一回も披露したことのない豆知識

はじめまして。こんばんは。

現在、修士2年。4月から博士1年になります。専攻は工学。主に都市デザインです。
まだ、技術士補ではなくて、10月に試験を受けます。その勉強は進めているのですが、その後の技術士へ向けて疑問があります。

順調に進んだとして(人生は波乱万丈ですが・・・)、技術士一次が通り、博士課程を修了し、博士号を取得します。その後、大学に残り研究員か助手へ進みたいと思っています。つまり企業へ就職せずに研究を仕事となります。そこで疑問があります。

いくつかの技術士関係のHPを見ると、仕事での実務経験(実社会でできあがっている開発)が論文や口頭試問の題材となっていますが、私の場合は研究なので、提案が多く、実物となる可能性は低いと考えられます。
技術士二次試験を受験する資格は実務経験が必要となりますが、実際の開発(物)になっていないと実務経験には入らないのでしょうか?

また、技術士補となり、技術士の補助を4年間すると二次の受験資格ができますが、指導教員が技術士を持っていると補助をしているとみなされるのでしょうか?(私の指導教員は持っていません)

どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

建設部門と思いますが、部門によって異なるかもしれませんので、建設部門という前提で読んでください。



まず、大学院の研究も実務期間に算入できましたので、おそらく受験資格としては認められると思いますが、技術士会に問い合わせたほうが確実です。
技術士会は問い合わせに対して、丁寧に対応してくれますので、ご自分で確かめてください。

なお、建設部門の試験科目は建設一般(記述式)・建設一般(択一問題)、専門とする事項に関する記述式そして経験論文です。これに合格した人のみ口答試験に進めます。

経験論文は研究論文ではないといわれています。これについては、研究所勤務の人から聞いた話では、開発研究のようなもので書いたときは不合格で、現場支援の内容で論文をまとめたときに合格したといっていましたので、研究分野に偏っていると不利にはなると思います(どちらかというと課題解決の結果どれほど工期短縮・コストダウンしたかなど具体的数値が上げられていることが望まれるといわれています)。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。早速、技術士会に問い合わせしてみます。まだまだ長い道のりですが、じっくりとしっかり勉強していきます。

お礼日時:2005/03/18 04:04

 こんにちは。



 実務経験=現場経験と厳密に考えなくても大丈夫ですよ。

 たしかに試験のしくみから言うと、現場に近い人間が圧倒的に有利であることは間違いないと思いますし、大学内での研究よりは、No.1の方が言われているように現場支援的な業務の方がウケは良いのではないかと思います。

 たとえば貴方の分野でしたら、「○○市の都市計画策定に際し、都市景観・環境保全の観点から検討を行うためのシミュレーションプログラムを開発し、実際にシミュレーションを行った。これまでの同種のプログラムに比較して・・・・・・という特長があり・・・・・。これを元に、現在○○市では市の重要文化財である△△を保全すると共に観光振興の両立を目指した都市計画が進められるに至っている。・・・・・」とかいうストーリーで経験論文が書ければテーマとしては間違いなく合格でしょう。

 経験論文は多少なりとも、独自性とか本人のアイデアとか、工夫した点などが求められます。そしてそれが何らかの形で社会貢献しているということをアピールする必要があります。(その意味するところは技術士法を見ればご理解いただけると思います)単に設計基準に基づいて問題無く淡々と設計しました、施工管理を行いました、ということではインパクトに欠けますので、文章が非常に巧く書かれていたとしても合格点を貰えるかどうかは疑問です。

 実際のテーマとしては、物(建設部門であれば構造物ということになりますが)ができあがって無くても大丈夫です。私が取ったときの経験論文は、ある構造物の基本設計レベルの話で、その後は私が実際に担当していたわけでは無かったので、「それを元に実施設計、施工が進められプロジェクトの進捗が図られている・・・・」と結んだ記憶があります。

 今後は大学も生き残りが厳しいでしょうから、その存在価値を高めるためには、より現場のニーズに合致した研究や現場支援が必要になってくるでしょうね。がんばって技術士を取得されること、将来優秀な技術者をたくさん社会に送り出されることを期待しております。

 あ、偉そうなことばかり書きましたが私もまだまだ駆け出しの技術士です。^^;

この回答への補足

今回はとてもわかりやすい回答をお二方から頂戴することができて、これからの目標(道のり)とやるべきことが見えてきました。今の研究も、その技術も早く社会に貢献できるように、頑張って勉強して、経験していきたいと思います。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

補足日時:2005/03/18 04:08
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
学術論文と経験論文の違いについてとてもわかりやすく、理解することができました。とてもやる気になってきました。早く、技術士になって地域社会に貢献していきたいと思います。

お礼日時:2005/03/18 04:07

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