下の二文について文法の質問です。
Two animals could have made the eight footprints.
二匹の動物なら8つの足跡がつけられたはずです。
The octpus might have taken the peanuts.
たこがピーナッツをとったのかもしれません。
これらは文法ではどういう分類にはいるのですか?
過去の可能性、推量でいいのですか?助動詞 +完了形というのですか?
仮定法過去完了にもにていますが If~ からはじまらないと仮定法過去完了とはいいませんか?
might could の部分のみの訳としては、
might=かもしれなかった could=できた
というように単純にmay can の過去形ととらえたらいいのですか?
must should をつかう文の場合は過去形がないからそのままの形でいれて訳は過去形で訳したらいいのですか?
教えてください。
No.4
- 回答日時:
>これらは文法ではどういう分類にはいるのですか?
過去の可能性、推量でいいのですか?助動詞 +完了形というのですか?
仮定法過去完了にもにていますが If~ からはじまらないと仮定法過去完了とはいいませんか?
まあ、仮定法過去完了と同じ枠組みですので、仕組みが非常に似ています。ですから仮定法過去完了としてお勉強なされると理解が進むと思います。そして最終的には仮定法過去完了という分類は捨ててしまった方が良いと思います。
He might have seen the phenomenon.
彼は「ひょっとしたら」その現象を見たことがあるかもしれない。
これは可能性の「乏しい」過去の事柄を想像するときに用いるものです。
彼が現象を見たのを疑う気持ちはたいへん強いですが、見た可能性も「全くゼロではない」時に使います。
つまり現象を見た可能性も少しはあります。
この文に「if +過去分詞」がついていれば仮定法過去完了ということになり、過去の事実と反対の想像を表すことになります。
「彼がそこにもし行っていれば、その現象を見たかもしれないのに」のようなケースです。
実際は、彼はそこに行っていないので、現象を見ることはなかった場合ですね。
つまり彼が現象を見た可能性は「ほぼゼロ」です。
そういう意味で上の文は仮定法過去完了とは差があります。
というわけで慣れてきたら仮定法過去完了という分類からは最終的に脱出なさるのが良いでしょう。
仮定法とは過去の事実と反対の想像を表す(可能性ゼロ)のが原則ですから、可能性が全くゼロではない場合の表現はまた別になるわけです。
従って
The octopus might have taken the peanuts.
たこがひょっとしたらピーナッツをとったのかもしれません。
これもピーナッツを取った可能性は少しはあります。可能性ゼロではありません。
そういうわけで「一つの文法事項に完全に当てはまらないものがあるということを知るためにこそ、文法事項が存在する」といったところだと思います。
ご質問の文が仮定法過去完了に分類されるということであれば、私も見てみたいのでそのように書いてあるものの出典を教えて欲しいですね。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
昨年(2007年)の3/30のご質問以来ですね。ご質問1:
<これらは文法ではどういう分類にはいるのですか?>
1.could have made:
仮定法の帰結で使われる婉曲用法になります。
2.might have taken:
条件節の内容を言外に含んだ婉曲用法で、ここでは「可能姓」の意味で使われています。
ご質問2:
<過去の可能性、推量でいいのですか?>
解釈としては、それで結構です。
ご質問3:
<助動詞 +完了形というのですか?>
「婉曲用法の助動詞の過去形+完了動詞」、正確には「婉曲用法の助動詞の過去形+完了の助動詞have+過去分詞」となります。
ご質問4:
<仮定法過去完了にもにていますが If~ からはじまらないと仮定法過去完了とはいいませんか?>
そんなことはありません。
1.仮定法は必ずしもIf節があるわけではありません。
2.場合によっては、副詞句や主語などだけで仮定法を表すことができます。その要となるのが、助動詞の婉曲用法です。
例:
I could go out on Sunday.
「日曜なら、出かけられるんだけど」
You could do that.
「あなたなら、それをすることができるのに」
となります。
3.仮定法には仮定法現在、仮定法過去完了、仮定法過去完了があります。いずれも「事実と反することを述べる」という点で共通しています。
仮定法過去は「現在の事実に反すること」、仮定法過去完了は「過去の事実に反すること」を仮定します。
4.上の2の2文はともに仮定法過去の文になっていますから、現在の事実と反対のことを述べています。従ってそれぞれ
「日曜でないので出かけられない」
「あなたじゃないのでそれをすることができない」
という事実が存在します。
ご質問5:
<Two animals could have made the eight footprints.>
1.このcould have madeは仮定法過去完了の帰結で使われる推量を表す婉曲用法です。「可能」のニュアンスはcouldに内包されてます。
2.ここではIf節の代わりに、主語Two animalsが条件節の意を含んでいます。
3.意味は
(直訳)「二匹の動物なら、8つの足跡をつけることが、できただろうに」
となり、抄訳のような意訳になっているのです。
つまり、実際には
「二匹の動物でないので、8つの足跡をつけることができなかった」
という過去の事実が存在します。
ご質問6:
<The octopus might have taken the peanuts.>
1.このmight have takenは条件節の内容を言外に含んだ婉曲用法で、「可能姓」の意味になります。
2.ここで内包されている条件節とは、「もしかしたら」「可能性があるとしたら」「よく考えてみれば」といった「もし」という仮定した内容です。
3.このmightはその条件のニュアンスを受けて、「可能姓」を表し「~かもしれない」という意味で使われています。
4.意味は
(直訳)「(ひょっとしたら)たこがピーナッツをとったのかもしれません。」
となり、言外に「ひょっとしたら」という意味を含んでいるのです。
これも事実とは言い切れませんから、事実と反する「仮定法」の一種になります。
ご質問7:
<might=かもしれなかった could=できた というように単純にmay can の過去形ととらえたらいいのですか?>
文法上はそれで結構です。しかし、解釈上は、単純な過去ではなく、あくまで仮定法の婉曲用法としての過去形になります。
ご質問8:
<must should をつかう文の場合は過去形がないからそのままの形でいれて訳は過去形で訳したらいいのですか?>
いいえ。
1.must shouldは単独では「過去」の用法はなく、「過去」の意味にもなりません。
2.それぞれ
must:
「~なければならない」(義務)
「~にちがいない」(推量)
should:
「~すべきだ」(義務・提案)
「~はずだ」(当然)
の意味になります。
3.これら単独では仮定法にはなりません。
4.一方、これらが完了動詞と一緒に使われると、過去推量、仮定法過去完了の帰結の婉曲用法になり得ます。
例:
(1)must have pp:
1)意味は「~したにちがいない」となります。
2)文法上の分類は「過去推量」です。
3)この用法では、「義務」すなわち「~なければならなかったのに」の意味にはなりません。
4)その意味にするなら
have to have pp
should have pp
などの助動詞を使います。
(2)should have pp
1)意味は「~すべきだったのに」となります。
2)文法上の分類は「仮定法過去完了の帰結の婉曲用法」です。
3)つまり、過去の事実に反することを推量する表現ですから、実際は「(~すべきだったのに)実際は~しなかった」という事実が存在します。
(3)両者の違いは、「過去推量」と「仮定法の婉曲用法の推量」にあります。その区別は、「事実に反する内容を推量しているかどうか」という点にあります。
should have ppの方では、「~すべきだったのに実際はしなかった」という過去の事実が存在しますが、must have ppの方では「~したに違いない」と過去の推量をしているだけで、過去にその事実があったかどうかはわからないので事実に反するとは断言できないのです。
以上ご参考までに。
No.2
- 回答日時:
お答えします。
まず最初の文は、文法的に言うと「仮定法過去完了」です。
「過去完了」の形をしていますが、内容的には過去について述べています。
If から始まらないと仮定法にはならない、なんてことはありませんよ。
仮定法を使うのは話のリアリティが低い、あるいはほぼゼロに近いときに使います。古文で言う「反実仮想」です。
I wish I could play the piano. ←実際にピアノは弾けない。(現在)
If only she had been there at that time. ←実際彼女はその時そこにはいなかった。(過去)
ですから、「二匹の動物が八つの足跡をつけることが(実際に)できた」という現実性のある内容にするなら Two animals could make the eight footprints. となります。
この文を「実際にはしなかった」という(現実性のない)内容にすると、最初の文になります。
2つ目の文は過去の推量です。
助動詞のmust や should には could のような「過去形」が存在しないため、過去の話にするためには must have p.p や should have p.p. を使います。
助動詞の後ろに完了形のカタチをとりますが、あくまで内容は単純な過去を述べているだけなので注意。
ただし!助動詞のmightは「~かもしれなかった」のように「過去形」として使うことはなく(時制を一致させるときには使います)、may よりも可能性が低いことを表す一種の仮定法として使います。要するに内容的にはmay「~かもしれない」と同じということです。
まぎらわしいですが、仮定法は時制さえ理解すれば楽勝です。頑張ってください。
No.1
- 回答日時:
>過去の可能性、推量でいいのですか?はい、法助動詞です。
>仮定法過去完了にもにていますが If~ からはじまらないと仮定法過去完了とはいいませんか?同じ部類に属してます。
>というように単純にmay can の過去形ととらえたらいいのですか?
この場合、might / could はほぼ同じ意味ですので、単純に過去にした日本語を当てるのではなく、可能性の推量というくくりで捕らえればよいと思います。
ここでは may , can の過去形ということではなく
mightも could も法助動詞ということです。
過去、現在、未来 のことに使えます。
have + P.P. で過去のことを推量していることになります。
現在は (ex) You could be right、
未来は (ex) He might be watching video tonight.
過去は (ex) It could have been better.
>must should をつかう文の場合は過去形がないからそのままの形でいれて訳は過去形で訳したらいいのですか?そうです
同じ法助動詞ですので
must have P.P(~であったに違いない)
should have P.P(~であるべきだった、すべきだった、「実際にはしていなくて反省の意を表現」)
で過去のことになります。
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