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今年高校を卒業した者です。浪人しようか進学しようか真剣に迷っています。

センター試験では体調を崩してしまい、思うような点数がとれず、総合7割弱。第一志望だった東京の国公立のボーダー(8割3分)には全く達することができなかったので、一応ランクを1つ下げた地元の国公立を受験し、現在合格待ちです。

私大は学習院大学(経済)に合格しました。

経済学部を選んだ理由は、特に経済方面で就きたい職業があるわけではなく、経済学を学ぶことを通して、物事を筋道立てて説明できるようになりたい。日々の身近な疑問を経済学の面から解明してみたい。世の中についてもっと知りたい。という知的欲求を満たしてくれそうだと思ったからです。だから、世の中のことを広く知ったり、解明する力をつけることができるならば、法学部でも経済学部でも社会学部でもいいと思っていました。

しかし第一志望だった国公立の志望学部(生活科学部)では法学、経済学などを幅広く学ぶことで多面的に身近な出来事を解明していくことができるうえ、少人数でのディスカッション形式での授業が設けられているのが魅力的だと思っています。また幅広く学問を学べそうなので、経済学部という固定された学問を学ぶよりは、知的欲求を満たしてくれそうだとも思います。
単純に世の中のことを研究したくて幅広く学ぶのなら、独学で新聞を読んでいればいいだけのこと、、とも思うのですが、一流の教授に教えてもらうのとでは、得るものの質も全く違うように思います。


そして、ランクの高さからこのまま学習院大学に進学しようか、浪人して第一志望を受験しようか迷っています。

この2つの選択肢については、

◎学習院大学に進学する

・裕福な家庭ではないので、親に経済的負担をかけてしまう。貯金を切り崩して学費と家賃等を支払うため、バイトで忙しくなり、勉強に十分に励めないかも。就活資金は自分で貯めなければならず、就職も地元(福井県)でしかできないかも。(東京は家賃が高いため。)

・何より第一志望を受験すらできなかったことが悔しい。悔しさが脳裏から離れない。

・経済部という固定された学問しか学べない。

・偏差値で第一志望に劣る。

・進学しても、胸のもやもやがとれないかもしれない。



◎浪人をする

・第一志望にいけるとは限らないので、プレッシャーが大きい。

・第一志望に行ければ、幅広く学問を学ぶことができ、充実した4年間を送れそう。
また学費も家賃(志望校が経営している寮)も格安。
周りも志が高い人が多そうなので、刺激を受けそう。

・1歳下の方と同学年になってしまう

・10代の貴重な1年間を大学のための勉強に捧げるのはもったいない気もする。

・予備校では自習室を活用することを目的としているので、一年間で40万程度で済みそうなので、+国公立の学費等でも、学習院に進学するよりは安い。



ちなみに一年間浪人することを、特別苦しそうだとかいう思いはありません。浪人することになったら、第一志望に向けて前向きに勉強に励もうと思っています。

しかし自分のような、女子で、将来の目標が明確ではなく、ただ知的欲求を満たすこと、第一志望に合格して達成感を得たいことが主な目的で一年間を大学のための勉強に捧げるのは、ばかばかしいのではないかという思いもあり、悩みに悩んで決断を下そうと思いますが、なかなか答えが出せません。
両親は、私の好きな方を選べばいいと、私の意見を尊重してくれています。

もう18なので、人の意見に頼りすぎてはいけないとは思うのですが、やはり今人生の帰路に立っていると思うので、大学受験を経験された方の客観的な意見やアドバイスを十分に聞いてから、後から後悔しないような決断をしたいと思ったので、投稿しました。

長文になってしまいましたが、回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

他の方の回答にもありますが、勉学しようとする意欲のある者が生活科学部人間生活学科(旧家政学部)という実に中途半端な分野に進学しようとするのには賛成しかねます。



人間生活学科では法学や経済学を幅広く学べることが利点のように宣伝されていますが、専門的に学ぼうとすると、法学も経済学も、それそれの学問分野で4年間を費やす必要があるので(そのために、法学部とか経済学部といった専門学部が設けられています)、「幅広く学べる」という宣伝文句は、中途半端にしか学べないけれど、入学してから文句は言ってもらっても困るといった趣旨と考えるほうがよいでしょう。
特に、法学については、法学部で4年間学んでも法学的な考え方に習熟できない学生が多いので、生活科学部で法学を学べると期待するほうが無理というものです。生活科学部で学ぶ法学は消費者法に関するものが中心となるのでしょうが、消費者法は民法(特に契約法分野)や民事訴訟法をベースとし行政法や経済法も関係するものですので、「消費者法」と称する講義を受講したり書籍を読んだといったことで習得できるものではなく、法学部生でも消費者法を理解するというのはかなり難しいのが現実です。また、一般的な生活科学部の法学分野の講義時間や教員構成では、十分な法学教育を受けるということも難しいように思います。一方、経済学の分野については、お茶の水大の場合も同様かは承知していませんが、旧家政学部系の経済学専任教員にはマルクス経済学系の方が多いようで、一般的な経済学を学ぶことができるのかという感じがします。大きく経済社会を観察する上でマルクス経済学の重要性を否定するものではありませんが、マルクス経済学を学んだり、また、経済学部以外の学部における経済学の講義と称する経済事情に関する講義を受講したとしても、それで現代の経済学を学んだことにはなりません。

消費生活など身近な問題に取り組みたいということであれば、法学であれ経済学であれ、一つの学問分野をまず相応に学んでから他の学問分野の勉強もするというのが適当で、質問者が知的欲求を満たしたいというのであれば、法学よりも経済学を学ばれることをお勧めいたします。なぜなら、極論すれば、法学は世の中のトラブルを円満に解決するというもので、学ぶ内容はあくまで一般市民の常識に属するものであって法学を学んだからといって世の中に対する見方はあまり変わらないのに対し、現代の経済学を学べば世の中に対する見方が変わるということがあります(その代表例としては、マクロ経済学における「合成の誤謬」とか、国民全体の負担との観点のみからは政府の財源を国債の国内消化に求めるか増税に求めるかは同じであるといったことがあります)。また、法学部より経済学部のほうが、学ぶべき内容が少なく、時間的余裕があるので、自分の関心のある問題に取り組むことが容易とも思います。なお、総合大学の経済学部で受講できる法学科目は、経済学部で開講されているものに限っても(少なくとも、法学総論、憲法、民法、商法、消費者法ないし経済法は経済学部科目として開講されているのが普通です)、お茶の水大で学べる法学科目と大差ないこともありますので、例えば学習院大経済学部の開講科目を調べられたらどうでしょうか。

ご質問のお茶の水大と学習院大の比較をすれば、お茶の水大では、少人数教育を受けやすいとか、卒業生の社会的評価が高いという利点があるものの、中途半端な勉学しかできない可能性があるという問題があります。一方、学習院大では、レベルの高い教員(法学や経済学に限った教員の研究レベルや学界での評価はお茶の水大よりかかなり高いようです)から専門的な教育を受けることができるものの、少人数教育を受けられる可能性が低く、充実した大学生活を送ろうとすると学生の主体的取組がより求められるということになります。

今年、学習院大に進学されるかどうかは、質問者が判断されることですが、少人数教育の下に専門的な教育を受けられたいということで浪人されるのであれば、お茶の水大ではなく、首都圏であれば一橋大を狙うか、横浜国大、千葉大、埼玉大、首都大学東京、近畿・北陸圏では神戸大、金沢大や滋賀大などといった法学部や経済学部が設けられている国公立大も検討対象とされるべきではないでしょうか。なお、現役か1浪かといったことが、同級生と応対する上でも問題となったということを聞いたことはありませんので、気にする必要は全くないと思います。
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この回答へのお礼

とても丁寧な回答をくださり、ありがとうございました。
私が疑問に思っていたことを何から何まで深く説明してくださり、とても納得しました。
進路ですが、悩みに悩んで、浪人することに決定しました。
一年間必死に頑張って、無謀かもしれませんが一橋か首都大学東京(法)を目指したいと思います。
投稿していただいたアドバイスは、自分が浪人を決意するきっかけの1つになったので、
投稿者さまをベストアンサーにさせていただきます。

お礼日時:2012/03/12 21:32

行きたかった所は、お茶の水の人間生活学科 でしょうね。



ここはユニークといえば言えるけど、中途半端といえば中途半端ですよね。
経済や法律などを、行政側や企業側から見るのではなく、消費者・生活者から捕らえるというスタンスです。それで消費者保護で目覚しい成果を挙げているかというと、私が知らないだけかもしれませんが、もう一つ評判を聞きません。よく聞くのは、ジェンダー論です。
どうなのかなぁと言うのが正直な気持ちです。
やっぱり、文教育の人間社会科学科の方がお薦めですよ。

それと、学習院という大学は東京の私立にしてはかなり真面目な学生の多い大学ですよ。
大学ではじけたい人には物足りないかもしれないけど、真面目に勉強をしたい人にはいいところだと思いますけどね。そんなに不満ですか?センターがそれくらいしかなかったのなら、かなり運良く受かったんじゃないかな、そういう気がします。

でも、お金のことはどうしようもないです。
確かに目白だから、八王子の山奥にある大学みたいに郊外の安いアパートというわけにも行かないでしょうし、、、、うーん、困ったなです。
バイトに追われるのも大変でしょうしね。
でも、地元の大学よりも得るものが多いと思います。

浪人も反対しませんが、なんとしても合格しないことには無駄な一年になります。それと、もし下げるとしたらどこがあるのかという研究もいります。せめて、首都大とか、学芸大の教養系とか。

もう少し、視野を広げて考えてください。
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この回答へのお礼

回答者さまから、自分の憧れていた生活科学部についての評判を聞き、自分の志望学部についてさえ表面的なことしか知らなかったのだなと反省しました。

回答者さまは人間社会学科の方を勧めてくださいましたが、私の知る限り、人間社会学科は、人間についての総合的な理解を深め、研究するという内容で、法学や経済学を学ぶ(表面的にでも)生活科学部に比べて、何を学ぶのかが抽象的な気がしたので、志望はしておりませんでした。
ですが、これも表面的なことしか知らないからそう思えるのかもしれません;人間社会学科で実際に学ぼうとしたとき、何が人間生活学科よりも充実しているのか。何がこの学部で学ぶ利点なのか。よろしければ教えていただけないでしょうか。

両親も、お金はなんとかするから浪人するより学習院へ、と言ってくれていますが、どうしてもお金のことは気になってしまいます。

そうですね、、浪人すると決めたら、綿密に計画を立て、死ぬ気で勉強したいと思います。

とても丁寧なアドバイス、ありがとうございました。知らなかったことを新たに知ることができ、とても参考になりました。

お礼日時:2012/03/06 18:42

>生活科学部では法学、経済学などを幅広く学ぶことで多面的に身近な出来事を解明していくことができる



 たぶん落ちた学校はお茶の水女子ですね。ならば確かに集まる学生の質と真面目さは折り紙付きです。それだけが取り柄ともいえる大学です、しかし生活科学部は従来の「家政学部」を組織改変したものです。法律や経済に関して学べる専門性において、法学部、経済学部に較べるとレベルが全然違います。ずばり言えば表面的です。がっかりしますよ。
 例えば公務員試験を受けるとしたときに、法学・経済学分野からの出題がかなりありますが、講義を受けただけでは明らかに知識不足です。やはり法学部出身者が圧倒的な強みを発揮します。

 学生の間に学べる量なんて限られています。法学部も経済学部でさえもほんの一部です。さらに学びたくて大学院に行く人さえいます。ちょっと生活科学部を理想化しすぎです。



 しかしモヤモヤは晴れないでしょうから、学習院の経済学部には入学金と授業料一年分を払って仮面浪人をしたらどうですか?一切大学には行かず、籍だけは確保しておきます。その上で受験予備校で頑張りましょう。

 なお学費については、もし国立のお茶の水に合格した場合は入試時の成績に関係なく授業料の減免申請を行うことが出来ます。不許可、半額免除、全額免除の三つがありますが、全額免除なら4年間授業料はただで学べます。判定の基準はあなたのご家族の経済状況だけです。

 「ただ知的欲求を満たすこと」で大学を目指す方なんて今時貴重です。その先はあとから付いてくるでしょう。ご自分を「学究肌」と思われるなら、お茶の水の再受験をお薦めします。一年くらいいいじゃないですか

 頑張って下さいね。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。今回初めて利用したのですが、こんなに早く回答してくださるとは思っておらず、びっくりしました。

はい、最後は自分次第ですが、やはり向上心の高い方に囲まれて学びたいと考えると、学習院と比べて、お茶の水の雰囲気はとても魅力的だと思っています。

生活科学部ですが、消費者の側から解明していくという話は聞いていましたが、経済学や法学について学べることは表面的なことなんですね;私は身近な出来事や疑問をあれこれ考えたり解明する力を養いたいと思っていて、経済学や法学についての知識はそのための道具として学ぶものと考えていたのですが、それは少し残念です。もし再受験するとしたら、人間社会学科など他学部も視野に入れたいと思います。

学費についてですが、ホームページには、両親が被災者であることなど特別な理由がない場合は、学業成績と経済状況により奨学金の選考を行うと記してありました。

浪人についてはもう少し考えたいと思いますが、お茶の水に行きたい気持ちが強いです。

ネットや学校の先生からは得られない情報とアドバイスが得られて、とても参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/03/05 23:26

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