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心筋梗塞の患者に対して、血管形成を目的として
幹細胞移植が行われたと聞きました。
幹細胞は確かに種々の機能を持つ細胞になるうるとは
知っているのですが、血管内に入れただけで
再生する働きを得るのでしょうか?
それとも幹細胞を培養していくときに
何らかの教育(?)がされているのでしょうか?
(そのような教育ができるとしたら驚愕です)
とても気になっております。
ご存知のかた、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

すいません。

プロの方のようですが・・・・。すごくおおざっぱに書いてしまったのですが、良かったのでしょうか。
因子というのはサイトカインのことです。

もっとこんなんが知りたかったんだよ!という事でしたらすいません。
資料はあるので調べられるだけ調べますが・・・・。
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正確には、血管に入った後、血管組織に付着して、周りからの成長因子で刺激を受けながら、その環境にあった細胞へ成長していくのでは、と思います。


なのでうまく狙ったところへ接着してくれて、因子の刺激を受けられないと(そのまま血管素通りしたり・・・ってことがあるのかどうかは知りませんが)、成長できず血管再生もできないと思います。

幹細胞にもいろいろ、各組織に各幹細胞がいるのですが、おっしゃっているのは造血幹細胞(血液細胞の幹細胞)かと思います。
この細胞は、たとえば肝臓に打つと肝臓の細胞として成長していたりします。
これは実験した訳ではなく、骨髄移植をされた患者さんの肝臓の細胞をある時調べたら、ドナーさん由来の細胞が混ざっている事がわかり(肝臓は移植していませんでした)、もしかして幹細胞は血液細胞として成長するだけでなくて、他の臓器の細胞としても成長するのではないか、という話になったと聞いています。

それからいろいろ実験がなされていますが、もともとの血液分野では、幹細胞を特定の因子と一緒の状態にして培養すると、特定の血液細胞(白血球とか、赤血球とか)を育てられる、というのは常識でした。
まだ、ヒトに使えるほどうまくいってはいませんが・・・うまくいけば、献血に頼らなくても大丈夫な日がやってくる?と言われています。

じゃあいろんな因子を一緒にした状態で育てたらどうなるのか、幹細胞がその中である因子を選択していくのか、体の中の細胞がいつも同じ割合なのはどうしてか?という、実際の体の中で起こっている事は、まだよく分かっていませんので、心筋への幹細胞の移植というのは、結果から得た治療法ともいえます。

とりあえず、幹細胞を培養していくときに何かの教育がされているのか、という質問には、yesではないでしょうか。
”生まれ”より”育ち”ですかね。
ただし私が知っているのは造血幹細胞→他の細胞というルートだけであって、他の幹細胞の事は、よく知りません。あしからず。


独学ですので、プロの方、間違っていたら訂正お願いします(汗)
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この回答へのお礼

たいへん丁寧な説明をしていただきましてありがとうございました。昔、造血幹細胞を使った実験をしていたのですが、今はすっかり実験から離れてしまったので新しい発見があったのかと興味をそそられたのです。幹細胞の教育の正確なプロセスが解明される日が楽しみです。

お礼日時:2004/03/01 17:54

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