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印刷の特色印刷について質問です。

グラフィックデザイナー歴8年。
今まで特色印刷をする場合、DICやPANTONEなどの
チップをつけNOを指定して入稿しておりました。

先日、今まで4色分解で印刷していた名刺を
2Cで刷ることになり、特色入稿のための準備をしていたところ…

上司(営業)より
「4色分解時のアミ指定(%)の参考に、むこうで近い特色を
“作って”もらうからNOは指定しなくてよい」
という指示(?)があり、NOを指定せず入稿しました。

その時はじめて、「特色は、指定したチップの配合率を
参考にインクを配合して作る」
ということを知りました…!!!!
今までずっと、チップの種類だけのインクがあってそれを使って
印刷するものだと思っていたので…
(上司からもツッコミがあったのですが、それではスペースとりますよね…)

上司は「DICやPANTONEには存在しない色だってあるんだし、
結局はインク職人(?)さんが、見本を参考にインクを配合
するのだから、わざわざチップで色指定してくても問題ない」的な
ことを言います。

無事に刷り上がったのですが、
今後もこのような方法で(NOを指定しないで入稿)
入稿するということにすごく気が引けてしまいます。

印刷屋さん的にこういう入稿のやり方ってどうなんでしょうか??
DICやPANTONEなど、数多くの色見本に存在しない色なんて
あるんでしょうか?
また存在しない特色を出力などの見本に合わせて
“色をつくる”ことなんて頻繁にあるのでしょうか。
こういう入稿の仕方を頻繁にしてくる、デザイン会社って
たくさんあるものなのでしょうか?

また今回のような色指定のされかたをした場合、
どういったプロセスで近い色を作られるのでしょうか。
(例えば、まずはチップを探して→配合率を調べて→最後に微調整など)

印刷屋さんに勤めていらっしゃる方で、
現場をよくご存知の方にお答えいただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

グラフィックデザイナーです。


この仕事を14年しています。


近い特色を作ってもらうから指定しなくても良いという方法はアリですが、
いつも付き合いのある印刷会社さんとの間で成立する阿吽の呼吸だと思っています。

カラーチップを添付するとか、DICナンバーを伝える、という手間は
惜しみたくないですよね。

印刷物の色のディレクションは誰の仕事かというと、
デザイナーやディレクターの仕事だと思うのです。
印刷会社さんに背負ってもらうものではないと思っています。
(発注者が印刷会社さんだとすると話は違ってきますが)

納品するものが意図した色かどうかを判断するのは、原稿を作った人にしかできません。
DICなどの「基準」を決めることで、ディレクションにブレがなくなりますよね。
印刷現場の人も「基準」を共有することで、作業がスムーズになると思っています。

また、出力などの見本に合わせる場合ですが、
プリンタがいつも同じ色を出しているとは限りません。
意外に気づかないものですが、部品の劣化や他の原因によって
トナーの流量が変わっていることがありします。
(後になって気がついて、肝を冷やすことも何度か……)

というわけで、できる限りカラーチャートやカラーチップで
色の確認はするようにしています。

印刷現場では状況に合わせて調合を変えることができます。
だからこそ原稿を渡す側は、しっかりした基準を用意する必要があると思っています。

「現場まかせ」ができるレベルの案件ということで、上司の方は
指定なしでもOKとの判断をされているのだろうと想像しました。

ケース・バイ・ケースで処理された方が良いと思います。
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過去に印刷会社でデザインをしていました。



特色の殆どは現場で職人さんが作っていました。
色見本は何でもいいようですね。

実際はクライアントが印刷物の切れ端を色見本としてよこすこともありますし
それくらいはまだいいほうで
中には風景写真の中の一部分を指して「この色で」という場合もありました。

特色をカラーチップで指定するのは
主に、電話指示などで色目が見えない場合の暗号解読表みたいなものです。
「DIC○○番」と言えば全国何処でも同じ色で伝わりますし。

あるいは上記のような場合に共通の認識を得るのに使うくらいです。
ご質問にあった「色見本に存在しない色」と言うのは
こうした場合に実感できます。
自然界に在る色なんて数百の色見本では絶対にカバーできません。

特色インキは主に、その色で膨大な数の印刷物を刷る場合などに使います。
一回きりで少量の印刷の場合は現場で作るのが一般的です。
混ぜようが特色缶を使おうが、同じ色が出ればいいわけですから。

指定色を作るプロセスなんて、決まったものはないようです。
私が見た範囲では、職人さんが適当な色のインクを混ぜて作って
それを印刷元紙に少しだけつけて
紙同士をこすって薄く延ばして、添付された色見本と比べていました。
実際は経験がモノを言うのでしょうが
見た目には「こんなふうに作るのか」としか思えない適当さです。
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私はグラフィックデザイナーで、指定する側ですが、


お願いする印刷会社さまによっても変わるとおもいます。
また、いくらナンバーで指定しても、紙の質や印刷会社によって
色は変わってくるし、チップではない色も多いです。
私の場合は、そこまでこだわらないときはナンバーで指定して
厳密に色を合わせたいときは、
出力見本を渡したりして、色を合わせてもらいます。
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初めまして。


元印刷屋でした。

今回の件のようなことはよくあります。
少なくともCMYKで色を表現するときのパターンはほぼ無限大です。

その中でも標準化を図ってくれたのがDICなどのカラーチップです。
これを使うと色見本を届けることが出来ない遠方の業者でも、印刷業者に色を指定しやすく出来たんです。

今回のように色No.の指定がない場合、カラーチャートを使う技術もいますが、大体は技術の人の長年の勘に頼っているようです。

ただ、本当に混色が難しい場合は、試しの色見本を作ってユーザーに確認してもらっていましたけど。

はっきり言える事は今はデータ入稿が基本になってきているので、DICなどの色No.を言われない業者の方が多いことは事実ですね。
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