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詰まりかけてます。よろしくお願いいたします。

「製造間接費を各製品の直接作業時間を基準に各製造指図書に予定配賦した。
なお、各製品に要した直接作業時間は20時間であった。」

予定配賦と言うのは、言葉の響きから「今から作るけどこれぐらいかかるかも」
って感じかと思ってたんですが、問題文のように実際の操業度を元に計算する
から、 仕掛品/製造間接費 の仕訳は完成時にするんですか?
そうすると 製品/仕掛品 の仕訳も同時にすることになりますよね。
もしかして月末に仕訳するんでしょうか?
でも差異が発生した場合の仕訳も月末にするんですよね。
んんんいろいろタイミングが良く分かりません。

あと、予定配賦の前に 製造間接費 / 費用 の仕訳も当然しなければ
ならないと思いますが、これは費用の発生した時点でいいのでしょうか?
予定配賦の仕訳の後になる可能性もありますか?

済みません、出来るだけ噛み砕いてお教えください。

A 回答 (2件)

こんにちは。

前回のご質問に引き続き回答します。

予定配賦とは、材料における予定消費単価や労務費における予定賃率のように、製造間接費について単位操業度あたりの価格(単価)を定めておいて、それを操業度に応じて仕掛品勘定に計上する作業です。したがって操業度が分かれば仕掛品勘定に計上できることになります。つまり、

仕掛品/製造間接費

の仕訳は操業度判明時に行なうことができます。このメリットは製造間接費の実際発生額が集計できていなくても計上できることです。つまり製造間接費の集計と差異の把握は後からできます。

これらのことから、製造間接費の予定配賦に関する作業のタイミングとしては、

(1)予定配賦(実操業度判明時)
     仕掛品/製造間接費  の仕訳
(2)製品勘定への振替
     製品/仕掛品     の仕訳
    この仕訳は製造間接費以外の他の要素(材料費・労務費の仕掛品への計上額や期末(月末)仕掛品の作業進捗度)なども判明したときに行ないます
(3)製造間接費実際発生額の計上
     製造間接費 / 費用 の仕訳
    実際に集計できるのは期末(月末)以降でしょうから上記(1)(2)より後のことになります。
(4)製造間接費配賦差異の計上
      製造間接費 / 製造間接費配賦差異
   又は 製造間接費配賦差異 / 製造間接費 の仕訳
    これは(3)ができれば即座にできます。
(5)差異の分析
    前回のご質問で材料消費価額差異や賃率差異について見たことと同様です。
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この回答へのお礼

とても丁寧な解説に感謝いたします。随分とスッキリしました!
(1)の実創業度の判明時期が未だはっきりしません。素人考えでは、月末時点ではじめて当月の操業時間が分かるんじゃないか、と思うんですが・・合っていますか?
(3)の疑問は晴れました。「製造間接費の残高がマイナス(貸方)からスタートする可能性があるんじゃないか?でもそれっておかしいんじゃないの?」ってずっとモヤモヤしていました。
(4)については、当方の使用している参考書には「差異の調整は月末」と書かれていたため、実際の製造間接費の確定が月末なのかと思っていましたが、便宜上なのでしょうね。

お礼日時:2013/12/29 10:50

工業簿記・原価計算の計算や仕訳は内部取引であり、原則として月次サイクルで行います。


内部取引とは、外部取引と反対の意味です。外部取引の例としては、製品の売上は対外的な売掛金が発生、材料の仕入は買掛金が発生し、旅費などの経費は現預金の流出を伴います。

これに対して工業簿記・原価計算の内部取引では、各費用科目から製造間接費への振替、原材料や製造間接費から仕掛品への振替、仕掛品から製品への振替など、いずれも現預金や債権・債務を伴うことはありません。

月次で行う理由は、原価計算の目的がコスト管理、経営管理や価格決定の情報を得るためであり、財務会計のような年次サイクルではタイミングが遅すぎるのです。

このような実務上の要請があるからでしょう受験簿記においても工業簿記・原価計算の設問はほとんどが月次サイクルで出題されています。

ですから、仕訳のタイミングにおいても現預金の動きや債権・債務の発生等に影響を受けることはないので、日々の仕訳をする必要はなく月次で行えば十分ということになります。

この場合、実際原価計算の場合は、計算や仕訳の順番も物の流れの順番に従わざるをえませんが、お書きのような予定配賦の場合は、製造間接費の実際額が未集計の段階でも、仕掛品への振替を行うことができる訳です。

各企業の実務では個々に異なるかと思いますが、受験簿記に限っていえば、特に仕訳を伴う設問では月次以外はないと考えてよいのではないでしょうか。
そして、大抵の設問は標準配賦率や予定配賦率を使いますので、仕訳の順番に前後関係は考える必要はないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>>大抵の設問は標準配賦率や予定配賦率を使いますので、仕訳の順番に前後関係は考える必要はないと思います。

きっと仰る通りなんでしょうね。
しかし私のように勘が悪く、手探りで勉強を進めている人間が流れや仕組みを理解するには、明確なパターンがあった方が助かるんです・・・。
そのような典型的な仕訳のタイミングというものがあるとしたら引き続き教えていただきたく存じます。

お礼日時:2013/12/28 21:01

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