどう描くかといった手法の問題ではないと思われます。主語が劇画家という人ではなく、劇画という名詞になっていることからも、劇画に描かれている内容を、言い換えを交えて詳しく説明しているものと思われます。
この後続文を分解すると以下のようになります。
1.its warlike temperament「その(アメリカ)の好戦的気質」はdepictの目的語O
2.the natural product of a violent society「暴力的社会の当然の産物」はすぐ前のits warlike temperamentの言い換えとしてas「~としての」で接続。
3.where every man as a gun「誰もが武装する」は関係副詞whereで、先行詞a violent societyにかかる形容詞節
4.andは関係施設のevery man as a gunとthe death penalty reignsの2つの文をつなぐ等位接続詞
5.the death penalty reigns「死刑が支配する」は関係副詞whereの中の2つ目の文。先行詞詞a violent societyにかかる
全文を和訳すると、
「ヨーロッパの過激派劇画は、死の文化に支配されたアメリカの姿を描いている。すなわち、誰もが武装し、死刑が支配する暴力的な社会から自然に生じた、その好戦的気質を描写しているのである」
となります。
以上ご参考までに。
とても丁寧なご回答を、ありがとうございました!とても納得したのですが、一点疑問が残りました。2)の解釈の場合、asが省略されている、ということでしたが、depictという動詞にとってasは大切な前置詞であるはずなので、それを「敢えて省略するメリット」とは何なのでしょうか?変な質問をしまいすみません!
No.2
- 回答日時:
こんにちは!難しい英文です。
The European caricature at its most extreme depicts an America dominated by a "culture of death," its warlike temperament the natural product of a violent society where every man has a gun and the death penalty reigns.
dipict にSVОCの文型を取らせるのは無理だと思います。
an America dominated by a "culture of death" がОですね。Americaにa がついているのは、「種類」を考えるときにつく aです。「《死の文化》に支配されたアメリカ」という意味です。
全体で、
「ヨーロッパの風刺は、極端な場合には、《死の文化》に支配されたアメリカを描く」となります。
続くits warlike temperament は、《死の文化》とほぼ同義ですので、文法的には、同格として捉えられると思います。そしてそれに続く、the natural product of a violent society where every man has a gun and the death penalty reigns.は、its warlike temperament (which is) ...
と繋がるような感じで捉えればいいのですが、文法的には、同格と捉えるよりなく、珍しい形ですが、A,B,Cと名詞が3つ同格的に並んでいる構造となっています。(たぶん、統語法にうるさいネイティブなら、非難しかねません。)
英語の構造を映した日本語訳にすると、
「ヨーロッパの過激な風刺には、《死の文化》――(すべての人間が銃を所持し死刑が君臨する暴力的な社会の当然の産物とも言える)好戦的な気質――に支配されたアメリカ、が描かれる。」
ということなのだと思います。僕もあまりいい英語とは思いません。
早速のご回答、ありがとうございました!そうすると、its warlike temperament とthe natural productの間にはandがあり、それが省略されている、と考えればよいのでしょうか?そして、このような省略は文法的に許されているのでしょうか?質問を重ねてしまいすみません!
No.1
- 回答日時:
depict は,portray さらには,represent をかたくした語です。
represent と同様,depict O ~ing や,depict O as C という表現は使えると思います。
~ing の部分は,主客が入れ替えて過去分詞を用いることもできるでしょう。
ただ,an America のように,America に an がついていることから,dominated by "culture of death" によって,修飾されて,
「死の文化」に支配されているアメリカの姿
「死の文化」に支配されたものとしてのアメリカ
のような意味にとらえた方がいいのではないでしょうか。
its warlike temperament the natural product of a violent society where every man has a gun and the death penalty reigns
の部分は,
its warlike temperament を O,
the natural product of a violent society where every man has a gun and the death penalty reigns を C と考えるよりも,
分詞構文で being が省略されたと考えた方がいいのかもしれません。
構文的にはそうであっても,内容的には,「風刺画は,そのように描いている」の方がぴったりのようにも思います。
早速のご回答、ありがとうございました!なるほど、beingが隠れている、ということですね。そう考えると、depictを知覚動詞として解釈しなくてもよいですね。
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