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平日は、一日2時間程度、土日は、一日6時間位オーディオを聞いています。
オーディオのアンプは、電源を入れてから数時間たってからの方が音質が良いと言われている方が多くネットで見受けられますが、電源を入れっぱなしで、オーディオ・アンプの寿命が早く短くなったりはしないのでしょうか?

A 回答 (6件)

>> 電源を入れっぱなしで、オーディオ・アンプの寿命が早く短くなったりはしないのでしょうか? //



理屈で言えば、短くなります。

電解コンデンサという部品が多用されていますが、この部品は、たとえば「85度C/2000時間」という規格だと、「85度Cの環境に置いた場合、2000時間で所期の性能を保証できなくなる」というものです。温度が10度C下がるごとに2倍になるので、25度Cなら128000時間(=5300日=14~15年)保つことになります。電源を入れっぱなしで、たとえば内部の温度が45度Cであれば、32000時間(=1300日=4年)くらいしか保たない、ということです。

温度が高くなる部分では105度Cとか、125度Cとかの高耐久品が使われている(はず)ので、実際にはもう少し長くなるでしょう。しかし、電源を入れっぱなしにすると、間違いなく寿命は縮みます。

もっとも、所期の性能が発揮できなくなったとしても、ふつうは余裕を持って設計されているので、実際には問題なく使用できるでしょう。その余裕さえも使い切ったときが、アンプの寿命ということになります。

ただ、この電解コンデンサというのは、放置すると別の理由で痛んでいきます。こちらは電気を通すことで回復する性質があるので、全く使わずに何年も放置するよりは、ときどき通電した方が、全体としては(あるいは総合的に見れば)性能を維持できるとも言えます。

>> 電源を入れてから数時間たってからの方が音質が良い //

1つは、上記のコンデンサの回復があるためです。

もう1つは、真空管や半導体は温度によって動作状態が変化するため、アイドリング状態で消費する(=熱に変わる)電力と、自然な空気の対流による冷却とが釣り合い、アンプの温度が安定するまでは、常にアンプの動作状態が変化し続ける、ということがあります。

ただ、この安定に要する時間は、キンキンに冷え込んでいるとかでもなければせいぜい数10分でしょう。また、A級アンプを除けば(従ってマニア向けの超高級品を除くほとんどのアンプは)出力の大小によって温度も変化するので、あまり固執する意味もありません。

まあ、マニア的な「音質を良くする(と信じるための)儀式」としては意味がありますが、電気が足りない折から、省エネという点であまり長時間の放置は如何なものかと思います。

頻繁に電源をON/OFFするのは良くありませんが、電源を入れっぱなしにしても寿命を縮めるだけなので、「常識的に」使えば良いでしょう。メーカーとしても、そういう「常識人」が使う前提で設計しているでしょうから。
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この回答へのお礼

電解コンデンサの耐久時間、耐久温度の話など大変勉強になります。
とても丁寧な解答をありがとう御座いました。
これからも、末永くオーディオと付き合っていこうと思います。

お礼日時:2013/10/20 13:03

>電源を入れてから数時間たってからの方が音質が良い



そのようなアンプもありますし、そうでないアンプもあります。
ご自身の耳でどうなのか確かめてください。変わらなければ不要です。

また最近の電力環境から、無駄な電気を使うのは社会的にはNGです。金を払えば良いと言うものではないです。同じお金を使うなら、電源を入れてすぐに真価を発揮するアンプに買い換えるという方法もありと思います。
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この回答へのお礼

丁寧な解答ありがとう御座いました。

お礼日時:2013/10/20 16:17

通電すれば当然トランジスターやコンデンサーは劣化します。


使わなくても自然劣化はありますがそれよりは早いでしょう。
またアンプによっては発熱や消費電力の問題があります。
D級なら待機中の電力もさほどではないでしょうけどA級だと無音状態の待機中が一番電機を食い発熱も高いです。
ファンで冷却するタイプだとファンが故障=発熱でアンプが故障ということもあるかもしれません。
なにしろA級はよほど自然冷却に余裕のある設計でないと電気コンロか電気ヒーターか?というぐらい熱が出ますから・・・

アンプのウォーミングアップもアンプの設計次第です。
安物ののアンプだとあまり関係ないでしょう。
古くなって動作のあやしいビンテージアンプは何十万や何百万もするようなアンプや
電源もクリーン電源で専用のオーディオルームで僅かな違いでも聴けるぞというようなお金持ち向けの話でしょう。

一般的な価格の製品だと数十分~数分前に電源を入れてやるだけで十分だと思います。
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この回答へのお礼

参考になりました。丁寧な解答ありがとう御座いました。

お礼日時:2013/10/20 16:18

一昔前、オーディオ雑誌のQ&A欄にあなたと同様な質問が多数寄せられていました。


解答者である評論家の一人は業を煮やしてこんな回答をしていました。

「ウォームアップ時間の目安は
機器の重量(kg)÷10=X(時間)
これで十分だろう」

ウォームアップの必要性が盛んに言われていた時期です。
懐疑的な見方をするマニアからは電気代や機器の寿命といった反論も寄せられたため
それへの防波堤として上記の指針を考え付いたのでしょう。
当時は重量級の機器を使う人はそこそこ裕福な人が多く
電気代や機器の寿命を気にしなくても経済的な問題は発生しないとの見方ができました。
個人的には妙案だったと思いました。

私個人は電気代も節約したいですし
現有機器を使い続けたい(延命)との思いから聴取直前に電源入れてそのまま聞いてます。

現在の私の経済状況では現有機器と同レベルの機器への買い替えは不可能なのです。
ですから現在手元にある機器は「虎の子」なのです。
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この回答へのお礼

一昔前、オーディオ雑誌のQ&A欄がとても面白かったです。
参考になりました。丁寧な解答ありがとう御座いました。

お礼日時:2013/10/20 16:18

オーディオ・アンプの寿命が早く短くなったりはしないのでしょうか?



★回答

相関はない

個別の設計しだいで 部品もちがう

故障しやすい傾向なのは

機械系(リレー ファン など)>半導体

電源投入時 過渡現象>定常状態

よって電源入れたり消したり 繰り返すと 壊れやすい

使わなくても 低温で湿度高いと 電子部品は酸化する 結露はよくない 電源入れてりゃない

メンテナンスが出来るメーカーであることが重要です
大手ならいいってもんじゃない リストラが多いのだ 部品もねーよ(@_@;)WWW
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この回答へのお礼

電源のオンとオフの時も壊れやすいと言うのは、納得です。
とても参考になりました。ご丁寧な解答有難うございました。

お礼日時:2013/10/20 16:20

 「寿命」という点では、通電を続けることで、コンデンサや電子回路が高温状態で維持されることで、劣化が早まる可能性があります。



 でも、「寿命」以前に、電気がもったいないです。「待機電源」ではなく、電源を入れっぱなしということですよね? 毎日22時間は無駄電源・・・。

 「電源を入れてから数時間たってからの方が音質が良い」というのは、冷えた状態から温まって来る状態では、電子回路の特性が変わるので、温まって動作が安定してから聴いた方がよい、ということかと思います。特に真空管はヒータが物理的に温まることが必要ですから。
 ご自分の耳で、音質がよいかどうか判断して、違いがあるなら聴く一定時間前(平日なら帰宅時など)から電源を入れるようにすればよいだけでしょう。違いが分からなければ、聴く直前に電源を入れることで十分でしょう。

 原子力に賛成か反対か分かりませんが、それ以前にやはり「省エネ」は心がけた方がよいかと思います。
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この回答へのお礼

原子力発電所の再稼働には反対です。ご丁寧な解答有難う御座いました。

お礼日時:2013/10/20 16:21

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