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連結会計に関する未実現利益の消去に際して連結法と持分法

こんにちは、棚卸資産に含まれる未実現利益を消去する時の連結法と持分法
それぞれの処理方法の違いが分からず、質問させていただきます。

どちらもダウンストリーム(親⇒子)であるとして、連結修正消去仕訳が
~連結法~
売上原価 xx 商品 xx
繰延税金資産 xx 法人税等調整額 xx

~持分法~(関連会社への販売)
売上高 xx  投資 xx
繰延税金資産 xx 法人税等調整額 xx

ダウンストリームなのでどちらも非投資会社側の棚卸資産に利益が含まれていて、
商品や持分から消去しているのは分かるのですが、なぜ投資会社側の科目が違うのでしょうか?
基礎的な事がまだよく理解できていないと気づきましたどうかご教授おねがいします。

A 回答 (4件)

形式的には子会社の棚卸資産から消去してることになると思います。



でも親会社が販売しているのに子会社に未実現利益があるっておかしくないですか?


私自身完璧に連結を理解できているわけではありませんし、説明として正しいかわかりませんが、下記のように考えてみたらどうでしょうか。


親会社が子会社に原価100の商品を120円で販売して未だ子会社に残ってるという前提で、親会社と子会社の勘定をわけて、未実現利益消去(取引が最初からなかったように)仕訳を切ってみます。



(1)取引時の仕訳を消去します

売上高(親) 120/売上原価(子) 120


(2)このままだと売上を取り消したのに親会社の期末商品棚卸高にはこの商品の原価分(100円)が含まれていないために、売上原価はこの商品の原価(100円)分が多く計上されてしまってます。また子会社では仕入を取り消したの期末商品棚卸高の中にはこの商品の仕入分(120円)が入っておりその分売上原価が低くなっているためこれを修正します。


売上原価(子) 120/売上原価(親)100


(3)本来親会社にあるべき棚卸資産(100)が子会社の棚卸資産(120)として計上されているためこれを修正します。

棚卸資産(親)100/棚卸資産(子)120


上の損益科目だけ足し引きすると、子会社の損益は相殺され、親会社の方は左側(利益のマイナス)に20のこります。


また、親会社子会社の勘定わけずに(1)と(2)+(3)というふうにわけると


(1)   売上高120 /売上原価 120

(2)+(3) 売上原価 20 /棚卸資産 20


という風に連結修正仕訳になります。


連結修正仕訳は連結上あるべき処理に直すため仕訳なので、単なる差をとった仕訳であってそれ自体にそれ以上の意味はないです。

なので、細かい部分を考え出すと連結修正仕訳だけみてても見えてこないかもしれませんね。


質問や補足を読んで、色々考えていたらこのような事を思いつき書かせていただきました。

おかしいなところなどがあったらすみません。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
私は連結修正仕訳だけ取り上げて本質的な部分が見えていなかったなと思いました。
連結企業という大きなものの見方で見ていきたいと思います。

お礼日時:2010/07/13 20:26

申し訳ありません。

なんかいろいろと考えたのですが、頭がかなりごちゃごちゃしてしまいまして、あのような回答になってしまいました。

質問者さまの疑問は、「子会社の棚卸資産に含まれる未実現利益を消去しているのだから、子会社利益の修正となり、修正分を少数株主に対しても負担させるべきではないのか?」ということですよね?確かに仕訳の意味を深く考えると、「子会社の」棚卸資産に含まれている未実現利益を消去しているという結論になります。しかし、ここは親会社と子会社の財務諸表合算後の「連結上の」棚卸資産に含まれている未実現利益を消去しているのと考えます。連結というのは企業集団を一つの企業と見た場合の財務諸表の作成を主眼に置いていますので、一つの企業としての財務諸表が作成できれば良いわけです。よってどの会社のどの項目に未実現利益が含まれていたかは重要ではなく、合算後の財務諸表のどの項目に未実現利益が含まれているのかが重要となります。そして、次にこの未実現利益が実現した場合、誰に帰属するかを考えます。ダウンストリームの場合、未実現利益が実現することに恩恵を受けるのは未実現利益を付加した親会社ですので少数株主には負担させないということになるわけです。

なんか、だいぶ混乱させてしまい申し訳ありませんでした。また分からないことがあれば、補足して下さい。
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この回答へのお礼

幾度もお答え頂き申し訳ありませんでした。
私は今まで修正仕訳だけ見て全てを理解しようとしていました。
未実現利益の実現という事を斟酌すれば納得することができました。
ご回答有難うございました。

お礼日時:2010/07/13 20:31

すいません、「子会社の」ではなく「連結上の」期末商品棚卸高と売上原価でした。

この回答への補足

ご回答有難うございます。
私は未実現利益を計上しているのは子会社の期末棚卸品だと考えてるのですが
それが間違っているという事でしょうか?ダウンストリームだと連結時に前の補足に書かせて
貰ったような仕訳になると思います。なので少数株主持分に影響が出るんじゃないかと思いました。
この仕訳だと修正してるのは元は子会社側の期末商品と売上原価なのではと思います。
どうでしょうか、私は何か連結会計の認識において重大な考え違いをしているのでしょうか?
テキストに書いてある事は違うので間違っているのは分かるのですが、その箇所をご指摘頂ければと思います。

補足日時:2010/07/12 20:46
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連結の場合、親会社と子会社の財務諸表を合算し、内部取引は相殺消去されますので、未実現利益は(子会社の)期末商品棚卸高と(子会社の)売上原価に影響を与えています。

よって、商品と売上原価の仕訳がきられます。

一方、持分法の場合は投資会社と非投資会社の財務諸表は合算されず、投資会社と非投資会社の取引は相殺消去されませんので、未実現利益は投資会社の売上高と投資勘定に影響を与えています。よって、売上高と投資の仕訳がきられます。

説明がうまくないので、もし不明な点があれば補足して下さい。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

ダウンストリームの場合として進めていきますが
持分の方の仕訳についてはよく分かりました、連結の場合と違って相殺消去を
行っていないから親会社の売上高から利益分を控除するということですね。

しかしながら連結の方なのですが未実現利益を含んでいるのは子会社の期末棚卸品ですよね?
ということは連結修正仕訳である
売上原価 xx 商品 xx
繰延税金資産 xx 法人税等調整額 xx
これは子会社の損益の修正ですか?だとすれば何故少数株主持分を修正しないのでしょう。
今回質問をさせて頂いて改めてこの部分を理解していたつもりだったと気づきました。
どうかよろしくお願いします。

補足日時:2010/07/11 19:35
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