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いつもお世話になっています。

Science is far ( ) a collection of facts and methods.

以上の英文の( )内に適語を入れる問題が大学入試用問題集にあったのですが、選択肢の中に

(1)away from
(2)more than

の2つがあって迷っています。
正答は、(2)のmore thanで全文の意味が「科学とは事実と方法論の集積以上のものである」となるのは分かるのですが、(1)のaway fromは( )内に入らないでしょうか。「科学とは事実と方法論の集積から遠く離れたものである」。確かに意味はおかしいですが、文法的には成立するのでしょうか。ご教示ください。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

アメリカに住んで40年目になりました。

 何か私なりにお手伝いできるのではないかと思い書いています。

まず、far away fromと言う表現についてです。

これは日本には勘違いしている人がいるらしいですが、実際の距離だけを示すものでは決してありません。 単語から訳している試験文法の弊害なのでしょう。

far away from reality, far away from the truthなどのように抽象的もいえる表現にも使われるのですね。 抽象的であるので日常会話が出来る程度だと聞いたり読んだりすることはないのかもしれませんが実際に使われている表現なのです。

つまり、日本語の「離れている」と言う表現のフィーリングと同じなのです。 

farが使われているので「かけ離れている」と言う言うようなフィーリング的強調が出てきます。

ではなぜ、この表現が今回の問題ではバツになるのか、と言うと、文章としては書けても、科学と言う単語の常識的知識からあまりにも違った文章だからなんです。

科学とは事実の集積から始まってそれをどう解釈するか、と言う学問ですね。 それをこの文章では、そういうことからかけ離れている、と言っているわけですから、この表現、何を言おうとしているか、が間違っているからバツになるのです。

つまり、この作者は,科学とは、それ以上のものなんだよ、されだけじゃないんだよ、と言いたいと思われるから、far more than と言う表現をするだろう、と考えるわけです。

この意味の方が常識にあっていますね。 

と言うことで、試験文法ではどうだか分かりませんが、使われている文法では問題のない表現だけど、内容が常識から「離れている」からおかしい、と言う事になるわけです。 This sentence is far away from the common understanding of the word science.と言う事になるわけです。

これでお分かりになりましたでしょうか。 ご理解しにくいところがあったり追加質問がありましたらまた書いてください。
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この回答へのお礼

よく分かりました。
常識からかけ離れているから間違いなのですね。
どうしても試験文法で考える癖が抜けず、文法にとらわれてしまい、その文の意味しているところが常識とかけ離れていることを見過ごしていました。
懇切なご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/26 07:52

こんにちは。



ご質問1:
<(1)のaway fromは( )内に入らないでしょうか。「科学とは事実と方法論の集積から遠く離れたものである」。確かに意味はおかしいですが、文法的には成立するのでしょうか。>

文法的には成立しません。また、ここでは意味も通じません。理由は以下の通りです。

1.far awayのawayは「離れて」という距離感を示す副詞です。従って、far awayは「遠く離れて」「はるか遠くに」といった実質の距離感を示す副詞となり、「程度」を示す副詞ではありません。

2.従って、ご質問文のa collection of facts and methods「事実と方法論の集積」を受けるには、「程度」の用法でなく「距離感」を示す用法のfar awayは、ここでは不適となります。

3.もし、farとawayを使って「程度」を表すのであれば、イディオムfar and away「はるかに」「断然」という、farを強調する用法があります。

ただこの用法は、比較級、最上級と用いられるので、ご質問文のように名詞の直前への配置は不適となります。
例:
The bridge is far and away the longest among the five.
「5つの橋の中ではその橋が、飛びぬけて長い」


ご質問2:
<正答は、(2)のmore thanで全文の意味が「科学とは事実と方法論の集積以上のものである」となるのは分かるのですが、>

1.この問題は、比較級の強調に使われる副詞を問う問題です。farが比較級の強めに使われる副詞だと知っているかどうかをみる問題なのです。

2.比較級を強める働きを持つ副詞は、farの他にmuch、stillなどもありよく出題されるので、覚えておいて下さい。意味は「はるかに」「ずっと」と強調の訳になります。

3.ご質問文の意味は、その強調のfarの意味を踏まえて
「科学とは、事実と方法論の集積を、はるかに上回るものである」
ぐらいの訳になります。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

非常に参考になりました。
この問題は、farが比較級を強める働きをする、ということを読み取れるかどうかがポイントなのですね。
今後はその問題が何を訊いているのか、を考えながら問題を解くようにしてみます。
丁寧なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/26 07:55

1でもいいですが、意味が”事実と方法論の集積とは全くかけ離れたものである”となります。

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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/26 07:55

far from とか away from とかは言いますが、


far away from とは言わないのでは?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/26 07:56

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