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本にイオン結合は強い方向性を持たず、共有結合は強い方向性を持つという記述がありました。この方向性というのがよく分かりません。

イオン結合は原子同士が引きつけあうのではなく、自然に結晶格子に原子が収まってるイメージ。
共有結合は原子同士が電子を共有してがっちり結合しているというイメージ。
という意味でしょうか?

詳しい方よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

共有結合はH、B、C、N、O、Fなどのs、sp、sp2、sp3などの原子軌道同士の結合に還元して考えることが出来ます。

Si、P、S、ClやSn、As、Se、Br、やTe、Iなどもこれらに準じた原子軌道と三中心二電子結合、三中心四電子結合の組み合わせで多くの化合物の構造を説明することが出来、これらの結合は基本的に原子上で明確な方向性を見出すことが出来ます。そしてこの考え方は分子軌道法を導入しても大きく変更する必要がありません。
それに対しイオン性化合物の「結晶」は純粋にクーロン力とイオンの大きさのみで説明することが出来ます。
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おおむね、そのとおりです。

共有結合の場合には中心原子からどの方向に結合がのびるかということが決まっており、それは通常、混成軌道の考え方で説明されます。
イオン結合のの場合には、『自然に結晶格子に原子が収まってるイメージ』で良いのですが、ただ、陽イオンと陰イオンの別がありますし、結晶格子に収まるときに、陽イオンと陰イオンは接するが、陽イオン同士あるいは陰イオン同士は接しないという条件があり、これを満たすように結晶が形成されます。なので、陽イオンと陰イオンの半径比がかわれば結晶の構造が変化することもあります。

ちなみに前の回答にある、三中心二電子結合とか三中心四電子結合というのはもっと上のレベルの話ですので気にしないでください。そんなことを知らなくても理解できるレベルの話だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2009/10/17 19:21

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