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英語の「所有格」の定義についてについての質問です。
「~の」という意味で、名詞・代名詞であれば全て所有格であると考えてよいのでしょうか?

some friends of mine
this camera of Paul's
that charming smile of hers

のような名詞・代名詞の「二重所有格」の説明を見ていると、「所有格と、所有格に相当するof~の両方を使っているので二重所有格(ロイヤル英文法改訂新版p125)」
と説明されています。

ところで、主格や目的格と一緒に表の中で所有格として説明されているのは名詞・人称代名詞・関係代名詞・疑問代名詞のみに思えますが、不定代名詞や指示代名詞も「~の」という意味なら全部所有格と考えてよいのでしょうか。

A 回答 (3件)

二重所有格というのは所有格と of で二重ということです。



a friend of Tom's のような場合に
of という所有格と Tom's という所有格がともに用いられている。

Tom's で「トムのもの」という意味にもなりますが,
mine のような所有代名詞と異なり,
あくまでも Tom's というアポストロフィ・エスは所有格である。

だから Tom's で「トムのもの」という意味になる場合は
独立所有格と言い,所有格に他ならない。

a friend of Tom's は二重所有格でも
a friend of mine は二重所有格ではありません。

まあ,a friend of mine という形を理解していれば二重所有格などという概念は特に考慮する必要はないものです。

ところで問題の this/some などですが,
「この」「いくつかの」の「の」は所有の意味ではありません。

日本式には「この」の this は「指示形容詞」
(あるいは指示代名詞の形容詞的な用法)
some +名詞の場合は「不定形容詞」とされます。

所有格と形容詞は別のもので,後に名詞がくるという点で同じものではあります。
所有格も所有形容詞といって,所有代名詞と区別するという意見もあります。

英米ではこのような this +名詞,some +名詞を「形容詞」とはしていません。
決定詞・限定詞(determiner)と呼んでいます。
もっとも,Tom's のような名詞+アポストロフィ・エスもこれに含めていますので,
「形容詞」というのは日本式で,彼らにとっては所有格と同じようなものなのかもしれません。

ただ,some friends of mine, this friend of hers と同時に用いられるわけですので,
some/this と所有の概念はあくまでも別のものと考えるべきです。

この回答への補足

おふた方の回答とも、同じように役に立ちました。
どちらも同じようにベストでしたので、恐縮ではありますが最初に回答くださった方をベストアンサーとさせていただきます。皆様ありがとうございました。

補足日時:2011/01/03 12:06
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

代名詞や形容詞、限定詞といった私が混乱しやすい部分まで踏み込んで解説してくださり、ありがとうございます。of- の部分が所有格であり、some 等は所有格ではないと確認できました。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/03 11:46

出版社の方のための申し上げておくと


some friends of Jim's
で,of と Jim's で「二重」所有格と言っているのであって,
some と Jim's で所有格などとは言っていません。

of という前置詞も所有格の一種,アポストロフィ・エスも所有格の一種。
これで二重所有格。

>代わりに〈of+所有格〉の形を名詞の後につける

この〈of+所有格〉の形のことを二重所有格と言っているのです。
some のことが所有格ということではありません。

もともと学生が使うには細かすぎる参考書です。
独立所有格とか二重所有格などまったく必要のない概念です。
誤りではないし,誤解を招くわけでもなく,ただ余計なことまで触れすぎている。

Tom's という所有格で「~のもの」という所有代名詞と同じ。
私もずっとそう理解してきました。

質問の意図は別だと思いますが。
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この回答へのお礼

補足ありがとうございます。

ロイヤル英文法、細かいですよね。まだまだ未熟ではありますが、少しずつでも理解できればと思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/03 12:03

「格」というのは印欧語(英語を含む)では意味によって(代)名詞が語尾変化することです。

所有格についていえば、英語では人称代名詞(my, your,his,her,its, their)、関係/疑問代名詞(whose)と「名詞+'s」しか残っていません。ほとんどはof+名詞に移行しました。

ロイヤルの「二重所有格」の記載は下記のようになっています:

所有格は冠詞や指示代名詞(this,that),不定代名詞(some,any,no など),疑問代名詞(whose,what,which)と並べて使うことができないので,代わりに〈of+所有格〉の形を名詞の後につける。
┌ [誤]Jim's some friends
└ [正]some friends of Jim's
┌ [誤]Paul's this camera
└ [正]this camera of Paul's

ここで、someとかthisは所有格ではありませんので、これは誤解を招く記載だと思います。所有格が二重になっているのではなく、限定詞と所有格(of+名詞を含む)が重なっているだけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ロイヤル英文法の説明まで参照していただき恐縮です。
おかげでよく理解することが出来ました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/03 11:54

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