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Thank you for sending me this letter.
「手紙を送って『いただき』ありがとうございます。」

Thank you for giving me a chance.
「機会を『頂き』ありがとうございます。」

英日翻訳の世界では漢字を使わない書き方(例、~してください、~のため)があると聞いています。「それを私に下さい」の「下さい」は意味があるので漢字だと聞きました。
それでは、「頂く」はどうでしょうか?
上記の2番目の「頂く」は「頂戴する」という意味があるので漢字でもいいと思うのですがどうでしょうか?
両方ともひらがなでしょうか、それとも漢字でしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは。



まず、#1様へのお礼に書かれているご質問についてですが、
質問者様が認識されている通り、
「~を頂き、ありがとうございます」
あるいは
「~していただき、ありがとうございます」
は、正しく、そして広く用いられている敬語表現です。

そして、下記によると、「~くださり」よりも強い謝意を表すとのこと。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2006/12/120 …



>>>英日翻訳の世界では漢字を使わない書き方(例、~してください、~のため)があると聞いています。

英日翻訳に限りません。
補助動詞は、ひらがなで書くのが基本です。
私が小学校高学年か中学1年ぐらいのときの、国語の教科書に書いてあったと記憶しています。
それから十余年後、新人社員時代に配られたビジネスマナーの教材や用字用語辞典のようなものにも、同様のことが書かれていました。

「くださ・い/る」「いただ・く/き」以外の例としては、

△「御願い致します」 → ○「お願いいたします」
△「とりあえずやって見る」 → ○「とりあえずやってみる」
△「やって行く」「育って行く」 → ○「やっていく」「育っていく」
△「これまでやって来たこと」 → ○「これまでやってきたこと」
△「教えて貰う」 → ○「教えてもらう」
△「座って居る」 → ○「座っている」

などがあります。



>>>
上記の2番目の「頂く」は「頂戴する」という意味があるので漢字でもいいと思うのですがどうでしょうか?
両方ともひらがなでしょうか、それとも漢字でしょうか?

補助動詞ではないので、
漢字で「頂く」「頂戴する」と書きます。
「頂く」は、ひらがなで「いただく」と書いても差し支えありません。(=慣例)
ひらがなで「ちょうだいする」は奇異なので、やめておきましょう。


なお、ご存知でしょうが、
「~をやって頂戴」
とは書きません。念のため。
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この回答へのお礼

ばっちり理解することができました。
ぜひまた機会がありましたらお願いします。

お礼日時:2008/07/03 12:27

>上記の2番目の「頂く」は「頂戴する」という意味があるので漢字でもいいと思うのですがどうでしょうか?



そのとおりだと思います。
1番目は仮名でなければなりませんが、2番目は仮名、漢字の区別は書き手の自由です。ただ、2番目は大人は普通は漢字にすると思います。

政府と文部科学省も例えば次のような文書においてそのような書き方を推奨しています。
公用文における漢字使用等について(内閣官房長官通知)
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&i …
文部省用字用語例(文部大臣官房総務課)
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/7118/
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この回答へのお礼

大変参考になります。日本語は難しいですね。日本人に生まれてよかったです。

お礼日時:2008/07/03 12:26

はじめまして。



ご質問1:
<上記の2番目の「頂く」は「頂戴する」という意味があるので>

1.まず、和訳の「頂く」の語法に誤りがあります。

2.「頂く」は「目上の人からもらう」という意味の謙譲語になります。

3.つまり、この謙譲語が使われる場合、主体は話し手=「私」でなければいけません。

4.ご質問文のgiving<giveの主格は、「相手」であり、「私」ではありません。

5.従って、正しい語法は
「(あなたが私に)機会を下さって(ありがとうございます)」
となります。


ご質問2:
<「頂く」は漢字でもいいと思うのですがどうでしょうか?>

ひらがなの方がいいです。

1.「頂く」は補助動詞的な意味でも、漢字が使われることもありますから、漢字を使っても問題はありません。

2.ただ、この「頂く」は「目上の人からもらう」という動詞として使われているのではない、ということです。

3.何故なら、「機会を頂く」のは「私の動作」ですから、それに対して相手に礼を述べるのは不自然なのです。主語を明確にして和訳するとわかり易いでしょう。
例:
「機会を頂き、有難うございます」
=「私が機会をもらって、有難うございます」
ということなのです。

4.そして、この日本語は
Thank you for giving me a chance.
にはなりません。この文を和訳すると
「あなたが、私に、機会をくれて、有難う」
=「私に機会を下さって、有難うございます」
となります。

3.ご質問の和文は以下の文が省略されたものです。
「機会を『与えて頂き』ありがとうございます。」
『 』の部分は「与えて下さり」などでも結構です。

4.つまりgiveのニュアンスが含まれ、「頂き」は「~してもらう」という補助動詞的な働きをしているので、それ自体に独立した動詞の意味がないため、漢字にしないほうがいい、といっているのです。

とはいえ、補助動詞的な働きの「いただき」でも漢字にすることがありますので、それほど厳密に考えなくてもいいと思います。

以上ご参考までに。

この回答への補足

Parismadam さんの日本語訳をみて、私が理解しやすいように直訳的に訳していただいたと思います。「頂く」「賜る」という意訳もOKだと理解しました。

補足日時:2008/07/03 12:24
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「賜る」という意味の「頂く」は漢字にできることがわかりました。
ここからは英語の範疇じゃないかもしれませんが、「機会を頂きありがとうございます。」という日本語は Google 検索をかけても10万件以上ヒットする表現で、日本人の私もまったく違和感を感じず、「(私が)先方に頂いた機会」という意味を読み取れる慣用表現だと思いますがどうでしょうか。

お礼日時:2008/07/03 00:34

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