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It is important to discuss what kind of archive art history can draw upon, as the range of material used to construct these histories extends well beyond the works themselves. For instance, history has its documents, written records of the past; archaeology focuses on the material record, physical remains of the past; whilst anthropology looks to social rituals and cultural practices as a way of understanding past and present peoples. Art history can draw upon all these archives in addition to the primary archive of the artwork. In this way, art history is the stepping stone into various ways of interpreting and understanding the past.


この英文の最初の部分の訳がよくわかりません。

It is important to discuss what kind of archive art history can draw upon, as the range of material used to construct these histories extends well beyond the works themselves.

どんな種類のアーカイブ(記録保管所、公文書、古記録?)に、芸術史は頼る?(draw upon)ことができるかを議論することは重要です。
これらの歴史を構成するために使われる材料の範囲が、作品(研究?)それ自体を越えてよく広がっているように(として?)

as以下はどういうことを言っているのでしょうか?

また、used toはここでは過去の習慣や状態を表したものではないのでしょうか?


(この英文の前(前節)にある最後の部分です)

I aim to set out how histories of art have been constructed, to describe the ways in which we have been encouraged to think about art as a result, and also to introduce other ways of thinking about the visual in terms of its history.

よろしくお願い致します。

『ART HISTORY--Evidence and analysis in art history』:Dana Arnold

A 回答 (4件)

作者が言っている事はどんな種類の資料を利用して美術史を書けば良いか・・・



美術史を書く上で、どの様な種類の保存記録(歴史・考古学・人類学等の資料)について、または、公文書館(左記に示した学問上の資料を保存してある公文書館)を利用すれば良いのか検討することが(良い美術史を描く上で)重要になる。

と言うのも、美術作品、それ自体を語る以上に、美術史を書く上で、検討すべき資料の範囲が多岐(歴史、考古学、人類学・その他の学問)わたっているがためである。


as以下はどういうことを言っているのでしょうか?

文法解釈は、asの後に名詞がこれば前置詞で、節がくれば、時間または理由を示す接続詞となる。asのまえにカンマが無ければ、時間(at the same time that; while)でカンマがあれば理由(for the reason that; because)と理解しておけば良い。

また、used toはここでは過去の習慣や状態を表したものではないのでしょうか?

貴方が訳した{これらの歴史を構成するため}が正しく、過去の習慣や状態を表したものではない。

the range of material (that is) used (in order) to construct these histories

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC% …
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この回答へのお礼

回答してくださってありがとうございます。
作者が言いたいことを最初に示していただき、
英文全体をまとめてくださり内容がよく掴めました。
質問の個所の解説とアーカイブの参照リンクもありがとうございます。

お礼日時:2015/01/12 23:37

> It is important to discuss what kind of archive art history can draw upon, as the range of material used to construct these histories extends well beyond the works themselves.



 archive はご指摘の意味で間違いはないのですが、辞書の定義はいくつも出ているので、初めからそれを確定して次を読もうとすると、そこで立ち止まって文の流れを見失ってしまう危険があります。とりあえずそんなふうなものと思って先を読み進んでいくか、あるいは 「アーカイブ」 なんてカタカナを頭の中で響かせながら読んでいってもいいのではないかと思います。

 それから draw upon については、辞書を引かれたのかもしれませんが、辞書の定義に引きづられてしまった感があります。素直に draw という動詞として読めばいいだけです。

 archive の定義として 「公文書、古記録」 といったものを示しておられます。それらはどちらも 「文書」 であるという共通点がありますね。文書というのは 「書かれたもの」 です。その 「書く」 もしくは 「描く」 というのが draw という動詞で表されています。

 つまり、ある 「文書 (の上に) に書く」 ということで draw upon a archive という表現をしているわけです。「文書の上に」 か 「文書として」 か、そのようなニュアンスを upon という前置詞で表現していると思われます。

 すると archive = 文書 なのか、と問われるかもしれません。広い意味では 「文書」 でも良さそうに思えます。でも単なる 「文書」 という意味なら document という語も使えそうですが、archive という語を用いているからには意図があると考えた方が良いかもしれません。

 その前後に、他の分野における 「文書」 のことに言及しています。すると、著者がここでいう archive とは、実用的なその場限りの役に立てる類の文書ではなくて、文化遺産のような価値を持つものとしての文書 (学術的な文書も含めて)、後世に残るような文献のことを意識しているものと考えられます。

 日本語ではそこまで区別する必要はないかもしれませんが、英文として読む場合にはそこまで意識して読む方がいいかもしれません。

 しかし面倒なら、単に 「文書」 と思って読んでも問題はないと思います。

 仮に前半だけを訳してみると

  → どのような種類の芸術史を書き表そうとするのか、それをはっきりさせておくことが大事である。

> as the range of material used to construct these histories extends well beyond the works themselves

 次に後半を見てみます。

 冒頭の as は 「理由」 を表すものだと思われます。

 the range of material は 「素材の範囲」 で、「素材」 というのは、書こうとする内容の対象となる事柄のことであろうと理解されます。

 used to construct these histories の used to は (which is) used というふうに関係代名詞が隠されていて、そこからつながる過去分詞形と見るのが自然です。

 そうすると 「これらの歴史を形作るのに用いられる (ところの)」 ということになり、関係代名詞の先行詞を含めて訳すと 「これらの歴史を形作るのに用いられる (ところの) 素材の範囲」 という直訳ができます。

 次の extends は前にある the range を受けてのもの。「素材の範囲を広げる」

 最後に well beyond the works themselves で、これは副詞句になっています。「それら (複数の) 作品それ自体を十分に越えて」 というのは、「素材の範囲」 ということと関係させた表現です。過去の個々の芸術作品はそれぞれの時代や社会に属するものですが、そこに固定したままでは芸術史の対象とはなりません。歴史の流れの中に位置づけるという作業が必要で、その作業をすることが芸術史というものです。そのことを述べているわけです。

 意味は分かるのですが、それを日本語の文で表現するのは、これは翻訳能力というものが必要で、私のような素人には至難の技です。内容が分かれば良いのなら、翻訳の仕方にこだわられる必要はないと思います。翻訳技術の方面を研鑽なさっているのであれば、あとの仕上げはそちらにお任せしたく思います。

 英文として読む際には文の頭から理解していくわけですが、日本語で示そうとすると、原文の流れをねじ曲げた方がそれらしい文に見えることがあるので、ここでは、あえて前後を逆転させて訳してみます (こうするのが良いというわけではなくて、1つの例としてやってみただけです)。

 「これらの芸術の歴史を構成するにあたっては、その素材とするものが属する背景を拡張してより広い視野に立つ必要があるのであるから、どのようなタイプの芸術史を記述しようとするのかを明確にしておくことが重要であると考える」
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この回答へのお礼

回答してくださってありがとうございます。
大変詳細に解説して頂いていろいろなことが勉強になりました。
asの取り方ができていなくて内容がちゃんと把握できていませんでした。
内容がもっと掴めるようにしたいです。
ありがとうございます。

お礼日時:2015/01/12 23:36

>この英文の最初の部分の訳がよくわかりません。


⇒以下のとおりお答えします。

(部分訳の添削)
>どんな種類のアーカイブ(記録保管所、公文書、古記録?)に、芸術史は頼る?(draw upon)ことができるかを議論することは重要です。
⇒芸術史(の研究のために)は、どんな種類のアーカイブ(公文書館)を利用することができるかを議論することが重要です。

>これらの歴史を構成するために使われる材料の範囲が、作品(研究?)それ自体を越えてよく広がっているように(として?)
⇒これらの歴史を構成することが常であった材料の範囲が、作品それ自体を越えてかなり広がっているので

(ご質問への回答)
>as以下はどういうことを言っているのでしょうか?
⇒「~なので」と理由を表しています。

>また、used toはここでは過去の習慣や状態を表したものではないのでしょうか?
⇒はい、おっしゃるように「過去の習慣や状態を表したもの」だと思います。

(ご質問原文の対訳)
>It is important to discuss what kind of archive art history can draw upon, as the range of material used to construct these histories extends well beyond the works themselves.
⇒芸術史の研究には、どんな種類のアーカイブ(公文書館)を利用できるかを議論することが重要です。これらの歴史を構成することが常であった材料の範囲が、作品それ自体を越えて大きく広がっているからです。

以上、ご回答まで。
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この回答へのお礼

回答してくださってありがとうございます。
全体的によくわかりました。
対訳もわかりやすかったです。
ありがとうございます。

お礼日時:2015/01/12 23:35

はじめまして.



英語に関して初心者の域を出ない者ですので,間違っている可能性大ですが,私は次のようなこと考えてみました.

ここでのasは理由を表す接続詞,materialは「資料」,historyは「由来」

でas以下全体は

「こういった由来を構成するのに使われる資料の範囲は,作品それ自体の範囲を大きく超えているので」


こういう文化的なことには疎いので難しいことはわかりませんが,その作品だけではなくその周辺を含めて広く調べていくことが必要・・・といったようなことを言っているのではないでしょうか?

英語の達人の皆さまからのご回答をお待ち下さい.失礼しました.
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この回答へのお礼

はじめまして。
回答してくださってありがとうございます。
as,material,historyのところと大意がよくわかりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2015/01/12 23:33

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