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司法書士を志している大学生です。

過去にも同じようなことを聞いている質問は多々ありますが、司法書士の展望についてです。
司法書士の主な仕事の中には、多重債務問題の解決や簡裁代理権なども含まれますよね。
しかし、前者については利息制限法1条2項・4条2項が廃止されたり、出資制限法の上限利率が引き下げられたりと、今後多重債務に苦しむ人たちが減っていくことが予想され、この辺の仕事が減ってしまうのではないかなと思いました。
(もちろん事後救済より予防の方が望ましいということはわかっていますが…)
また、後者については、弁護士があまり金にならないから引き受けたがらない少額訴訟を、司法書士が引き受けることになったわけですが、
今後弁護士3000人時代を迎えると流石にそんなことを言っている余裕がなくなる弁護士も出てくると思います。すると、依頼者としては、やはり「裁判といえば弁護士」ですから、司法書士に簡裁代理を依頼する人なんていなくなってしまうのではないでしょうか。

仮に司法書士になれたとして、食べていけるか心配です。

A 回答 (4件)

司法書士有資格者です。



>前者については利息制限法1条2項・4条2項が廃止されたり、出資制限法の上限利率が引き下げられたりと、今後多重債務に苦しむ人たちが減っていくことが予想され、この辺の仕事が減ってしまうのではないかなと思いました。

現在のように10社から借入して、1000万円以上の借金というような多重債務者は減ってくるでしょう。過払訴訟というのものあと5年すれば無くなるかもしれません。でも、借金で困る人は劇的には減らないと思いますよ。法律で与信を厳しく審査しても、お金を借りたがる人はたくさんいます。こればっかりは経験上たくさん見てきましたから。。。
ですから、多少は減るでしょうが、自己破産、民事再生はしばらくはそれほど減らないと思います。あくまで個人的には

>後者については、弁護士があまり金にならないから引き受けたがらない少額訴訟を、司法書士が引き受けることになったわけですが、

都市部では、やはり弁護士が少額訴訟する方が多いと思いますよ。多分。

>今後弁護士3000人時代を迎えると流石にそんなことを言っている余裕がなくなる弁護士も出てくると思います。すると、依頼者としては、やはり「裁判といえば弁護士」ですから、司法書士に簡裁代理を依頼する人なんていなくなってしまうのではないでしょうか。

確かに都市部ではそうかもしれないです。でも、それほど悲観しなくても良いとも思います。弁護士が増加すれば、必ず圧力団体化してきます。現に最近、弁護士政治連盟が立ち上がりました。すると、それほどお金が儲からない司法書士業界に入ってくるよりも、アメリカ型の懲罰的損害賠償と訴額の定額化を成立させて、成功報酬を上げ、企業としてはその防衛策が必要になり、そこで弁護士が顧問・・・という事もありえなくはないですか?

と、まあcgcddさんが余りにも悲観的だったので、かんがえられる反対説を挙げてみました。

まあ、お金と余力があれば弁護士を目指してもいいとは思いますが、司法書士も捨てたものでもないです。近頃は、弁護士の法律事務所でも雇ってもらっているますし、食いっぱぐれることはないでしょう。
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この回答へのお礼

有資格者の方ですか。わざわざありがとうございます。
大変参考になりました。
司法書士の業務のメインは登記ですから、そっちの仕事を沢山もらえるように奔走すれば、なんとかなりますよね。
あくまで債務整理とか少額訴訟の代理とかはオプションのようなものですし。
>>近頃は、弁護士の法律事務所でも雇ってもらっているますし、食いっぱぐれることはないでしょう。
はい…。そう信じて勉強がんばります。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/27 12:31

意欲的に積極的に仕事に取り組む人は、どんな業界・どんな環境におかれても、きっとうまくやっていけるでしょう。


とはいえ、業界の事情はどうなんだ?と気になるのは当然ですね。司法書士を目指している質問者様には、少しネガティブな意見かもしれませんので、お許しください。まず裁判業務について、私も含めて一般国民が、裁判を考えたとき真っ先に思い浮かぶ専門家は、やはり弁護士ですよね。個人的には、簡易裁判所でしか活躍できず、他では書類作成しかできない制限された範囲よりは、多少高くても、何ら制限なくお任せできる弁護士の方がいいと思います。ただ、身近に司法書士はいるが、弁護士がいないなら検討の余地はあります。それから弁護士が増えても、多くは大規模事務所に収まってしまうような気はしますが、さりとて増えに増えれば(平成30年、11年後には5万人とか?)、影響はあるでしょうね。もし、裁判業務を中心にお考えならば、弁護士になることをお勧めします。「国民のために」と考えるならば、何ら制限なく闘えるほうが、国民のためだからです。
今、司法書士で儲けたいなら、債務整理を派手にやるか、それなりの規模で件数をやってる不動産業者をがっちり自分の取引先にするか、ですね。そうでもなければ、なかなか予備校のいうような年収にはならないのが現実ではないでしょうかね。あまり高級外車に乗っている司法書士って聞きませんし・・・。
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この回答へのお礼

>>ただ、身近に司法書士はいるが、弁護士がいないなら検討の余地はあります。
そうなのですが、地元が東京なので、何の伝もない地方で開業するのは現実的ではないかなと思います・・・

>>それから弁護士が増えても、多くは大規模事務所に収まってしまうような気はしますが、さりとて増えに増えれば(平成30年、11年後には5万人とか?)、影響はあるでしょうね。もし、裁判業務を中心にお考えならば、弁護士になることをお勧めします。
しばらくの間は、まだ司法書士が登場する余地があるということでしょうか。
特に裁判業務がやりたいと考えているわけではないので(少しでも仕事の幅が広がればと思っただけです)、やはり弁護士ではなく司法書士を目指そうと思います。
細々とでも、生活できればいいですかね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/26 18:27

消費者金融がこれまでのような融資しなくなったとはいえ、


仕事がなくなるほど劇的に多重債務者が減るだろうとは思えません。

職に就いていても年収が低い層が多くなると予想されるからです。

人に感謝される仕事というのは、金銭だけでは計れない得がたいものだと思います。
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この回答へのお礼

>>人に感謝される仕事というのは、金銭だけでは計れない得がたいものだと思います。
それは確かにそのとおりだと思います。そもそも私が司法書士になろうと思ったきっかけもそれですから。
とはいえ・・・ボランティアだけでは生活できないのも事実ですよね。
大いなるディレンマですねぇ。
でも、職業として食べていけないような仕事ではないようなので、勉強をがんばってみようと思います。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/26 18:18

あなたの努力次第です。

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