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一年分の保険料を100円を支払った、

(1)保険料100, 現金100

当期分が80円だとすると、来期分の20円前払いしたことになる。

決算時に
(2)前払い保険料20, 保険料20

次期を迎えたら再振替仕訳する
(3)保険料20,前払い保険料20


日商簿記3級受験を一か月以内に控えて、今考えている場合ではないのですが、どうして(2)と(3)が必要なのですか。


両者は無くてもいいと思うのですが

A 回答 (2件)

何のために決算をするのかを考えるべし。

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企業会計には「費用収益対応の原則」があります。


今期の売上に対しての経費はいくらかを明白にすることが必要なのです(※)。
そのため、今期に支払いしたが、中身は来期の経費にするべき「前払い費用」は、按分して経費から外す(2)の処理が必要なのです。

翌期になれば、前期に支払った前払い費用は「今期の経費となる」のですから(3)の仕訳を起こします。

ちょっと言葉を崩して述べましょう。現実的な話ではありませんが、理解のため便法です。

業務で使用するガソリン代は、ガソリンスタンドで入れて代金を支払い経費にします。
ガソリンスタンド経営者が、
「一回一回精算してくれなくても良い。
ついては、向う5年間分のガソリン代として500万円を一括で払ってくれたら、その期間はガソリンを入れ放題で提供する」という申し出をしてきて、企業が「それはええで」と認めたとします。
一斉の!で500万円支払いました。
さて、この支払いは「支払った年度」に全額費用にしてしまってはアカンというのは、簿記学習をしてる人でなくてもわかります。
「毎年100万円を経費にするってのが、あたりまえだわ」
その際に、実際に記帳をするのに「え~~と。確かに500万円は払ったんだけどさ。向う4年間分も一緒に払ってるのだからぁ、、、」
として前払い費用として400万円を計上しておくわけです。

考え方の基本は「現金が手元からなくなってる」つまり「支払をした」からと言って、その支払った年度の経費にしてしまってよいのか?という当然に「それはアカンだろ」という行為を「簿記ではどのように処理するか」です。

このように各勘定科目には「どういう時に使用するか」目的があります。
試験通過のために「この問題は、これを書く」と丸覚えしてもいいですが「どうしてそういう処理が必要なのか」を考え、平たい言葉で理解をするようにすると、答えを覚えるのではなく「原理原則」「理屈」を理解できますので、見たこともない問題が出ても答えが導くことが可能です。

簿記3級レベルですと「原理原則など考えなくても良いので、こうなると覚えてしまえ。」という面が強いです。
その後2級1級と高い級を通過するには、3級レベルで「原理原則」まで理解しているかどうかで学習進度が違います。上級を今後目指すのでしたら、目の前の3級合格「だけ」をする試験勉強は避けて「原理原則」を知るようになさると良いです。
原理原則を覚えておけば、一生忘れません。


その理由は、ちと難しい話なのですが、税金の計算がそれを求めるからという考えと、企業に出資してる株主に平等に配当を分けるためという考え方があります。
第4期に上記のガソリン代500万円を経費にしたら、その期は「利益が少なく計算される」ので株主への配当金が少なくなります。
対して第5期第6期第7期第8期には、ガソリン代が計上されませんので、その分利益が多く計算され、株主への配当が多くなります。
第1期と第2期以後の株主は平等ではなくなります。
これではアカンので「費用収益を対応させて、何期に株主になっていても平等であることにする」訳ですね。
きちんと前払い費用処理してるのに、第1期よりも第2期の株主の方が配当が多かったとなれば、単純に「頑張って儲けたから」という理由が考えられるのです。
前払い処理をしてないので、第一期の株主は第2期以後の株主より損こいてるというのはイカンのです。

食料を「これは今日の分、これは明日の分」と分けておくのと似てますかね。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます

教科書にも、この説明があるべきですね。

お礼日時:2017/02/04 02:37

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