アロマテラピーが好きで、たまに芳香浴やオイルマッサージをしています。
香りによるリラックス効果はもちろんあると思うのですが、その他、吸入や塗布による薬効作用はどのくらいあるのでしょうか?
日本では薬として認可されていないことは知っていますが、外国では認められ、薬として内服する国もあることや、日本でも医療現場でマッサージなどが取り入れられていることを考えると、多少なりとも効果があるのではないかと思います。
メディカルアロマテラピーの本も読みましたが、精油の各成分の量や性質を科学的に分析・説明してあって、いかにも薬効作用があるように思えました。
実際には、どの程度効果があると期待していいのでしょうか?
No.1
- 回答日時:
アロマテラピストです。
仰っている通り日本では薬カテゴリではないため、「薬効」として語ることは医師法、薬事法に抵触します、ということを踏まえ・・・
効き方には個人差が当然あります。
逆に副作用側の話をすると、アロマオイルではなく薔薇のお茶を飲み、乳腺炎になったことがあるくらい、ハーブの効能はしっかりしていると体感しています。
ハーブには当然各種成分が含まれており、人体に影響を及ぼします。
例えばローズマリーは認知症予防になる成分が含まれています。
乳腺炎になるほど女性ホルモンに働きかけたローズの精油は、ホルモンに働きかけますし、内蔵や肌の強壮に作用します。
「薬効」があるわけですから当然使用量には注意が必要になります。
よくあることですが「香りをもっともっと感じたい」と、シロウトの方が使用量を守らず、オレンジのオイルでしたが、内臓の強壮にいいと聞いたらしく、一度になんとボトル一本分をおなかに塗ったらしいのです。
当然肌は荒れ、一日中下痢になったそうです。
「どの程度」となると本当に個人差のお話になりますが、
一般的な西洋薬のような存在感を目安にするのがわかりやすいのならば、アロマオイルは生薬ですから漢方薬の存在感に近い・・・と大雑把に受け止めるといいのかなと思います。
西洋薬は病巣を叩くタイプの薬ですから、即効性も副作用も強く作用します。
漢方薬、アロマオイルは穏かに作用し、病巣一点ではなくすべての薬効が体全体を底上げするものですから、ゆっくりと少しずつ作用します。
用法をよく守り、使い続けることで自分に対する効果を実感するタイプのものだと理解されることがいいのではと思います。
即効性を期待できるものもあり、個人的にはラベンダーとベルガモットで心の鎮静、オレンジで食欲増進、ミントで化膿部分の消毒などを好んで行いますね。
繰り返しますが薬効はありますので、禁忌や用量を守ってお使いください。
ご回答ありがとうございます。
アロマテラピストの方からご回答いただけるとは嬉しいです。
ハーブティーも一定の効果があるのですね。
ハーブティーも大好きで、毎日飲んでいます。
薬効はあるのですね。
毎日飲み続けることで、漢方薬のように穏やかに効果を示すと考えてもよいのでしょうか。
私は化粧水としてラベンダーの芳香蒸留水を使っているのですが、不規則だった生理が毎月きちんと来るようになったは、ラベンダーの通経作用によるものなのかな~なんて思ってました。
薬効があると言うご意見が聞けて嬉しいです。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
アロマが薬では無い、ということは分かっておられるようですね。
本によっては、アロマの成分が科学的に分析してあって、その成分がどういう働きを持つか、などについて書いてあるものもあります。
しかし、アロマはあくまでも香りを楽しむものです。
その成分が科学的に解析されていても、香りをかぐだけでその成分が体に入るわけではなく、したがって、その成分の働きが実証されていても無意味なのです。
体に塗っても、同じです。
体に塗った成分が、どれくらい血液に浸透するか、ご存知ですか?
アロマオイルを飲んで使うのであればともかく、嗅いだり塗ったりするだけでは、その成分が体に入ることは無く、したがって、成分にどんな効能があっても人体に影響することは無いのです。
もちろん、香りが直接脳を刺激することはあるでしょうが、成分が体内に入っていないのは間違いありません。
ご回答ありがとうございます。
薬効はないというご意見ですね(成分そのものに作用があったとしても、人体に吸収されないので影響はないと言うことですね)。
私も、皮膚にはバリアゾーンがあり、外部からの異物を遮断するので、皮膚から何かを吸収させると言う考えは疑問です(まあ、湿布とか貼り薬は置いといて…)。
化粧品も、皮膚に浸透しないし、させてはいけないと思っています。
が、私が読んだ本によると、「精油の分子は非常に小さいため、バリアゾーンをたやすくすり抜け、吸収されます」と書いてあるんです。
(分子の大小で吸収しやすさが変わるのか疑問ですが…)
また、皮膚だけではなく、香りの分子を吸うことで、肺から香りの成分が取り込まれ、実際に被験者の血中濃度に精油の成分が検出されたそうです。
ここまで書かれると、体内に取り込まれているように思えるのですが…
いったいどちらが本当なのでしょうか。
No.3
- 回答日時:
詳しいかた 教えて下さい。
私はマッサージが大好きです。然しアロマテラピーと言う所にての
マッサージは数分で持病の喘息が起きます。日本だけかな と思い
ましたがアメリカでもフィリピンでもタイでも アロマでやはり喘息
がおきましたので アロマがあわないヒトもいる と言ってきました。
tarin-0100さんこんにちは。
アロマで喘息が起きるのですか。
大好きなのにできないとは、お辛いですね…
薬に副作用があるように、アロマにも同じようなことが起きるんでしょうか?
だとしたら、アロマになんらかの効果があることの証拠なのでしょうかね?
No.4
- 回答日時:
私は、アロマテラピーの知識はほとんどないのですが、
薬効作用の話と言うことで、薬の知識の延長として回答させていただきます。
薬理作用を考える上で、物質その物の薬効はもちろんですが、
その他の重要なポイントとして、
「量」、「作用部位と投与経路」、そして「(人での)臨床データ」があります。
非常に効果の強い薬理作用を持つ物質であっても、
効果を発揮するだけの量がなければ、実質無意味です。
例えば薬の錠剤を細かく砕き、その100分の1だけを飲んだとしたら、
結局のところ毒にも薬にもなりません。
作用を期待できる量が体内に取り込まれているかを考える必要があります。
ただし、薬理作用を期待する部位に直接投与できれば、
量が少なくても効果を期待できることがあります。
例えばNo.3の方のように、
吸入→気管支に作用→喘息発作といったこともあるわけです。
一方、皮膚は気管支などの粘膜に比べるとかなり強固なバリア機能がありますので、
容易には薬物の進入を許しませんが、
直接塗布すれば、皮膚疾患の緩和あるいは逆にかぶれのようなことはあり得ます。
また僅かとは言え吸収する場合、広範囲に高濃度の物を塗れば、
全身作用も生じる可能性があり、No.1さんがおっしゃるように、
>一日中下痢になったそうです。
といったこともあるかもしれません。
臨床データはとても重要です。
皮膚吸収には、おっしゃるように分子量が影響します。
その他、皮膚への親和性(脂溶性など)もポイントになりますが、
一方で親和性が高すぎるとそのまま皮膚に留まり、
全身への血流にはほとんど移行しない、と言った問題もあります。
また、もし体内に吸収されたとしても、それで即薬効が期待できるわけではありません。
その物質の体内分布、臓器親和性、代謝速度など、様々な要因が関与します。
私は以前に薬の開発の仕事に関わっていたことがありますが、
基礎試験で高い薬理作用→臨床試験で思ったほどの効果が出ない
これは決して珍しくない(良くあること)です。
基礎試験のデータはあくまでも可能性を示す物であって、
必要な量すら不明な臨床試験なしでの薬理作用の議論は、
結局のところ机上の空論である可能性が大きいと思います。
以下はあくまでも私の知識の範囲内での結論ですが、
・吸入時の気管支への作用、塗布した際の皮膚への作用はあり得る。
・全身作用を期待する場合は、
高濃度・広範囲の塗布、(あるいはネブライザーで吸入)が必要。
・上記薬理作用はあくまでも可能性の話であって、
具体的な効果や副作用を考えるには、臨床試験が必要。
・香りがする程度の環境での皮膚吸収は、実質無意味。
かと思います。
アロマテラピーは、あくまでも
香りによるリラックス効果→自律神経を経た作用
と考えるべきではないでしょうか?
ご回答ありがとうございます。
アロマの薬効作用は、仮に試験管内であったとしても、それが人体で同じような効果があるかどうかはわからないのですね。
そして、仮に人体でも効果があるとしても、通常使用する程度の精油の量ではほとんど効果がないのですね。
やはり、香りによるリラックス作用がメインなのでしょうね…。
リラックスすることで自律神経の働きが良くなり、間接的に体になんらかの作用を起こす(可能性がある)ということなんですね。
ありがとうございました。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
はじめまして☆
アロマテラピーインストラクターをしています。
No.4さんの回答に、とても共感を覚えます。大賛成です(^^)/
【アロマテラピーは、あくまでも香りによるリラックス効果→自律神経を経た作用と考えるべきではないでしょうか?】
↑まさに、その通りだと思います。
ただし、だからと言って、『結局はその程度のもの?』と思うのは待って下さいネ!!
自律神経を整える事は、健康な身体を作る基本です。
芳香浴やオイルマッサージにより、心身共に気持ち良いと思う体験をする事は、免疫・ホルモン系にも大変良い影響を与えてくれるんですよ♪
「自分の身体を治せるのは、結局は自分だけ。」という考え方に基づけば、免疫力を高める事は、病気の治療にも有効だと考えます。
私自身の経験ですが、例えば風邪をひきそうな時、ティートリーの希釈油を胸腺&リンパ節に塗りこみます。
これは、自分の免疫を強め、ウイルスと戦う手助けをしているんです。
市販薬を飲まずに完治する事があります。
でも、私は医師免許を持っていない為、他者に薦める事はしません。
職業柄、昔から色々と人体実験(自分自身で)を行っていますが、全く薬効が無いとは思えません。「明らかに経皮吸収してるよね・・。」と思う経験があります。
konakona-oさんも、ご自身で色々と試されるうちに、『おっ!!』と思うご経験をされると思いますよ。
ただ、精油の使用は自己責任となりますので、くれぐれも間違った使い方はされない様に気をつけて下さいネ。
ご回答ありがとうございます。
やはり、香りによって自律神経を整えるのがアロマの主な作用なんですね。
「自律神経」と聞くと素人の私としては、抽象的でいまいちピンとこないので、おっしゃるとおり「なんだ、その程度か」と思ってしまいました(涙)
もちろん、自律神経が体にとって重要な役割をすることや、それがうまく働かないせいで自律神経失調症のような病気が起きることも知っているんですが…。
でもその大切な自律神経を整える手段になりうると言うだけでも、アロマは有益だと考えていいんですね。
Linalolさんはいろいろとご自分の体で試されて、実際にその効果を実感されているんですね。
私も、ティートリーを喉に塗るのは試したことがあります。
喉が痛い時、喉に数日間塗っていたら、確かに熱も出ずに治りました。
でも、うがい薬も使っていたので、精油のおかげかうがい薬のおかげか、はたまた自然治癒力かわからないんですけど…。
もしかしたら精油のおかげで自然治癒力が増したのかもしれませんね。
やっぱり、私はアロマが好きなので、薬のような作用はないとしても、これからもいろいろ試していこうと思います。
ありがとうございました。
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